家庭菜園でのマリーゴールドの植え方
植え方①同じ畝に植える
マリーゴールドは、メインの作物と同じ畝に植えるのが効果的です。株間や周りに植えるなど、家庭菜園の広さに応じて工夫してください。じかに種まきするよりは、育苗ポットに種をまいて育てておくか、市販のポット苗を使うほうが配置を決めやすいですよ。
植え方②同じプランターに植える
鉢植え栽培も、同じ鉢・プランターにマリーゴールドを植えます。1株で十分です。アフリカン系は大きく育つため、鉢植えには矮性品種かフレンチ系がおすすめです。
植え方③輪作する
マリーゴールドの生育期間は、4月~11月下旬です。晩秋から早春にかけて作物を育てるときは、先にマリーゴールドを植えていた場所に育てたい作物を植えると、センチュウ撃退効果が持続します。マリーゴールドを野菜と一緒に植えていた場合は、野菜の前作・後作の良し悪しがあるため相性を確認しましょう。
植える以外の活用<鋤き込む>
晩秋から早春の作物は、植え方③で紹介したマリーゴールドと輪作する以外にも方法があります。マリーゴールドの葉が枯れないうちに、作物を植える予定の場所にマリーゴールドを緑肥として土に鋤き込むことで、センチュウを撃退できます。細かく刻んで鋤き込むとよいでしょう。鋤き込んだあとは、2~4週間あけてから、植え付けてください。
マリーゴールドの基本的な育て方
マリーゴールドの苗は、霜の心配がなくなったころに植え付けます。土壌は特に選ばないため、一緒に植える植物にあわせるとよいでしょう。肥料は、鉢植えは一緒に植える植物に与えるだけで十分です。家庭菜園でもメインの作物用の追肥だけでよく、マリーゴールドには生育が悪い(葉の色が薄い)場合のみ、肥料を与えます。
種から育てる
マリーゴールドの発芽適温は20℃前後のため、温かくなってから育苗ポットに種まきします。小粒赤玉土か種まき用の培養土を使ってください。早めにまくときは、ビニールで覆いをして温かい温度に整えましょう。
管理と増やし方
鉢植えには表面の土が乾いたら、水やりします。庭に植えた苗は、いったん根付いたら水やりの必要はありません。大きく育ったときは、メインの作物の邪魔にならない程度に刈り込んで、風通しをよくしてください。剪定した葉を土に挿しておけば、発根して増えます。翌年用には、花後の種を採っておきます。種採り用以外の花は、枯れてきたら花がらを摘み取りましょう。
マリーゴールドを家庭菜園に生かそう
マリーゴールドは園芸店やホームセンターなどで種や苗が手に入れやすい植物です。対抗植物としての効果が期待できるうえに明るい花が長く楽しめるため、野菜などと一緒に植えると家庭菜園が明るくなりますよ。
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出典・筆者撮影