オレンジフラワーのおすすめ利用法①アロマ石鹸
ビターオレンジを加工したオレンジフラワーやネロリは、オリジナルの化粧品作りに利用できます。特に、精油のネロリは化粧品に取り入れやすいのが魅力です。精油成分を身体に直接取り入れることで、身体の不調を緩和しながら、深い癒し効果を感じられるのがメリットです。化粧品を作るときは、必ず100%天然素材のエッセンシャルオイルを使用してください。
フレグランスオイルとの違い
フレグランスオイルと表記されているものは、合成香料が使用されています。エッセンシャルオイルとの違いは、香り以外の部分です。フレグランスオイルは、肌に与える効果・効能がないものがほとんどです。肌に直接触れる化粧品を作る場合は、使用しないように気をつけましょう。
ボタ爺
フレグランスオイルはエッセンシャルオイルに比べて比較的安いものが多いぞ。違いを見分ける簡単なポイントじゃ。
おすすめの化粧品は「アロマ石鹸」
アロマ石鹸は、癒し効果の高いハーブの香りとお肌へのやさしさで人気の化粧品です。手作りの石鹸は、防腐剤など添加物が入っていないため、肌が弱い方でも安心して使えます。材料やレシピを覚えれば簡単に作れることから、母の日や誕生日のプレゼントにもおすすめです。優雅なネロリの香りは女性好みで、きっと喜ばれるでしょう。
手作りアロマ石鹸のレシピ
アロマ固形石鹸の基本的なレシピで、ネロリのアロマ石鹸を作りましょう。精油やオイルの種類を変えれば、目的にあわせたオリジナル石鹸が作れます。
道具
- 計量器
- 計量カップ
- 温度計
- 泡だて器
- ゴムベラ
- ガラスボウル3つ
- 型(石鹸の型か牛乳パックでも可)
- ゴム手袋
- カット用ナイフ
材料
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手順
- 精製水をゆっくりと苛性ソーダに加える
- 苛性ソーダ水を氷の入った冷水で40~45℃まで冷やす
- オイルは全て混ぜて、湯煎にかけて40~45℃まで上げる
- 苛性ソーダ水とオイルの温度が揃ったら、オイルのボウルに苛性ソーダ水を少しずつ注ぐ
- 20分間ほどよくかき混ぜ、マヨネーズくらいの固さになったらやめる
- 精油を入れてよく混ぜた後、型に流し込み、トントンと中の空気を抜く
- 型をタオルで包み、発泡スチロールなどの保温箱に入れる
- お湯を入れたペットボトルを一緒に入れ、1~2日ほど放置して固める
- 素手で触らないように注意しながら、好みの形にカットする
- 約1か月、風通しがよい場所で乾燥させて、できあがり
注意点
苛性ソーダは危険物のため、マスクやゴーグル、手袋、エプロンは必ずつけましょう。新聞紙などを敷いて、家具を汚さないように保護します。また、刺激臭がするため換気をしてください。使い終わった道具は酢をスプレーして中和させ、キッチンペーパーなどでふき取ってから洗います。余った苛性ソーダはそのまま捨てられないため、地域ごとに捨て方の確認が必要です。
ボタ爺
苛性ソーダは取り扱いに注意が必要な材料で、購入には身分証明書と印鑑がいるんじゃ。
ボタニ子
小さな子どもやペットがいるご家庭は、苛性ソーダを使わなくても石鹸がつくれる「石鹸素地」を使うといいよ。
ボタ爺
石鹸素地はより簡単につくれる石鹸の材料じゃ。アロマやハーブを扱う「生活の木」などで販売されておるぞ。
オレンジフラワーのおすすめ利用法②ハーブティー
オレンジフラワーはハーブティーで楽しめます。リラックス効果が高く、不安やストレス、緊張しているときに飲むのがおすすめです。美肌づくりも助けるため、女性に人気があります。不安を抱えて眠れないときは、就寝前に飲むと効果的です。
オレンジフラワーティーの作り方
オレンジフラワーティーは香りが甘く、若干の苦みがあるのが特徴です。薄めの味わいのため、物足りなさを感じられる方は、ほかのハーブとブレンドするとより美味しく味わえるでしょう。
作り方
- カップを用意する
- オレンジフラワーを大さじ1杯入れる
- 熱湯を注ぐ
- 5分ほど蒸らせば完成
注意点
オレンジフラワーティーは、子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の方は飲むのを控えてください。また、むかつきを伴う片頭痛、関節痛などがあるときも飲むのを控えましょう。
おすすめのブレンド
気分の落ち込みがひどいときに
気分の落ち込みがひどいときは、気持ちを和らげて精神を落ち着かせてくれる「セントジョーンズワート」とのブレンドがおすすめです。セントジョーンズワートは、ドイツでは軽度のうつ病に処方されることもあるハーブです。リラックス効果の高いオレンジフラワーとブレンドすることで、落ち込みの緩和が期待できるでしょう。
月経前後の不調に
オレンジフラワーは、女性ホルモンに似た働きをするネロリドール成分を含んでおり、月経前後のホルモンバランスを整えるのに効果的です。月経前後に精神面への不調が強くでる場合は、ローズやジャスミンとブレンドするのがおすすめです。オレンジフラワーと同様の働きがあるため、相乗効果があります。
オレンジフラワーで癒されよう
オレンジフラワーは、リラックスしたいときに適したハーブです。月経前の不調改善や、美肌効果などで特に女性から人気があります。オレンジフラワーだけでなく、精油のネロリも役に立ちます。お風呂に精油を数滴入れて、アロマバスとして楽しむのも効果的ですよ。上品な香りに癒されれば、日頃の疲れが緩和するでしょう。
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出典:写真AC