ベランダを緑化しよう！緑化アイデアや使えるアイテムをご紹介

ベランダ緑化には、柵などにしっかりと固定できる壁掛けタイプのハンギングバスケットがおすすめです。風で揺れる吊り下げタイプやフックが浅いものは落下の恐れがあるため注意してください。プランターの重さに耐えられる底部やフックの丈夫さも重要です。設置後は、ハンギングバスケットから柵の外に水や土をこぼさないように気をつけて管理しましょう。

ベランダに設置するライトは、太陽光で充電できるものがおすすめです。土にさすタイプ・置き型タイプ・つるすタイプなどがありますが、いずれも配線の必要がなく簡単に設置できます。蝶や星などの形やカラフルなライトも販売されており、100均でも購入可能です。風で飛ばされないようにしっかりと固定して使いましょう。

ベランダにスペースがあるなら、ガーデンファニチャーを置いてカフェスペースとして利用するのもおすすめです。人工ラタン・アイアン・アルミなどさまざまな素材のガーデンファーニチャーが販売されています。ゆったりとくつろげるガーデンソファや収納しやすい折りたたみ式なども人気です。ベランダの雰囲気にあうものを選んでください。

無計画にベランダ緑化を始めてしまうと、問題が発生する可能性もあります。必ず事前に注意点を確認しましょう。ベランダには避難経路としての役割もあるため、特に安全面には気をつけなければなりません。マンションなどの集合住宅では近隣トラブルの原因とならないよう周囲への配慮も必要です。

土や水の入ったプランターは重いため、ベランダの重量制限をオーバーしないように気をつけてください。大きな植物を置くときには軽い土などを使用して重量対策をしましょう。耐荷重の観点からは、ベランダに設置するアイテムもできるだけ軽いものがおすすめです。素材がアイアンやテラコッタなどのアイテムは、おしゃれですが重くなりがちなため注意しましょう。

ベランダ緑化を始める前に、しっかり水漏れ対策をとりましょう。天然芝を敷く場合には防水工事をしたり防根シートを敷いたりする必要があります。また、排水性の悪い人工芝なども長期にわたってベランダが湿った状態となり、ベランダの防水に影響を与える原因になります。土や枯れ葉による排水溝づまりにも注意してください。

ベランダの環境は方角や階数によって大きく異なります。たとえば、西日があたる西向きのベランダでは夏の暑さに、北向きでは日当たりの悪さに悩まされがちです。高層階では強風が吹くこともあります。また、一般的なベランダには柵があり、床部には日が当たりにくいです。そのようなベランダの環境を把握したうえで、植物の種類を選んだり配置を工夫したりしましょう。

集合住宅のベランダは緊急時の避難経路としても使われる「共有部分」です。ベランダ緑化をおこなうときには必ず事前に管理規約で禁止事項を確認しておいてください。また、伸びた枝葉や落ち葉などで周囲に迷惑をかけないように、植物の手入れや掃除、防虫対策などもこまめにおこないましょう。

地上よりも虫が少なく室内からの出入りもしやすいベランダは気軽にガーデニングを始めるのにおすすめの場所です。ベランダで栽培できる植物や野菜の種類もたくさんありますよ。緑化したベランダを室内から眺めれば気分転換や癒やしにもなります。ベランダのスペースを利用して、ぜひ緑化を楽しんでみてください。