12月1日の誕生花は?
12月1日の誕生花は「カランコエ」
あざやかな花とカラーリーフで見応えのあるカランコエが、12月1日(12/1)の誕生花です。アフリカ南部、東部、東アジアやアラビア半島など、広い地域に100種類もの分布があります。原種を元に改良された園芸品種も多数あり、生花店での取り扱いも1年を通して行われています。乾燥に強く手がかからないので、多肉植物デビューにもおすすめの花です。
名前 | カランコエ |
別名 | リュウキュウベンケイ(琉球弁慶) |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | アフリカ、アジアなど |
開花の時期 | 1月~5月 |
花の色 | 赤、白、ピンク、黄色、オレンジ |
暑さ / 寒さ | 強い / 弱い |
特徴 | 開花期が長い、カラーリーフ |
カランコエの特徴2選
特徴①発音から名付けられた名前
カランコエ(Kalanchoe)という名前は、フランスの植物学者ミシェル・アダンソンによる命名です。この属の一種が英語で「カランチョー」、中国で「加籃菜」の漢字をあてられたことから、その発音に近い「カランコエ」と名付けたとされています。日本ではリュウキュベンケイ(琉球弁慶)、ベニベンケイ(紅弁慶)などと呼ばれていますよ。和名に「弁慶」がついているのは、長い期間で花を咲かせ続ける力強さが由来です。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
カランコエの花言葉は「幸福を告げる」「あなたを守る」「たくさんの小さな思い出」です。祝福のベルに似たかわいらしい花姿や、たくさんの小花を咲かせるようすにちなんだ、心が温かくなるようなフレーズですね。ギフトは複数の色を寄せ植えした大きめの鉢も素敵ですし、ほかの多肉植物と組み合わせた、グリーン多めのアレンジメントも人気がありますよ。
カランコエの育て方
カランコエをはじめとした多肉植物は、肉厚の葉に水分を貯められるのが特徴です。乾燥よりも過湿に弱いため、水やりの頻度には注意する必要があります。また、日の長さが短くならないと花が咲かない「短日植物(たんじつしょくぶつ)」なので、屋内で管理するときには夜間の電灯を切るようにしてくださいね。栽培環境や肥料など、くわしいポイントを解説します。繁殖能力が高く、とても育てやすい花ですよ。
育て方①栽培環境
カランコエは鉢植えで栽培するのが一般的です。1年を通して、日当たりのいい場所で管理しましょう。6月~10月は雨の当たらない屋外、11月~5月は屋内のあたたかい場所に移動させます。湿気を嫌うので、風通しのよさも意識してくださいね。用土は市販されている多肉植物用培養土を使うと便利です。赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスを配合した土でもいいでしょう。
育て方②水やり・肥料
カランコエは乾燥に非常に強い一方で、過湿に弱い性質があります。6月~8月、12月~4月はやや乾燥ぎみに管理しましょう。5月、9月~11月は、表土が乾いたらその都度たっぷりと水を与えてくださいね。葉に水がかかると弱ってしまうので、水やりは株元に行いましょう。肥料は5月~9月に緩効性化成肥料、10月~12月に液体肥料を施します。花を長期間楽しみたい場合は、リン酸分を多く含んでいる肥料が効果的です。
育て方③植え付け・植え替え
カランコエの植え付けは、5月~6月と9月が適しています。用土は水はけのよさを重視してください。2年に1回のペースで植え替えを行い、株のリフレッシュを行います。根鉢を軽く崩して、古い土や根は半分程度落としましょう。根が細く切れやすいので、丁寧に扱うことがポイントですよ。このとき、切り戻しも同時に行うと効率的です。
12月1日の誕生花(カランコエ以外)
カランコエ以外にも、12月1日の誕生花は複数あります。ここではその中から、和風の香りで人々を癒す日本のハーブ「ヨモギ」と、ユニークな花姿の多肉植物「シャコバサボテン」について見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、ポジティブな花言葉を持つ植物ですよ。特徴や花言葉を知ると、より魅力的に感じられますね。
12月1日の誕生花①ヨモギ
春に芽吹くやわらかい葉の独特な香りで馴染み深いヨモギ(蓬)も、12月1日の誕生花です。花はあまり目立ちませんが、秋に淡い紫色の小花をたくさん咲かせます。名前の由来は四方によく伸びるから「四方(よも)草」、よく萌え出でるので「善萌」、お灸として使うときよく燃えるため「善燃」など諸説あります。花言葉は「幸福」「夫婦の愛情」。ギフトとして贈りたくなる、素朴で素敵なフレーズですね。
12月1日の誕生花②シャコバサボテン
シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)はブラジル原産のサボテンが改良されたものです。クリスマスの時期に開花することにちなんで、「クリスマスカクタス」とも呼ばれていますよ。小さな鉢でも育てやすく、濃いピンク色のかわいらしい花を咲かせるので、ギフトにもぴったりの観葉植物です。花言葉も「美しい眺め」「冒険心」「愛される喜び」「勝利」など、ポジティブなものが並びました。
12月1日にゆかりのあるもの
今日が誕生日の藤子・F・不二雄氏は、日本を代表する漫画家です。「パーマン」「キテレツ大百科」「ドラえもん」など、数々の作品を残しました。特に「ドラえもん」は15を超える国と地域で翻訳され、世界中の子どもたちに読まれていますよ。
12月1日の誕生石
12月1日の誕生石は「アイアンオパール」です。鉄鉱石の塊の隙間にできる「ボルダーオパール」のうち、硬いリモナイト(天然の錆)でおおわれたオパールを呼びます。研磨すると美しい光沢を見せることが特徴で、オパールの中でも特に「鉱物らしさ」を感じられる宝石です。シックな色合いと豊かな遊色効果は、女性へのギフトにとても人気がありますよ。
12月1日生まれの有名人
12月1日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はいて座、エネルギッシュで行動的な人が多いそうですよ。蝋人形作家のマリー・タッソーは、マダム・タッソーの愛称でも有名です。彼女の設立した蝋人形館は、イギリスの人気観光地のひとつとなっていますよ。
- マリー・タッソー(フランスの蝋人形作家)
- 鈴木敏文氏(経営者、セブン-イレブン・ジャパン創設者)
- 藤子・F・不二雄氏(漫画家)
12月1日の出来事・記念日
着信メロディの日
12月1日は「着信メロディの日」です。1999年のこの日、世界で初めて携帯電話用着信メロディが配信されたことにちなみます。当時はいわゆるガラケーが主流で、「家族」や「部活の仲間」「恋人」など、カテゴリーごとに別のメロディを設定できた端末も多くありましたね。
一万円札発行の日
1958年12月1日は、日本で初めて「壱万円札」が発行された日です。肖像に選ばれたのは聖徳太子。当時は千円札・五千円札にも聖徳太子が描かれており、すべての日本紙幣の肖像が聖徳太子でした。1958年当時、大卒の初任給の平均が12,000円前後だったこともあり、一万円札の誕生はとても歓迎されたといわれていますよ。
誕生日ギフトにカランコエを
丈夫で育てやすく、窓際や玄関など狭いスペースにも置けるカランコエは、ギフトにもぴったりの多肉植物です。カラーリーフが美しい品種も多く、開花期以外でも見応えがあります。「幸福を告げる」「あなたを守る」といったロマンチックな花言葉も、心を込めた贈りものにふさわしいフレーズですね。どの花色でも花言葉は共通しているので、相手の好きな色を選べますよ。