アスパラガス(観葉植物)育て方!剪定方法や増やし方を徹底解説!

アスパラガス(観葉植物)育て方!剪定方法や増やし方を徹底解説!

アスパラガス(観葉植物)は、ふわふわの葉が魅力の植物です。おしゃれな見た目だけでなく丈夫で育て方も難しくなく、室内インテリアとしても人気があります。今回は観葉植物としてのアスパラガスの管理方法やコツについて、増やし方とあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アスパラガスは観葉植物として楽しめる?
  2. 2.アスパラガス(観葉植物)の育て方【栽培スケジュール】
  3. 3.アスパラガス(観葉植物)の育て方【準備~植え付け】
  4. 4.アスパラガス(観葉植物)の育て方【日常管理】
  5. 5.アスパラガス(観葉植物)の育て方【特別な手入れ】
  6. 6.アスパラガス(観葉植物)の育て方【増やし方】
  7. 7.ふわふわかわいいアスパラガスを育ててみよう!

アスパラガス(観葉植物)の育て方【特別な手入れ】

植え替え

アスパラガスは根の成長が旺盛で放っておくとすぐに鉢の中が根でいっぱいになるので、1年に1回を目安に植え替えをしましょう。植え替えの適期は成長期に向かう4月~6月頃です。暑さが過ぎた9月も可能ですが寒くなると成長が鈍くなることもあり、植え替え後に成長を促せる春先のほうがおすすめです。

植え替えのやり方

根の残し具合にもよりますが、一回り大きめの植木鉢を用意しましょう。植木鉢から株を取り出したら軽く土を払い落とし、古い根を1/3~1/2ほど切り落とします。用意した植木鉢に新しく清潔な用土を入れて、植え付けと同じ要領で植え替えてください。植え替え後は水をたっぷり与えて、根が落ち着くまでは直射日光を避けた明るい場所で管理しましょう。

ボタ爺

ボタ爺

コンパクトに育てたいのなら、植え替え時に株分けするのもおすすめじゃよ!

剪定

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アスパラガスの剪定には「つる切り」と「切り戻し」の2種類があります。剪定を行わなくても育ちますが、樹形を整えたり病害虫を防いだりするためにも1年に1回は枝の整理をおすすめします。

つる切り

プルモーサス・ナナスやスマイラックスのようにつるがグングン伸びる種類のアスパラガスは、伸びすぎる前に定期的につる切りすることで樹形を保てます。剪定の時期は春~秋にかけての成長期であればいつでも構いません。丈夫でどこを切ってもそこから成長を始めるため、整えたい樹形にあわせてカットしましょう。

切り戻し

枝が伸びすぎたり樹形の乱れがひどくなったりしたときは、切り戻しがおすすめです。作りたい樹形をイメージしながら、不要な枝を根元からばっさりとカットしましょう。切り戻しは強く切ることもあり株への負担が大きいため、成長が緩やかになる冬を迎える前に済ませてください。切る場所は特に選ばず、強く切っても翌年新芽が出てくるでしょう。

ボタ爺

ボタ爺

下のほうの葉が落ちたり枝葉に元気がないときは、根元からカットして枝を更新するといいぞ!

ボタニ子

ボタニ子

種類にもよるけど、アスパラガスみたいに成長が早い植物は剪定しないと伸びすぎて管理が大変になるよ!気を付けてね!

落ち葉の管理

アスパラガスの葉はよく落ち、そのままにしておくと美観を損ねるだけでなく水やり時に蒸れたり腐ったりしてしまいます。落ちた葉はこまめに取り除いてください。落葉は「日光不足」「水切れ」「栄養不足」が原因の場合もあるため、葉があまりにも落ちる場合は一度育て方が合っているか管理方法を見直してみましょう。

夏越し

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アスパラガスの生育適温は15℃~30℃で比較的暑さに強く、特に夏越し対策は必要ありません。ただし35℃を超えると成長が鈍くなったり株が弱ったりすることがあるため、真夏は直射日光が当たらない場所に移動させましょう。高温多湿を避けるためにも、夏は高温時の水やりを避け直射日光の当たらない明るく通気性のよい場所で管理してください。

冬越し

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アスパラガスは耐寒温度が3℃~5℃と寒さにも比較的強く種類によってはそれより低い温度でも問題なく成長できるものもあり、特別な冬越し対策を必要としません。ただし、寒くなると成長が鈍くなり葉が落ちたり枯れたりすることもあるので、10℃を下回るようになったら室内に取り込みましょう。

寒くなってアスパラガスが枯れてしまいました。もう復活しないでしょうか?

アスパラガスは丈夫な植物であり、寒さで地上部が枯れたとしても土中で根は生き残っている場合が多いです。根が生き残っていれば、春先に新芽が出てきます。観賞用としては寂しくなりますが枯れた地上部をばっさりカットして、根腐れに注意しながら適度な水やりをしつつ様子を見ましょう。

アスパラガス(観葉植物)の育て方【増やし方】

アスパラガスの増やし方には「株分け」と「種まき」があります。いずれの増やし方も工程は単純で難しくなく、アスパラガス栽培初心者の方でも失敗少なく増やせます。

増やし方①株分け

株分けの適期は成長期を迎える4月~6月です。植木鉢から株を取り出し、根についた土を半分ほど軽く落としましょう。黒ずんでいる古い根を切り落としたら、株を2~3つに切り分けます。植え付けと同じやり方で切り分けた株をそれぞれ植え付けて完了です。切り分けてすぐは株が弱っているので、根がしっかり張るまでは明るい半日陰で管理してください。

ボタニ子

ボタニ子

植え替えのときに一緒に株分けすると作業がスムーズだよ!株分けは9月でもよいけど、成長を促すためにも春先に済ませよう!

増やし方②種まき

アスパラガスは結実しやすく種も比較的簡単に採取できます。実が赤く色づいたら摘み取り、果肉部分を水できれいに洗い流して種だけを取り出します。赤玉土やバーミキュライトなどの清潔な用土に種をまき明るい半日陰に置いて、乾燥しないように水やりしながら発芽を待ちましょう。根がしっかり張ったら3号ポットに鉢上げし、株が大きく成長したら好みの植木鉢に植え付けてください。

ボタニ子

ボタニ子

種まきの適期は植え付けと同じく4月~6月頃だよ!発芽適温は15℃~20℃と低めだから、春先に済ませるといいかも!

ボタ爺

ボタ爺

種類や気温にもよるんじゃが、発芽までは1ヶ月ほどかかるぞ!発芽後は約1週間ほどで根が落ち着いてくるんじゃ。

ふわふわかわいいアスパラガスを育ててみよう!

出典:写真AC

観葉植物のアスパラガスはふわふわの葉がとても愛らしく、観賞用としてだけでなく室内インテリアにもおすすめです。野菜のアスパラガスのように収穫はできませんが、小さな花や実をつけて一年中楽しませてくれます。伸びすぎないように剪定は必要ですが特に難しい作業はありません。増やし方も簡単なので、好みのアスパラガスを増やしてたくさん育ててみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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