オリーブの実の栄養はどれほど?効果や食べ方は?食べ過ぎは注意?

オリーブの実の栄養はどれほど?効果や食べ方は?食べ過ぎは注意?

イタリア料理に欠かせないオリーブの実は、独特の風味と食感だけでなく、含まれている栄養素も注目されている食材です。オリーブの実が持つ栄養素やその働きを紹介します。渋抜きの方法やおすすめの食べ方について、ポイントや注意点も見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.オリーブの人気の理由は観葉植物としてだけではない?
  2. 2.オリーブの実の栄養と効果
  3. 3.オリーブの実の食べ方【下処理】
  4. 4.オリーブの実の食べ方【瓶詰め】
  5. 5.オリーブの実を食べ過ぎるとどうなる?
  6. 6.栄養満点なオリーブの実をおいしく食べよう!

オリーブの実の食べ方【瓶詰め】

Photo byulleo

オリーブの実は、塩漬けやオイル漬けなどの瓶詰めにしておくと、さまざまな料理に使えて便利です。手間がかかるように思えるかもしれませんが、渋抜きさえ済ませてしまえばあとは簡単です。手軽に作れるレシピがたくさんあるため、ぜひチャレンジしてみてください。

瓶詰めレシピ①塩漬け(塩だけで)

材料(2人分)
完熟オリーブ200g
水200cc×7日分
塩40g

作り方

  1. オリーブはお好みの方法で渋抜きする
  2. 保存容器に水気を切ったオリーブを入れる
  3. 2の上から塩をまぶす
  4. 冷蔵庫で1週間ほど寝かせる

塩漬けするときのポイント

  • 塩の種類を変えるとさまざまな味わいを楽しめる
  • 塩気が強いため、食べる前には1時間ほど水に浸けて塩抜きが必要

瓶詰めレシピ②塩漬け(塩水で)

材料
オリーブの実500g
水500cc
苛性ソーダ12g
塩約40g(2回分)
塩漬け用の水1000cc(2回分)
洗い用の水たくさん

作り方

  1. オリーブを苛性ソーダで渋抜きする
  2. 4%の塩水を用意し、保存容器に入れる
  3. 2に1のオリーブを入れる
  4. 水が濁るようであれば、数日間塩水を交換する

塩漬けするときのポイント

  • レシピでは苛性ソーダを使用して渋抜きしているが、ほかの方法でも大丈夫
  • 塩水につけた後、2日ほどで食べられる
  • 塩のみで塩漬けするよりも、塩味がマイルドに仕上がる
ボタニ子

ボタニ子

塩漬けのオリーブは、パスタやサラダ、ご飯に混ぜ込んでもおいしいよ!

瓶詰めのレシピ③オイル漬け

材料(約250cc瓶2個分)
ブラック&グリーンオリーブ各150g位
ハーブミックス適量
ニンニク1片
赤唐辛子2本
オリーブオイル適量

作り方

  1. オリーブはキッチンペーパーなどで水気を拭き取る
  2. ニンニクは皮を剥いて半分にカットする
  3. 赤唐辛子は種を取り除く
  4. 保存容器にオリーブ、ローリエ、ハーブミックス、ニンニク、赤唐辛子を入れる
  5. 4の上からひたひたになるまでオリーブオイルを注ぐ
  6. 冷蔵庫で保管する

オイル漬けを作るときのポイント

  • オリーブは渋抜きし塩漬けしたものを用意する
  • ハーブミックスは、さまざまなドライハーブに置き換え可能
  • オイル漬けのオリーブをスライスして酢をかけると、マリネとしても楽しめる

瓶詰めのレシピ④醤油漬け

材料
オリーブの実1瓶
醤油オリーブが浸る程度

作り方

  1. 瓶のオリーブをざるに上げ、軽く水洗いする
  2. オリーブの水気を軽く切り、保存容器に入れる
  3. 2の上から醤油をたっぷりと注ぐ

醤油漬けを作るときのポイント

  • オリーブは塩漬けしたものを用意する
  • 醤油に浸けると味が濃くなるため、しっかりと洗って塩気を取っておく
  • 醤油の代わりにめんつゆを使ってもおいしく仕上がる

瓶詰めのレシピ⑤ピクルス

材料(作りやすい人数分)
オリーブの実(3%塩漬け)200g
*米酢100cc
*白ワイン50cc
*ワインビネガー50cc
*水50cc
*はちみつ小さじ1
*砂糖大さじ1
*塩2g
☆ローリエ1枚
☆鷹の爪1本
☆ニンニク半片

作り方

  1. 塩漬けのオリーブは、洗って水気を取る
  2. 小鍋に*の材料を全て入れて火にかけ、沸騰後8分ほど煮詰める
  3. 火を止めて☆の材料を加える
  4. 保存容器に1を入れ、上から3を注ぎ入れる
  5. 粗熱が取れたら密閉して冷蔵庫で保管する

ピクルスを作るときのポイント

  • オリーブは塩漬けしたものを用意する
  • 米酢やワインビネガーは、お好みの酢でも代用可能
  • ピクルス以外にも、薄く切ってオイルをかけてマリネとしても楽しめる

オリーブの実を食べ過ぎるとどうなる?

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①塩分の摂りすぎ

市販で売られているオリーブは、長く保存できるために塩漬けにしてあるものが多く、食べる際は塩分の摂り過ぎに注意が必要です。塩分の摂り過ぎは、血圧上昇やむくみなど、あらゆる体の不調を引き起こします。商品によっては濃さを調整しているものもありますが、塩気が強い場合は、食べたり調理したりする前に塩抜きを済ませましょう。

②油の摂りすぎ

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オリーブは脂質を多く含み、食べ過ぎると油の摂取量も増えるため気をつけましょう。ただし、100gあたりのカロリーはグリーンオリーブが145kcal、ブラックオリーブが118kcalとそれほど高くありません。1日に5~6粒程度食べる分には問題ありませんが、ダイエット中の人や油を控えている人は、食べ過ぎないでください。

③腹痛や下痢を引き起こす

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オリーブに含まれている不溶性食物繊維は便秘改善に効果的な栄養素ですが、摂りすぎると腸の動きを鈍くしてしまい、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。また、腸の働きが悪くなると体内の便や毒素を出しにくくなり、便秘の原因になりかねません。オリーブはついつい食べ過ぎてしまいがちですが、食べるときは適量を心がけましょう。

栄養満点なオリーブの実をおいしく食べよう!

Photo byphotoAC

オリーブの実には、体に嬉しい栄養素がたっぷりと詰まっています。生のままでは食べにくいですが、渋抜きを済ませて瓶詰めにしておくと、さまざまな料理に使えて便利です。ヨーロッパでは定番のおしゃれな食材「オリーブ」を、ぜひおいしく食べてみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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