ドライハーブの作り方!素材となるハーブの種類から乾燥や保存方法まで紹介!

ドライハーブの作り方!素材となるハーブの種類から乾燥や保存方法まで紹介!

ドライハーブとは、生のハーブを乾燥させたものです。乾燥させることで香りが凝縮されるため、少しの量でも濃厚な香りを楽しめます。作り方は簡単で、料理やハーブティーなどさまざまな用途に使えておすすめです。この記事ではドライハーブの作り方や保存方法のコツを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ドライハーブ(乾燥ハーブ)とは
  2. 2.ドライハーブの作り方
  3. 3.ドライハーブの保存方法と注意点
  4. 4.ドライハーブにおすすめのハーブの種類
  5. 5.ドライハーブの活用方法
  6. 6.ドライハーブを作ってみよう

ドライハーブにおすすめのハーブの種類

セージ

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セージは、サルビアに似た花を咲かせるシソ科の植物で、コモンセージやガーデンセージとも呼ばれます。ハッカやヨモギのようなさわやかな強い香りが特徴で、臭い消しや脂肪を分解する働きを持っているとされるため、肉料理などの香り付けに好んで使われます。ハーブティーにしても、そのまま天ぷらにしてもおいしいです。

セージの効能

セージは、炎症抑制や抗菌作用、収れん作用、血行促進などの働きを持っています。のどの痛みをはじめ、口腔内の炎症予防、女性の月経関連や更年期特有の症状の緩和、美肌効果などが期待されています。また、セージの香りには頭をスッキリさせ心を落ち着かせる働きがあり、リフレッシュ効果への期待も高いです。

ホワイトセージ

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ホワイトセージは、カリフォルニアの広大な大地に自生するシソ科の植物です。ネイティブアメリカンが神聖な儀式の際に使用していた歴史ある「神聖なハーブ」の一つで、現代でもスピリチュアルな力があるとして人々に愛されています。薬草のような強い香りが特徴で、肉の臭みを消す働きがあるため、肉料理の香り付けによく使われます。

ホワイトセージの効能

ホワイトセージには「カルノシン」と呼ばれる成分が多く含まれています。老化の原因になる活性酸素の働きを抑える働きを持っており、生活習慣病予防や疲れにくい体作り、美肌などの効果への期待が高いです。香りによるリフレッシュ効果も期待でき、お香やアロマオイル、ルームスプレーなどにも好んで使用されています。

カルノシンは、活性酸素を抑える働きがあるため、老化の原因となる体のサビから守ってくれる働きを持ちます。細胞を正常に再生させ、肝機能をはじめ、体の機能を高める作用があるため、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があります。

ローズマリー

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ローズマリーは、淡いブルーのきれいな花を咲かせるシソ科の植物です。甘い香りとほろ苦さが特徴で、さまざまな料理やお菓子作りに活躍します。ローズマリーの葉には、香りの元となる精油成分が豊富に含まれており、ハーブティーや香水、石けん、ボディクリームなどの香り付けの基本材料によく使われています。虫よけとしても人気です。

ローズマリーの効能

ローズマリーには、血行促進や肝臓の働きを促す働きがあり、代謝アップや食欲増進効果が期待されています。さらに、ローズマリーが持つ香り成分は、頭をスッキリさせ集中力や注意力を高める働きを持っており、精神安定やうつ病予防の効果への期待も高いです。

ローズマリーの刺激的な香りは、神経を刺激して脳の働きを促し、頭の中をクリアにしてくれます。その他にも、気分をはれやかにして精神を安定させ、神経系の調和をとる働きもあるため、うつ病の予防にも繋がると期待されています

イタリアンパセリ

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イタリアンパセリは、パセリと同じセリ科の植物です。パセリに比べて葉は平たく、柔らかな食感と強めの香りを持っています。独特の香りを楽しめるため、ソースやドレッシングなどの風味付けによく使われています。葉の形がかわいらしいことから、料理のトッピングやサラダの具材としても人気です。

イタリアンパセリの効能

イタリアンパセリは強い利尿作用を持っており、腎臓の働きをよくする効果が期待されています。強い香りに含まれている成分は、食中毒予防の効果が期待でき、料理に使用することで保存期間を延ばせるメリットが得られます。そのほかにも、口臭予防、消臭効果などへの期待も高いです。

オレガノ

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オレガノは、夏~秋にかけて淡紅色の花を咲かせる、シソ科の植物です。よい香りとほろ苦さを持ち合わせ、さまざまな料理の風味付けや隠し味として利用されています。特にトマトやチーズとの相性がよく、イタリア料理には欠かせません。生でもおいしく食べられますが、乾燥させることでより香りが引き立ち、ハーブティーとしても人気です。

オレガノの効能

オレガノは強い抗菌作用や抗酸化作用を持っており、古くは民間薬としても利用されてきました。風邪予防やさまざまな炎症や痛みの鎮静効果が期待されています。また、体を温める働きもあるとされ、入浴剤としても人気です。

ペパーミント

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ペパーミントはシソ科の植物で、日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。メントールの含有量が多く、スーッとした強い香りと清涼感が特徴です。さわやかな風味を持つことから、デザートのトッピングや製菓材料に使われるほか、口臭ケアタブレットやハーブティーとしても人気です。

ペパーミントの効能

ペパーミントは消化器の運動を促進させる働きを持っており、胃の負担をやわらげ調子を整える効果があるとされています。さわやかな香りには心を落ち着かせる働きがあり、うつ病の症状改善や精神を安定させる効果への期待が高いです。消臭効果も期待できるため、口臭ケア用品の基本材料によく用いられます。

ペパーミントの清涼感ある香りには、精神を鎮静する効果があるとされています。神経の疲労やうつ状態などには気分をリフレッシュさせ、怒ったときなどの精神が興奮している状態においては神経を鎮める作用を持ちます。

ドライハーブの活用方法

活用方法①ハーブティー

材料(1人分)

  • ペパーミント(ドライ):スプーン1杯
  • レモンバーム(ドライ):スプーン1杯
  • お湯:コップ1杯分

※ドライハーブはお好みの種類のものを使用して構いません。

作り方

  1. ティーポットにペパーミントとレモンバームを入れる
  2. お湯を注ぎ3~5分蒸らす
  3. 茶こしを使用し、ティーカップに注ぐ

注意点

ドライハーブは砕くと香りが増すため、ティーポットに入れる前に少し揉みほぐしましょう。数種類のハーブをブレンドすると、さまざまな香りや味のハーブティーを楽しめます。飲みにくく感じる場合は、はちみつや砂糖を少し足してください。

活用方法②ハーブソルト

材料(小瓶(140g)分)
塩(岩塩・あら塩何でもOK)50g
■ ◆ドライハーブ(種類はお好みで)
オレガノ(ドライ)3g
タイム(ドライ)3g
ローズマリー(ドライ)3g
イタリアンパセリ(ドライ)3g

※ドライハーブはお好みの種類のものを使用して構いません。

作り方

  1. キッチンペーパーに塩をのせ電子レンジに入れ、600Wで1~2分加熱する
  2. 水分が蒸発しサラサラになったら、ハーブを混ぜる
  3. ミキサーやフードプロセッサーで粉砕する
  4. 密閉容器に入れる

注意点

塩の水分をしっかり飛ばすことで、ドライハーブの香りを長く保てます。加熱時間が足りないようであれば、10秒ずつ様子を見ながら加熱を繰り返してください。お好みでドライニンニクや鷹の爪を加えるとおいしさがアップします。

活用方法③入浴剤

ハーブで作るバスソルトの材料
・ドライハーブ 5g
・天然塩(大粒) 300g
・精油各種 合計20滴

引用元:Design with Tea Salon https://shop-dwts.com/html/page152.html

※ドライハーブや精油はお好みの種類のものを使用して構いません。

作り方

  1. 乳鉢に天然塩とドライハーブを入れ、よくすり混ぜる
  2. 精油を加えてよく混ぜる
  3. 蓋つきの容器に入れる

注意点

塩は、死海の塩や岩塩、海塩などを使用しましょう。ドライハーブや精油は、1種類でも数種類混ぜても構いません。ブレンドすることで、さまざまな香りを楽しめます。入浴剤の使用量は、1回の入浴に対して大さじ2を目安に調整してください。

ドライハーブを作ってみよう

Photo byMonfocus

ドライハーブはハーブの香りを凝縮できるだけでなく、長い期間楽しめるのも魅力です。ハーブティーや入浴剤、料理のアクセントなど使い勝手もよく、作っておくといろいろな場面で重宝します。お好みの香りのハーブがたくさん手に入ったら、ぜひドライハーブ作りにチャレンジしてみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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