1月8日の誕生花は?
1月8日の誕生花は「モクレン」
外側が紫色、内側が白色の上品な花を咲かせるモクレンが、1月8日(1/8)の誕生花です。古い時代に中国から渡来し、平安時代中期には辞書「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」にもその名が残っています。もともとは漢方として使うために植えられていましたが、現在では観賞用として人気が高い花木です。柑橘系に似た甘い香りは、香水の香料としても人気がありますよ。
名前 | モクレン(木蓮) |
別名 | シモクレン(紫木蓮)、マグノリア |
園芸分類・形態 | 花木、庭木・高木 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 4月 |
花の色 | 外側が紫、内側が白 |
暑さ / 寒さ | 強い / 強い |
特徴 | 落葉性、香りがある |
モクレンの特徴2選
特徴①花のようすにちなんだ名前
モクレン(木蓮)という名前は花のようすからつけられたものです。ハス(蓮)の花に似た清楚な花を咲かせる木ということで、木蓮と呼ばれるようになりました。古くはランにも似ているということで、モクラン(木蘭)といわれていたこともありますよ。別名のシモクレン(紫木蓮)に紫色が入っているのは、花の外側が紫色であることが理由です。
特徴②やわらかな印象の花言葉
モクレンの花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」です。多くの花が色とりどりに咲き誇る4月に開花し、自然を謳歌しているように見えることからこのような花言葉がつけられました。上品な咲きぶりに似合う、とても素敵なメッセージですね。大ぶりの花は数本でも存在感抜群で、花束やアレンジメントギフトにも人気があります。
モクレンの育て方
モクレンは暑さにも寒さにも強く、病気や害虫の被害も受けづらい花木です。庭木栽培の初心者でも、比較的簡単に花を咲かせられますよ。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」「剪定」など、育て方のポイントを順番に解説します。切り花は無造作に花瓶に生けるだけでも、凛とした雰囲気があって魅力的です。枝から切り離したあとも、1週間ほど楽しめますよ。
育て方①栽培環境
モクレンはそれほど樹高は高くなりませんが、横枝が張るため直径3m程度の広さは確保したほうが安心です。日当たりのいい場所で、のびのびと育てましょう。腐植質に富んだ、水はけのいい土を好みます。市販されている庭木用の培養土を利用すると便利ですよ。大きく育つため、鉢植えでの栽培は向いていません。
育て方②水やり・肥料
モクレンは植え付け後、しっかり根付くまでのあいだたっぷりと水を与えます。そのあとは、極端に乾燥したとき以外の水やりは必要ありません。肥料は若木の場合、成長期の5月と充実期の9月、休眠期の1月に緩効性化成肥料や固形油かすを施してください。成木の場合は、5月と1月の2回で十分です。
育て方③植え付け・植え替え
モクレンの植え付けは、落葉期の1月~3月上旬が適期です。元肥として腐葉土や完熟たい肥などをすき込んで、深植えにならないように植え付けましょう。モクレンは根が粗く、細根が少ないことから、移植は難しい植物です。大きく育つことも見越して、植え付け場所はよく考える必要がありますよ。
育て方④剪定
モクレンは自然と広卵形の整った樹形になりますが、開花後に剪定を行うことも可能です。新芽が出る前に、伸びすぎた枝や込み入った部分を切り取りましょう。基部から3芽ほど残して、外側に向いている芽の上で切るのがコツですよ。枯れた枝や徒長枝については、基部から切り取って構いません。
1月8日の誕生花(モクレン以外)
1月8日の誕生花は、モクレン以外にもいくつもあります。道ばたでひっそりと控えめな花を咲かせる「スミレ」や、まさに雪のように可憐ではかなげな花が人気の「ユキヤナギ」もそのひとつです。それぞれの特徴や花言葉について、くわしく見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、素敵な花言葉を持つ花ですよ。
1月8日の誕生花①紫色のスミレ
春にそっと花を咲かせる野花であるスミレ(菫)も、1月8日の誕生花のひとつです。山菜としても利用され、葉をてんぷらやおひたしにしたり、花を酢の物にしたりして食べます。花言葉は「誠実」「ひそかな愛」「あなたのことで頭がいっぱい」など、どれもロマンチックでギフト向きのフレーズですよ。そのほかの花色にも花言葉がつけられていて、「つつましい喜び(黄色)」「無邪気な恋(白)」「希望(ピンク)」などがあります。
1月8日の誕生花②ユキヤナギ
ユキヤナギ(雪柳)は日本の至るところに植栽されている花木です。開花期である春に、名前のとおり雪のように可憐な白花を咲かせます。公園や庭先でもよく見かける花木ですが、地域によっては絶滅が危惧されている貴重な花でもあります。花言葉は「愛嬌」「自由きまま」「愛らしさ」です。すらりと草丈の長い花なので、アレンジメントギフトやブーケのアクセントにも最適ですよ。
1月8日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、1月8日にゆかりのあるものをご紹介します。今日が誕生日の徳川綱吉は、江戸幕府の第5代将軍です。犬や猫、鳥や魚などの殺生を禁じる「生類憐みの令」を発布したことから、「犬公方(いぬくぼう)」という名前でも親しまれていますね。
1月8日の誕生石
1月8日の誕生石は「グリーン・トルマリン」です。結晶に熱を加えると電気を帯びることから、「電気石」という名前でも呼ばれています。トルマリンは複数のカラーバリエーションを持ち、中でも透きとおった緑色をしているものをグリーン・トルマリンと呼びます。まるで森林の中にいるような、見ていると心が落ち着く色合いが魅力です。ピアスやリング、ブレスレットなど、アクセサリーギフトとしても人気がありますよ。
1月8日生まれの有名人
1月8日生まれ(星座はやぎ座)の有名人には、以下のような人々がいます。アメリカ出身のエルヴィス・プレスリーは、「キング・オブ・ロックンロール」の異名を持つミュージシャンです。ヨーロッパでのロック文化を開拓し、ジョン・レノンやフレディ・マーキュリーなど、多くのアーティストに影響を与えました。
- 徳川綱吉(江戸幕府第5代将軍)
- エルヴィス・プレスリー(アメリカのミュージシャン)
- デヴィッド・ボウイ(イギリスのミュージシャン)
1月8日の出来事・記念日
平成はじまりの日
1月8日は「平成はじまりの日」です。1989年(昭和64年)1月7日朝に昭和天皇が崩御されたことを受け、その日の午後の臨時閣議で次の元号を決定。翌日の8日より新元号「平成」がスタートしました。最初の年号「大化」から数えて、247番目の元号です。「国の内と外、天地のすべてで平和が達成される」という意味を持っています。
モクレンはシンボルツリーにもおすすめ
庭園や街路、公園などによく植えられているモクレンは、春の街を彩る上品な花木です。花が開くとほんのりと甘い香りがあたりに漂い、華やかな心地にさせてくれますよ。肥料や水やりの手間もそれほどかからず、ガーデニング初心者でも育てやすいのも魅力です。庭の印象を決めるシンボルツリーとしても、存在感のあるモクレンはぴったりですね。
出典:写真AC