ガジュマル盆栽の剪定方法
ガジュマルは放っておくと樹形のバランスが悪くなったり、成長しにくくなったりと手入れが難しくなります。ミニサイズのガジュマルはまだ必要ないですが生長したら、剪定や仕立てをしてきれいに手入れすることをおすすめします。
剪定する前に完成図を決める
実際に剪定する前に、写真や動画をみてガジュマルをどのような形に整えたいか、完成図を決めると剪定しやすいです。また、今後の手入れがしやすいように葉や枝は短く、収まっている形が初心者向けです。
剪定時期は4~7月
ガジュマルの剪定は根や葉の生長がしやすい4~7月に行います。この時期なら、自分のガジュマルがどのような樹形で生長するのか分かりやすいため、どこを剪定するときれいか分かりやすいです。また、剪定で失敗してもすぐに生長するので安心です。
剪定方法の種類は2つある
ガジュマルの剪定方法は大きく分けて「切り戻し」と「丸坊主」という2つの種類があります。ガジュマルをどのような樹形にしたいか、ガジュマルと鉢のバランスをみながら考えて、お好みの方法で剪定しましょう。
剪定方法①切り戻し
伸びすぎてしまった枝の先を切りそろえたり、いらない枝は枝ごと切り取ったり、調整しながらできるので初心者でも挑戦しやすい剪定方法です。樹形のバランスを見ながら少しずつ整え、ガジュマルから少し離れて全体像を確認しながら剪定すると失敗しにくいです。
剪定方法②:丸坊主
葉や枝を全て切り取って、幹だけを残す剪定方法です。ガジュマルの樹形をいちから整え直したいときや、葉や枝の成長が著しくないときに丸坊主にすることで生長を促進させられるため、おすすめの剪定方法です。
ガジュマル盆栽の仕立て方
ガジュマルの高さを生かす箒仕立てがおすすめ
ガジュマルは生長するなかで、横にもたくさん伸びますが縦にもたくさん伸びるため、その高さの特徴を生かした「箒仕立て」という仕立て方もおすすめです。箒仕立ては縦長で切り戻しや丸坊主とはまたちがった雰囲気になります。
横に伸びている枝を切りながら箒仕立てにする
ある程度ガジュマルが生長してきたら、横にむかって伸びている葉や枝を剪定します。そうすることで縦にむかって伸びている葉や枝が強調されて箒仕立てにできます。全体のバランスをみながら剪定し、すきな長さにしましょう。
きれいな箒仕立てにするために支柱をたてる
箒仕立ては縦に伸ばす必要があるため高さがあればあるほど、まっすぐきれいに伸ばすことがむずかしくなります。そのため、ある程度の高さがでてきたら支柱をたてることで、まっすぐきれいな箒仕立てにできます。
ガジュマルの枝で挿し木にする方法
剪定のときに15センチくらいの残った枝があれば挿し木にして、ミニサイズのガジュマルを作れます。もともと生長しやすい観葉植物のため、成功率が高く初心者にもおすすめです。手順は下記のとおりです。
手順①挿し木を1時間くらい水につける
挿し木がちょうど挿しやすいミニサイズのコップや空きびんにつけます。日当たりのいい場所において2日おきに水をかえ続け、根が出てくるのを待ちます。
手順②挿し木を鉢に挿す
根がでてきたら鉢に挿し木を挿します。挿し木が折れないように、指やわりばしなどの細いぼうで、土に穴をあけると挿しやすいです。鉢は水やりしても土が乾きやすいように、挿し木のサイズにあわせてミニサイズのものをおすすめします。
手順③挿し木を定植させる
1か月ほど直射日光をさけて日当たりのいい場所で、ようすをみながら挿し木を定植させます。
まとめ
ガジュマルは、部屋の場所をとらないミニサイズもあるので、初心者でも手軽に育てやすく、剪定したり盆栽のアレンジをしたりと、いろいろな楽しみ方があります。幸せを運んでくれるガジュマル盆栽をおいて、和の雰囲気を楽しんでみてくださいね。
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出典:写真AC