植物を使った小学生の自由研究ネタ6選
植物を使った自由研究は、観察以外にもさまざまな方法があります。お子さまの興味がある分野と植物をからめて研究すれば、よりいっそう楽しく取り組むことができます。
観察日記をつけよう(低学年向け)
観察日記は、植物の自由研究では定番のテーマです。発芽のようすや、本葉が出て生長していくようすなどを日ごとに観察するため、植物が生き物であるということを実感できます。同じ科の植物であっても、葉の形や茎の形状などさまざまなところが違うので、何種類か同科の植物を集めて比較するとおもしろい研究になりますよ。
植物絵の具で絵を描こう(低学年~中学年向け)
植物をすりつぶしたり、煮出したりして作った汁を使って絵を描くのも、おすすめの自由研究です。実際に目にしている植物の色と、液体にした時の色合いの違いに気づけますよ。また、意外な植物から鮮やかな色が取れることもあるので、わくわくしながら研究できます。思いもよらない色に出会うおもしろさを、ぜひ一緒にに体験してみてください。果物や野菜を使うと、さらにバリエーションが豊かになります。
ビタミンCが多い野菜の実験!(5年生、6年生向け)
うがい薬に含まれているヨウ素は、ビタミンCと反応すると透明になるという特徴があります。この特徴を活かし、どの野菜にビタミンCが多いのかを調べられます。野菜にはビタミンCがたくさん含まれている…と教えられていても、実際にどのくらい含まれているのかを目で見る機会はあまりありません。さまざまな野菜や果物を使って、調べてみるのもおもしろいですよ。
実験で用意するもの
- うがい薬(ヨウ素が含まれているもの)
- 野菜や果物
- 透明なグラス(プラスチック容器でも可)
- スポイト
- ミキサー(おろし金)
- キッチンペーパー
- 水
実験の手順
- 野菜や果物はミキサーなどですりおろす
- 1.をキッチンペーパーで濃し、汁だけを取り出しておく
- 浄水10mLに対しうがい薬1滴を混ぜ、ヨウ素液を作る
- 調べたい野菜や果物の数だけ3.を準備し、透明カップに10mLずつ入れておく
- スポイトで2.の汁を吸い上げ、1滴ずつ4.のカップに落としていく
- 5.をどのくらい垂らしたら4.が透明になったかを記録する
野菜や果物で毛糸を染めてみよう(5年生、6年生向け)
小学校5年、6年生くらいの火が使えるお子さまには、野菜や果物で毛糸を染める自由研究もおすすめです。野菜や果物の皮を使って布を染めたあとは、その布で手芸品も作れるので、自由研究の幅が広がります。沸騰したお湯を扱ったり、煮出して熱い状態の毛糸を触ったりするので、やけどに気をつけながら行いましょう。
毛糸染めで用意するもの
- 野菜や果物の皮
- 白の毛糸(ウール100%)
- ミョウバン
毛糸染めの手順
- 毛糸と同量の野菜や果物の皮を用意する
- ミョウバンは2gを1Lのお湯で溶かしておき、小分けにする
- 鍋に1.の皮を入れ、ひたひたの水で沸騰してから20分ほどゆでる
- 3.の皮を取り除き、煮出した汁を鍋に戻して毛糸を入れて10~15分ほど煮る
- 4.の毛糸を2.のミョウバンに漬けて、色を留める
- 軽く水洗いして乾燥させ、完成
オリジナルレシピを開発しよう!(5年生、6年生向け)
お料理が好きなお子さまなら、自分で育てた野菜やハーブを使ってオリジナルレシピの開発をするのもおすすめです。植物の観察から料理への利用までまとめて網羅できるので、一貫性のある自由研究ができますよ。包丁や火を使うので、調理中は十分な注意が必要です。
まとめ
自由研究におすすめの植物は、お子さまが育てやすいこと、夏休みをうまく利用できること、観察するときにおもしろいポイントがあることの3点がポイントです。また、観察だけではなく、絵を描いたり糸を染めたりなど、植物をさまざまな角度で楽しむ自由研究もおすすめですよ。お子さまが興味のあるテーマで、楽しく取り組めるものを見つけてみてくださいね。
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