おすすめの多年草10選!ほったらかしでも簡単に育つ綺麗な草花はどれ?

おすすめの多年草10選!ほったらかしでも簡単に育つ綺麗な草花はどれ?

庭や花壇を作るとき、ぜひおすすめしたいのが多年草です。毎年開花する多年草は、一年中花壇に綺麗な彩りを添え、四季を感じさせてくれます。そこで今回は、誰にでも簡単に育てられる、人気でおすすめの多年草を、10種類ご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.多年草とは
  2. 2.おすすめの多年草:花がきれいな品種編(5種)
  3. 3.おすすめの多年草:人気のグランドカバー編(2種)
  4. 4.おすすめの多年草:カラーリーフの代表編(2種)
  5. 5.おすすめの多年草:お手入れかんたん山野草編(1種)
  6. 6.おすすめの多年草まとめ

おすすめの多年草:人気のグランドカバー編(2種)

グランドカバーとは、庭の小道沿いや、ちょっとした空きスペースなどを埋めてくれる植物です。芝生では、寂しい、花が欲しい、そんな場所におすすめです。

人気のグランドカバー!おすすめの多年草①【アジュガ】

アジュガ

『アジュガ・チョコレートチップ』
出典:筆者撮影

アジュガは、代表的な日陰のグランドカバーです。青くて小さい花を咲かせます。葉は常緑で、品種によってさまざまな色や形があります。草丈も低く、小さい花壇や、プランターでの寄せ植えにもおすすめです。

アジュガの基本データ

科名/属名 シソ科 / キランソウ属 原産地 南・北アメリカ以外の温帯
開花期 4~6月中旬 適地 日なた~半日陰・適湿~湿り気味
草丈 10~30㎝ 植えつけ期 9月中旬~11月上旬
増やし方 株分け(3~6月・9~12月) 種類 常緑多年草

アジュガをほったらかしで育てるコツ

  • 地植え・・・多湿を避けた日陰の花壇がおすすめです。寒冷地では日なたでも育ちますが、南や西など、日当たりの強い場所は避けましょう。
  • プランター・植木鉢・・・涼しい半日陰に置きましょう。土は腐葉土を含む砂質が向いています。

人気のグランドカバー!おすすめの多年草②【ヒメツルソバ】

ヒメツルソバ

『ヒメツルソバ』
出典:筆者撮影

ヒメツルソバは、庭のグランドカバーを代表する人気の多年草です。ピンク色の小さい花を、長い期間咲かせます。晩秋には葉も紅葉するので、カラーリーフとして寄せ植えに使うのもおすすめです。増やし方は挿し木ですが、こぼれ種でも簡単に増えます。

ヒメツルソバの基本データ

科名/属名 タデ科 / イヌタデ属 原産地 ヒマラヤ
開花期 4~11月(真夏を除く) 適地 日なた~半日陰・乾き気味~適湿
草丈 50~80㎝(つるの長さ) 植えつけ期 3月中旬~5月
増やし方 挿し木(春) 種類 宿根草

ヒメツルソバをほったらかしで育てるコツ

  • 地植え・・・日陰でも簡単に育ちますが、日なたをおすすめします。紅葉は十分な日の光と、寒さが必要です。
  • プランター・植木鉢・・・小さい鉢では根詰まりを起こしやすいので、なるべく大きい鉢植えを使いましょう。置き場所は日なたがおすすめです。

おすすめの多年草:カラーリーフの代表編(2種)

カラーリーフとは、葉の色が美しい植物のことです。花だけではなく、葉も庭に彩りを添えてくれます。一年を通して、簡単に楽しめる2種をご紹介します。

カラーリーフ代表!おすすめの多年草①【ラムズイヤー】

ラムズイヤー

『ラムズイヤー・シルバーリーフ』
出典:筆者撮影

ラムズイヤーは庭の代表的なカラーリーフです。羊の耳のような白い毛で覆われた葉と、小さい紫色の花が特徴的です。シルバーリーフの中でも人気があり、花壇や寄せ植えのアクセントにおすすめです。また、ドライフラワーにも向いているので、花が咲いたらカットして吊るしておくと、部屋の中でも長い間楽しめます。

ラムズイヤーの基本データ

科名/属名 シソ科 / イヌゴマ属 原産地 オーストラリアを除く
温帯・亜熱帯
開花期 5月中旬~7月 適地 日なた~半日陰・乾き気味~適湿
草丈 30~80㎝ 植えつけ期 3~5月
増やし方 株分け(3月中旬~4月中旬・
9月中旬~10月下旬)
種類 半常緑多年草

ラムズイヤーをほったらかしで育てるコツ

  • 地植え・・・高植えの花壇や軒下など、風通しがよく少し乾燥した花壇に植えましょう。特に梅雨時期は蒸れやすいため、綺麗な葉を保ちたい場合は、土にマルチングをしておくと安心です。
  • プランター・植木鉢・・・日当たりのよい軒下に置きます。寄せ植えにする時は、テラコッタや素焼きなど、通気性のよい材質を選ぶと、蒸れにくくおすすめです。

カラーリーフ代表!おすすめの多年草②【ヒューケラ】

ヒューケラ

『ヒューケラ・キャラメル』
出典:筆者撮影

ヒューケラは、色の種類がさまざまで人気のカラーリーフです。また、日陰にも強い代表的な植物です。大小さまざまないくつかのヒューケラを組み合わせて、寄せ植えを作るのもおすすめです。花はとても小さいですが、よく見ると愛らしい姿形をしています。

ヒューケラの基本データ

科名/属名 ユキノシタ科 / ツボサンゴ属 原産地 北米・メキシコ
開花期 5月~7月中旬 適地 半日陰~日陰・適湿
草丈 10~80㎝(開花時) 植えつけ期 3~4月・10月
増やし方 株分け(3月中旬~4月中旬
・10~11月)
種類 半常緑多年草

ヒューケラをほったらかしで育てるコツ

  • 地植え・・・強い直射日光に当たると葉が傷みます。また、水はけの悪い土では育ちにくい傾向があるので、木漏れ日の当たるような場所に植えるのがおすすめです。
  • プランター・植木鉢・・・日陰に置きましょう。耐寒性が強いので、冬もそのまま日陰に置きます。寄せ植えにする場合は、他の種類も日陰に向くものを混植すると、長く楽しめます。

おすすめの多年草:お手入れかんたん山野草編(1種)

山野草と聞くと、難しいイメージがあるかもしれませんが、簡単に育てられる品種もあります。ここでは身近な山野草を1種紹介します。

お手入れかんたん山野草!おすすめの多年草【スミレ】

スミレ

『アリアケスミレ』
出典:筆者撮影

スミレは、日本を代表する宿根草です。小さい花が可愛らしく、人気があります。もともと日本に自生している宿根草なので、簡単に育つものが多くおすすめです。根が太いので、小さい植木鉢よりも少し大きいくらいのものを使用すると、長い期間そのまま育てられます。種を採って冬に撒いても増やせますが、そのままにしておいても、アリが種を運んで増やしてくれます。

スミレの基本データ

科名/属名 スミレ科 / スミレ属 原産地 東アジア
開花期 4~5月 適地 日なた~半日陰・適湿
草丈 10~20㎝ 植えつけ期 2~3月・9月
増やし方 種まき(1~2月) 種類 宿根草

スミレをほったらかしで育てるコツ

  • 地植え・・・日なたから半日陰で育てます。コンクリートの隙間でも花を咲かせるくらい強健です。
  • プランター・植木鉢・・・夏の直射日光が避けられるところに置きましょう。土が乾燥しやすく、葉焼けの原因になります。

おすすめの多年草まとめ

宿根草花壇

多年草花壇『ガウラ・ローダンセマム・ツルニチニチソウ』
出典:筆者撮影

いかがでしたでしょうか?気になる多年草は、見つかりましたか?一度植えれば、そのまま毎年楽しめる、代表的な多年草を選びました。忙しい毎日でも、庭には綺麗な花を咲かせておきたいものです。ぜひほったらかしで簡単に育てられる多年草で、四季折々の庭を楽しんでください。

misa
ライター

misa

四季の庭をセカンドリビングにすべく、多種多様な植物を育てています。

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