100均で買えるサボテン【㉝~㊴】
㉝花笠丸
花笠丸は、レブチア属(ウィンガルチア属)のサボテンです。4~5月ごろに黄色い花を咲かせます。初心者でも育てやすい品種です。
㉞金鯱(きんしゃち)
金鯱は、金色の棘が美しいエキノカクタス属のサボテンです。昔から、サボテンを代表する品種とされています。何十年も育てていると、巨大化して大きな球体になります。
㉟天晃(てんこう)
天晃は、おもにセリアで販売されています。六角で盛り上がった稜(水をためるなどの器官)と強い棘が特徴的な、テロカクタス属のサボテンです。白い花が咲くのも魅力です。
㊱チグリアナ
チグリアナは「花サボテンともいわれるロビビア属のサボテンで、初夏に大きな花を咲かせます。子株がどんどん出て大きくなるため、サボテンビギナーでも育てやすい品種です。
㊲姫将軍
姫将軍は、アウストロキリンドロプンチア属のサボテンです。鮮やかなピンクや赤の花が咲く1本の茎に、鋭い棘がたくさんついているのが大きな特徴です。花を楽しみたい方は姫将軍から育ててみるのもよいでしょう。
㊳千波万波(せんぱばんぱ)
千波万波は多縮玉とも呼ばれる、稜が多く美しいステノカクタス属のサボテンです。大きめの鉢に植え替えると、ゆっくり円筒形に成長して、春~初夏に紫色の花を咲かせます。
㊴そのほか
ダイソー、セリアなど100均で販売されるサボテンは、アストロフィツムやマミラリア、ウチワサボテンなど種類を表す名札がついている場合があります。正確な品種は、育てながら特徴や姿を見比べてみないと判断が難しいとされています。
ボタニ子
ボタ爺
ミニサボテンは品種の名前ではなく小さく仕立てたサボテンの総称じゃよ
100均で買えるサボテンの管理のコツ
コツ①置き場所
100均のサボテンは、基本的に4~9月ごろまではレースのカーテンごしの日光が当たるくらいの場所、10~3月は日光がよく当たる場所に置くのが最適です。特に真夏の直射日光に当てると葉焼けをおこして色が悪くなります。基本的に5~40℃の間で、雨や霜があたらない場所であれば室内でも屋外でも育ちます。
ボタニ子
100均サボテンは、年間を通しておしゃれに飾れる室内での管理がおすすめです。
コツ②水やり
100均サボテンには、春と秋は月に1~2回晴れた日に、鉢の受け皿に水が残らないように注意して水を与えましょう。夏と冬は、ほぼ水やりの必要がありません。鉢の土が完全に乾いていたら、夏は朝か夕方に、冬は午前中に少しだけ与えます。梅雨の時期の水やりは、多湿になりやすいため控えてください。
ボタニ子
サボテンの水やりは霧吹きを使わずにじょうろなどを使います。
ボタ爺
霧吹きを使うと春や秋は水の量が足りなくなり、夏や冬は水滴がついて熱がこもったり凍ってしまったりするぞ!
コツ③植え替え
100均のサボテンは、成長前の小さなサイズで販売されています。どんどん巨大化していく品種もあるため、大きくなるたびに成長に合ったサイズの鉢に植え替えましょう。基本的に1~2年に1回、春か秋の時期の植え替えがおすすめです。
用土
サボテンに適した用土は、鹿沼土と赤玉土と軽石を2:2:1の割合で配合します。100均で販売されているサボテン用の土を使うと簡単です。
植え替え準備
- ひとまわり大きな鉢
- 鉢底石
- 用土
- ピンセットか割りばし
- 手袋(棘が刺さらない程度の厚さがあるもの)
- はさみ
植え替え方法
植え替えるサボテンは作業の約1週間前から水やりを止めて、土を乾燥させます。植え替え後は直射日光の当たらない場所で管理して、少しずつ光に慣らしましょう。
- 鉢からサボテンを出す
- サボテンの根から優しく土を落とす
- 腐った根があれば切り落とし、切り口を日陰で4~5日乾燥させる
- 鉢の底が隠れる程度鉢底石を入れる
- 鉢の半分程度まで用土を入れる
- サボテンを根を広げた状態で鉢の用土の中に植える
- サボテンの周囲に用土を入れて、ピンセットなどで位置を調節して鉢を落ち着かせる
ボタニ子
水は植え替え後5~10日たってから与えましょう。最初はすぐに乾燥する程度の水でそのあと徐々に水の量を増やします。
コツ④害虫駆除
サボテンの棘や葉の間に、カイガラムシなどの害虫がつく場合があります。サボテンをこまめに観察して、害虫を見つけたらすぐに殺虫剤などを使い虫を駆除しましょう。
100均で買えるサボテンを大きく育てよう
サボテンは種類が多く、どのようなインテリアにもぴったりの植物です。100均でお気に入りのサボテンを見つけて、大きく育ててみましょう。
ミニサボテンという名札のついたサボテンもありますね。