ヤマモモ(山桃・楊梅)とは?特徴や見分け方から食べ方までご紹介!

ヤマモモ(山桃・楊梅)とは?特徴や見分け方から食べ方までご紹介!

ヤマモモは赤く表面がつぶつぶしているのが特徴の果物です。季節限定の果物で産地以外で市場に出ることが少なく、甘さと酸味が絶妙なおいしさです。都会だとヤマモモは幻の果物、高級な果物ともいいます。今回はヤマモモの特徴や見分け方、育て方や食べ方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヤマモモとは
  2. 2.ヤマモモの特徴
  3. 3.ヤマモモの見分け方
  4. 4.ヤマモモの品種
  5. 5.ヤマモモのおいしい食べ方
  6. 6.ヤマモモの育て方
  7. 7.ヤマモモの収穫
  8. 8.まとめ

ヤマモモとは

出典:写真AC

ヤマモモ(山桃)は、関東、福井県より南西部方面の南西部の本州、四国、九州や沖縄などで自生をしています。漢名は楊梅(ようばい、アンメイ)と呼びます。赤いビーズを敷き詰めたような独特な見た目をした果実で、痛むのが非常に早いのが特徴です。食べ方は、ヤマモモの実をジャムにしたものやジュースにしたものなどが市場にはよく出回っています。痛みやすいのが特徴なので、ヤマモモの果実はポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存することをおすすめします。今は通信販売で苗なども販売しており、自分で育てることもできる果物です。

ヤマモモの花言葉

Photo bymanfredrichter

ヤマモモの花言葉は、「教訓」「 一途」「ただひとりを愛する」と、ロマンチックでプラスな印象です。季節は限られますが、誕生日プレゼントにヤマモモの苗や、ヤマモモの実を使用したケーキや焼き菓子などに花言葉を添えて贈れば、心のこもったプレゼントとしてきっと喜ばれることでしょう。花言葉の意味もロマンチックで、赤くかわいいビジュアルのヤマモモはプレゼントや飾り付けにぴったりです。

Photo by kanonn

何でも旬の食材はおいしいものですが、ヤマモモの旬の季節は短く、6月の中頃~約1ヶ月間程度であまり長くないという特徴があります。食べ頃のヤマモモの見分け方は、鮮やかな赤色をしている時です。赤黒い色になっていると熟し過ぎている状態になります。しかし、甘さと酸味のバランスが絶妙で、果実をそのまま食べたり、加工してタルトやジュースにしたりと、さまざまな食べ方ができます。是非旬の時期のヤマモモを食べて、その美味しさと栄養豊富さを堪能しましょう。

ヤマモモでアンチエイジング

Photo by Shigeyama

ヤマモモの実にはβ-カロテンが入っています。この成分はアントシアニンと同じく強い抗酸化作用があり、活性酸素による細胞へのダメージを修復する効果もあります。β-カロテンは生活習慣病の予防やがん・動脈硬化などの発症を予防してくれるので、アンチエイジングにも効果的です。また、美容によいヤマモモの食べ方として、ヨーグルトと一緒に食べるのが手軽でおすすめです。肌によい成分ビタミンCが含まれているヤマモモとお通じをよくするヨーグルトで、お腹の調子もよくなります。

ヤマモモは美肌効果もある

ヤマモモにはビタミンC、ビタミンB群も含まれています。これらのビタミンには疲労回復や肌の粘膜を保護する効能があり、美容や美肌には欠かせない栄養素です。他にもパントテン酸、葉酸、ナイアシンなどが含まれていますが、ナイアシンは現代人に多い糖尿病や脂質異常症などを治療する時にも使われることがあります。このように、ヤマモモには美容成分や体にいい成分が豊富に含まれているので、美容ドリンクや健康ドリンクの代わりにヤマモモを食べるのもよいでしょう。

ヤマモモの特徴

ヤマモモの味や食感は?

Photo by rhosoi

ヤマモモは、その名前から桃の味をイメージしてしまいますが、実際は柔らかい甘みの中に、桃よりも強めの酸味が感じられる味です。香りも強くいい香りがします。ヤマモモは他の果物にはあまり無いような食感があることも特徴で、硬めで粒々としている表面をかじると、中からみずみずしい果肉が溢れ出るおいしい果物です。

ヤマモモの産地

Photo by Shigeyama

47.1t
徳島県 32.0t
高知県 13.8t
岡山県 1.0t
兵庫県 0.3t

ヤマモモを生産している主な産地は徳島県や高知県です。温暖な気候の四国が主な産地のようですね。ヤマモモは独特な甘酸っぱさと香り、他の果物にはあまりない歯ざわりがあり、痛みやすさゆえに市場にはあまり出回らない幻の果実とも言われています。都会では高級な果実とも言われているようです。出回ることも少なく季節も限られる果物なので、食べられると嬉しい気持ちになりますね。

ヤマモモの収穫時期

Photo by Shigeyama

ヤマモモの収穫時期は6月〜7月です。実が熟したものから収穫し、未熟な実は収穫しないように注意が必要です。未熟な実は酸味が強くジャムなどには適しません。収穫したヤマモモはジャムや果実酒、生食などで食べることができます。果実酒はきれいな赤色になり、目にも美味しいものになります。ヤマモモの実の赤い色素はポリフェノールで、抗酸化作用があり、美容にもよいです。

ヤマモモの見分け方

出典:写真AC

ヤマモモは、似たような見た目の果物が多いので、見分け方が少し大変です。似たような見た目の果物には、ナワシロイチゴ、ヤマボウシ、クワ、ラズベリーなどがあります。

全体のかたちや表面の粒の大きさで見分けよう

ヤマモモと他の果物との見分け方は、主に全体のかたちや表面の粒の大きさを比較します。ヤマモモは形が丸く、表面の粒々が細かい特徴があるのに対し、ナワシロイチゴには茎に棘があり、実からヒゲのようなものが出ています。ヤマボウシはヤマモモよりも粒が大きいような見た目です。クワは実が少し長細い形状になります。ラズベリーも似ていますが、ヤマモモよりも粒が大きめなので、ヤマモモと見分けることができますよ。

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ヤマモモの品種

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