バコパ(ステラ)の育て方!地植えでの栽培管理や寄せ植えのコツ!

バコパ(ステラ)の育て方!地植えでの栽培管理や寄せ植えのコツ!

バコパ(ステラ)という名前は知らなくても、花壇や庭に広がるように咲いている白い花を見たことがあるかもしれません。家の庭に取り入れてみたくても育て方、栽培管理などがわからず困っている方もいるでしょう。この記事では、バコパ(ステラ)の育て方を紹介しています。

記事の目次

  1. 1.バコパ(ステラ)の概要
  2. 2.地植えのバコパ(ステラ)の育て方【栽培カレンダー】
  3. 3.地植えのバコパ(ステラ)の育て方【日常管理】
  4. 4.地植えのバコパ(ステラ)の育て方【寄せ植えのコツ】
  5. 5.育て方を知ってバコパ(ステラ)栽培を楽しもう!

地植えのバコパ(ステラ)の育て方【日常管理】

出典:写真AC

栽培環境

バコパ(ステラ)は日当たりがよく、風通しがよくて蒸れにくい環境を好みます。夏は直射日光が当たる場所だと葉焼けを起こすこともあるので、半日陰になるようにするとよいでしょう。梅雨の時期は雨による湿気で枯れる原因にもなり、切り戻しをしたり摘心をしたりして空気の通りをよくします。

用土

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バコパ(ステラ)は水はけのよい場所を好みます。地植えの場合は、植えたい所の土に腐葉土を2~3割程度混ぜると通気性がよくなります。配合が難しいのであれば、市販の草花用の培養土を用意するのがおすすめです。できれば植え付けの際に、元肥としてリン酸成分の多い緩効性化成肥料を混ぜておくとよいでしょう。

植え付け・植え替え

植え付け

出典:写真AC

バコパ(ステラ)は春に種をまくこともできますが、園芸店やホームセンターでは苗のほうが流通しており、苗の植え付けが一般的です。ステラの苗は早春から初夏(3月~5月)にかけて売り出されることが多く、そのころに植え付けましょう。夏場を乗り切ることを考慮して、できれば西日が当たりにくい日当たりのよい場所を選びます。

植え替え

Photo byBluBonRelaXon

9月~10月の秋の時期には、根が張って枯れる原因とならないようにバコパ(ステラ)を植え替えます。何種類か寄せ植えをしている場合は、ステラが横方向に伸びることを考えて、株間を15cm~20cmほど空けるように植えましょう。ステラを大きくしたくない場合は、アルコール消毒をした園芸用バサミで株を切って株分けします。

水やり

Photo by sorarium

地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。ただし、夏場は高温で地面が乾いたり、冬場は湿度が低かったりします。乾燥がひどいのであれば十分に水を与えましょう。できれば湿度が高すぎないように午前中までに水やりを終えるのが望ましいです。

肥料

地植えの場合、植え付け時期以外は特に必要ありません。株に元気がない場合、様子を見て液肥を与えるのも有効です。

ボタニ子

ボタニ子

よかれと思って与え過ぎると、かえってステラの花がつかなくなることがあるみたい。規定量を与えてね!

ボタ爺

ボタ爺

鉢植えの場合は2カ月に一度、株元に緩効性肥料を与えるんじゃよ。月に1回程度、水やりの代わりに液肥を与えるのもよいぞ。

病害虫対策

Photo byPublicDomainPictures

バコパ(ステラ)がかかりやすい病気はとくにありません。つきやすい害虫はアブラムシとオンシツコナジラミです。湿度が高いと大量に発生するため、花がら摘みや葉を落として少なくする切り戻しをしておくと風通しがよくなり、害虫がつくのを予防できます。害虫が付いたら駆除剤を散布するか、虫が付いた枝を短く切りましょう。

剪定

Photo byImageParty

花がら摘みは害虫の予防以外にカビも防げます。また、バコパ(ステラ)の枯れた花をそのままにすると養分が失われ、新しい花がつきにくくなるためこまめに取っておきましょう。先端の新芽を取り除く摘心をしておくと、脇芽が増えて全体的にボリュームが出ます。ステラの花数も増えて華やかになりますよ。

増やし方

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バコパ(ステラ)の増やし方は株分けと挿し木です。株分けの際には、何本か茎がつくように分けましょう。また、切り戻し剪定した部分を挿し木にして増やせます。茎の先端はしおれる恐れがありますが、株の元に近い硬い茎を消毒した園芸用ばさみで3cm~4cmカットしてから、1~2時間ほど容器に入れて水を吸わせます。半日陰に置いて乾燥させないようにし、根が生えたら地植えしましょう。

ボタニ子

ボタニ子

ステラを育ててみたくなってきたな。さっそく苗を買ってこよう!

ボタ爺

ボタ爺

2~3種類のステラを選ぶとよさそうじゃな。寄せ植えの仕方も要チェックじゃ!

地植えのバコパ(ステラ)の育て方【寄せ植えのコツ】

出典:写真AC

バコパ(ステラ)同士で寄せ植え

バコパ(ステラ)の花は、白やピンク、赤、紫や水色などの優しい色合いが多く、数種類同士で寄せ植えすると見ごたえがありますよ。ステラには自家不和合性という性質があり、1種類では種がつきません。しかし、数種類並べて寄せ植えすると交配して種がつくことがあります。自然な増え方で寄せ植えのボリュームアップが期待できそうです。

花壇のふちどり

バコパ(ステラ)は、茎が柔らかく枝分かれして這うように横に広がります。その特性を活かして、花壇の前面や周りのを縁取るような寄植えがおすすめです。寄せ植えをしてもなんとなくバランスが取れない場合に、取り入れてみるとよいでしょう。

グランドカバー

出典:写真AC

庭の日当たりがよい所がぽっかりと空き殺風景に見えるのであれば、比較的地植えでも育てやすいバコパ(ステラ)を植えてみるとよいでしょう。ステラ同士を寄せ植えしたり、春や秋に咲く草丈の短い花を取り合わせて一緒に植えると庭に花屋かなグランドカバーが生まれます。

すき間をうめる

地植えで背丈のある花を栽培している場合、花の株元が寂しく見えることもあるでしょう。ステラを寄せ植えしてすき間をうめると、バランスが取れて見栄えがよくなります。ただしステラの風通しをよくして高温多湿を防ぐために、花がら摘みや葉の剪定はこまめに行うように気をつけましょう。

育て方を知ってバコパ(ステラ)栽培を楽しもう!

出典:写真AC

バコパ(ステラ)は、育て方のコツをつかむと地植えでも育てやすい植物です。優しい色合いのステラを数種類取り合わせて、庭や花壇で栽培して成長を楽しみましょう。剪定したときの茎の挿し木でも成長しやすいため、枯れるのが心配であれば予備の株作りにも挑戦してみることもおすすめします。

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ウォーターバコパとは?花を咲かせるコツや管理のポイントまで紹介!
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海辺のつばくろ
ライター

海辺のつばくろ

海辺の町で魚を干しながらのんびりと暮らしています。

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