ウバメガシとは?低木生垣としての育て方や剪定方法などをご紹介!

ウバメガシとは?低木生垣としての育て方や剪定方法などをご紹介!

ウバメガシは生育が遅く、生垣に仕立てるのに適しています。暖かな場所を好む樹木で手入れが比較的簡単な点も人気の理由です。つやの良い葉が特徴で、剪定の方法をつかむと美しい樹形を楽しめます。こちらの記事では、ウバメガシの育て方や剪定の仕方を基本から解説します。

記事の目次

  1. 1.ウバメガシとは
  2. 2.ウバメガシの名前の由来
  3. 3.ウバメガシの特徴
  4. 4.ウバメガシの増やし方
  5. 5.ウバメガシの植え付け時期
  6. 6.ウバメガシの管理と手入れ
  7. 7.ウバメガシの剪定方法
  8. 8.ウバメガシの生垣
  9. 9.まとめ

ウバメガシの管理と手入れ

肥料

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ウバメガシに肥料を与える時期は新芽のでる2~3月と梅雨明けの7月、どんぐりのできる9、10月です。それ以外には、病気による葉の変色など生育に勢いがないと感じたときに使うとよいでしょう。肥料は1カ所に盛るのではなく、ばら撒くような与え方をします。

肥料の種類と見分け方

肥料の種類には自然由来の有機肥料と化学肥料があります。代表的な有機肥料は、油かす・牛ふん・鶏ふん・魚粉・骨粉・草木灰などです。多少量を間違えて使っても根を傷めることが少なく、化学肥料より安心して使えます。一方で、必要な栄養素を確保するための配合知識が求められます。また、匂いがきついという欠点もあります。効果を急ぐ場合は、化学肥料がおすすめです。

消毒

ウバメガシには、たまにウドンコ病やモチ病が発生することがあります。生育に勢いがないときは、これらの病気が発生しているのかもしれません。疑いがあるときは、葉の表面に黒や白い点がないか、葉が変色していないかチェックするのをおすすめします。ウバメガシは日当たりのよい場所を好むため、病気を予防するには植え付けの場所や時期にも気をつける必要があります。

ウバメガシの剪定方法

剪定の基本

ウバメガシのような常緑樹は新芽の出る前の3月下旬~4月と、新芽が伸びて成熟した7月~8月に剪定を行うと美しい樹形をつくれます。生育が鈍る10月~11月でも剪定自体は可能です。枝を切るときは芽や枝のすぐ上のあたりを切ると見た目がよくなるだけでなく、切り口からの病気や枯れの予防にもなります。

剪定バサミの種類

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左:高枝切りバサミ
中:刈り込みバサミ
右:剪定ばさみ

まずは剪定用のハサミを準備しましょう。剪定に使うハサミの種類は、草や花のような比較的細いものから樹木の枝や幹を切り落とす「剪定バサミ」、針金も切れる「万能バサミ」、高い枝や幹の手入れに使う柄の長い「高枝切りバサミ」と呼ばれるものなどがあります。ウバメガシの剪定には、ばね式の剪定バサミを用意すればOKです。生垣の手入れをする場合は「刈り込みバサミ」も準備しましょう。

太い枝を剪定する方法

太い幹を剪定する場合は、手入れに失敗すると病気をまねき枯れる恐れがあります。剪定用具は消毒し、雨の日の作業は避けましょう。一度に切り落とせないような太さの幹や、のこぎりを必要とするような切り口には防腐剤処理をしておきます。

太い幹を切る手順

太い枝や幹の場合は1回で切り落とそうとせず2回に分けて切り落とし、樹皮がさけるのを防ぎます。まず下側に切込みを入れ、その後に反対側から剪定ばさみを入れかえて切り落とします。切り口が美しいほど病原菌の侵入を防げるでしょう。

ウバメガシの剪定方法

ウバメガシの剪定は枯れかけた枝や、主幹から直接伸びている枝を切り取ります。樹形を悪くする下向き枝や逆さ枝、他の枝と交差して邪魔になっている枝、真上に伸びすぎる枝を中心に剪定しましょう。春先の剪定は向こう側が見えるぐらいまで思い切って刈り込んだほうが風通しがよくなり、病気や害虫対策になります。

刈り込み

刈り込み
Photo byJACLOU-DL

ウバメガシの刈り込みは、樹形を美しく保つには春と秋の年2回行うことをおすすめします。好みの樹形を予測しながら刈り込みたい枝を選び、剪定ばさみの刃を芽のすぐ上、斜めに入れましょう。細い枝なら垂直に切っても見栄えには影響しません。

ウバメガシの生垣

ウバメガシは葉が堅く多くの枝を伸ばすことから、低い生垣と高い生垣のどちらにも対応できます。生垣の樹形は、ブロック塀のように四角くなるように連ねて配置することが多いでしょう。ウバメガシを大きな生垣にするには20年以上かかりますが、低木の生垣をであれば5年程度で樹形を生垣に仕立てられます。

ウバメガシを誘引して樹形を楽しむ

ウバメガシの生育の特徴を生かし、好みの方向に誘引して自由な樹形をつくりあげるという楽しみ方もあります。理想の樹形を想像し、伸ばしたい芽を選び誘引します。誘引は針金や紐を竹竿などの福木を用い、石や鉛といった重りを付ける方法で行います。

生垣を刈り込む手順

生垣の剪定方法は木の種類によって異なりますが、生垣を刈り込む順番は側面から始め、最後に上部の高さを決めて揃えていくという手順をとります。伸び切ってしまった生垣の樹木を刈り込むときは、最初に上部の高さを決めてから側面に移ったほうがきれいに仕上がる場合もあります。

生垣剪定におすすめの工夫

樹木を必要以上に深く刈りこまないためには、紐と長い棒を使って刈り込みをすると樹形が整いやすいでしょう。生垣の両端に竹竿などの棒を立てて紐を切りたい高さや面に合わせて張ると、紐が目安になりデコボコせず美しく仕上げられます。生垣の高さは好みの高さにして問題はありませんが、生垣から顔が見える高さにしたほうが犯罪予防に役立ちます。

剪定ばさみの使い方

生垣の刈り込みには、刈り込みバサミの表裏を考えて使っていきます。剪定バサミの刃はわずかに反りがあり、反っている面が表側です。持ち方は表側を手前側に見えるように握ります。使う際は、両手を動かして切り落とすか、面を作る場合の刈り込みでは、左手を視点にして右手を動かす動きをすればデコボコにならずにすむでしょう。丸く仕立てる場合は、剪定バサミの刃の裏面を使うとうまくいきます。

まとめ

Photo bySushuti

ウバメガシは葉のつやと成長が遅く、形を損ないにくいという特徴から日本庭園や生垣で主に用いられています。日本庭園巡りは植物の樹形を楽しむのに最適でしょう。心を落ち着かせたい休日は生垣や日陰にある庭石に腰かけみるのもおすすめです。どんぐりの見分け方を覚えてハイキングや庭園巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

大島さくら
ライター

大島さくら

医療、ガーデニング、DYI記事のwriterです。 大木の幹に触れるとパワーをもらえそうで触れたくなりませんか。深呼吸もいいですね。四季折々、草花に癒されて過ごしています。

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