ビルベルギアとは?植物としての特徴や土作りなど「育て方」をご紹介!

ビルベルギアとは?植物としての特徴や土作りなど「育て方」をご紹介!

みなさんは、ビルベルギアという植物の名前を聞いたことがありますか?恐らくほとんどの方が「ない」と答えるのではないでしょうか。ビルベルギアは園芸家の間ではとても人気な植物です。今回は、ビルベルギアの植物としての特徴と育て方を紹介していきます!

記事の目次

  1. 1.ビルベルギアとは?
  2. 2.ビルベルギアの品種
  3. 3.ビルベルギアの育て方
  4. 4.ビルベルギアの増やし方
  5. 5.ビルベルギアの注意点
  6. 6.まとめ

ビルベルギアの育て方

出典: https://item.rakuten.co.jp/hirata-ns/10001246/

ビルベルギアの育て方は園芸品種の中では比較的簡単です。ただし、誤った育て方だと枯れることもあるのでしっかり注意しなければなりません。

ビルベルギアの用土

出典: https://www.pakutaso.com/20140751204post-4380.html

用土とは、鉢植えに入れる肥料を混ぜた土のことです。園芸において、植物を枯れることなく美しく育て上げるには肥料や用土にこだわることも大事です。しかし、ビルベルギアの成長に肥料、用土はあまり関係ないようで、水苔や軽石のみなど特定の用土を使わずに様々な鉢植えの環境でビルベルギアを育て上げている人もいます。また、肥料や用土どころか土も使わずに流木に着生させて育てる人もいます。

ボタニ子

ボタニ子

園芸初心者の方はしっかり肥料が混ぜられた用土を使うのがおすすめです!

ビルベルギアの肥料

出典: https://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_703.html

ビルベルギアを含むタンクブロメリアは肥料をあまり必要としない植物です。効果の高い肥料を上げてしまうと成長しすぎて逆に枯れる原因になってしまうので効果がゆったりと出る緩効性肥料を使用するようにしましょう。用土の上に肥料を置くと藻などが繁殖してしまうため用土に混ぜて使うようにしましょう。

ビルベルギアの植え替え

植え替えとは、今植えている鉢植えから違う鉢植えに植物を植え替えることです。ビルベルギアは成長するとどんどん大きくなっていくため、鉢植えのサイズが合わなくなったときは植え替えする必要があります。あまり頻繁な植え替えは必要ないですが、植え替えをしないと鉢植えが風に煽られて倒れてしまうこともあるので、株が大きくなってきたなと感じたら植え替えをするようにしましょう。

植え替えをしてはいけないシーズン

ビルベルギアの植え替えに適したシーズンは4月~7月、9月~10月です。特におすすめなのは4月~6月です。8月は日光や暑さが厳しく、ビルベルギアの消耗が激しいため、植え替えは避けておいた方が無難です。また、11月~3月にかけて気温が下がる時期はビルベルギアも弱ってしまうので植え替えしない方がよいです。4月~6月は気温や日光の量と共にビルベルギアにとってとても過ごしやすいシーズンですのでこの時期に植え替えをしてしまいましょう。

ビルベルギアの水やり

出典:写真AC

ビルベルギアも植物である以上、水やりが欠かせません。毎日水やりをすることで植物は美しく育っていきます。しかし、ビルベルギアの場合冬の水やりだけが少々特殊で、水やりの回数、一度の水やりでやる水の量を減らす必要があります。ビルベルギアは耐寒性があまりなく、冬に水やりを頻繁に行うと水の温度で株の温度が下がり、成長を阻害してしまいます。そのため、気温5℃を下回るぐらいの寒い日に行う水やりは霧吹きなどで行うようにしましょう。

ビルベルギアに当てる日光

出典:写真AC
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ビルベルギアに限らず、タンクブロメリアの硬葉系の植物は適度に日光を当ててやることが大事です。十分な日光がなければブロメリア科の植物は枯れることもあります。そのためなるべく遮光をせず、直射日光が当たる場所に鉢植えを置くのが理想です。日光をよく当てることで葉にスポットが生まれ、もともとの葉の色と共に美しい模様を見せてくれます。

夏場の直射日光には注意

タンクブロメリアの植物は日光に強い植物ですが、夏場の強い直射日光に当てると葉が焼けてしまい、葉の色が失われてしまうので、あまりにも日光が強い日は適度な遮光も必要です。春から秋にかけては少しだけ遮光をしたほうがよいかもしれません。気温が下がる冬場は、遮光の必要は基本的にありません。育てていく中でちょうどいい日光量を把握し、それを越えそうな場合は遮光をするようにしましょう。

冬場の日光管理

気温の下がる冬場は他の季節に比べて鉢植えに日光を確保しにくいです。気温が下がり、太陽が昇っている時間も短くなるため、遮光カーテンなどを使っていない窓辺などに鉢植えを常時置いておく必要があります。

ビルベルギアの通風

出典: https://item.rakuten.co.jp/hanatusin/10035204/

ビルベルギアを枯れることなく育てるためには適度な風を与えてやることも大事です。室内で育てている場合は、たまにベランダやバルコニーに出してよい風に当ててやるといいでしょう。ただし、ビルベルギアは耐寒性に欠けるため、気温の下がる冬場は室内に入れておいた方が賢明です。その場合の通風は室内でサーキュレーターなどを使うことによって風を生み出し、ビルベルギアに当てましょう。

冬のビルベルギア

出典:写真AC
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美しく育ち、育て方も簡単なことから人気の高いビルベルギアですが、冬場はしっかり管理をする必要があります。ビルベルギアは耐寒性に欠け、寒さに弱い植物です。気温が下がり、日光が少なくなる冬のベランダに鉢植えを放置すると耐寒性の低いビルベルギアは枯れることもあります。

ビルベルギアが枯れることなく冬場を越すには

ビルベルギアと共に冬を越すには、まず鉢植えを室内に取り込む必要があります。そしてその鉢植えを、遮光カーテンを取り付けていない日当たりのよい窓の前に置きます。しっかり室温を一定に保ち、定期的に日光を当てないとみるみるうちに枯れるので注意が必要です。

ビルベルギアの増やし方

出典: https://item.rakuten.co.jp/bandlaqua/61093/

ビルベルギアの増やし方は単純で、自分が植えた親株から子株が出てくるのを待つだけです。特に増やし方を工夫する必要はなく、ビルベルギアを育てて定期的に子株を植え替えすることでどんどん数を増やすことが可能です。増やし方にコツなどはなく、ビルベルギアを育てることができる腕さえあれば誰でもビルベルギアを増やすことができます。

新たな品種の増やし方・交配

ビルベルギアは交配によって様々な品種が生み出されています。既に存在する二つの品種を掛け合わせることによって自分で新たな品種を作り出すことも可能です。園芸に慣れてきたという方は、挑戦してみてもよろしいのではないでしょうか。

ビルベルギアの注意点

出典: https://item.rakuten.co.jp/leafs-hojuen/500065/

育ったビルベルギアの葉には小さいとげがついています。怪我をしてしまうほど鋭いとげではありませんが、チクチクするため気になる方は軍手などをはめて葉を触るようにしましょう。また、肌が弱い子供の手に届かないところに置くなどの配慮も必要です。

まとめ

出典: https://item.rakuten.co.jp/leafs-hojuen/500065/

いかがだったでしょうか。今回は園芸家に人気のビルベルギアの特徴、育て方、増やし方について解説をさせていただきました。今回紹介した育て方は、ビルベルギアだけでなく他のタンクブロメリアの硬葉系植物にも応用できます。園芸をやったことがないという方でも比較的簡単に育てることのできる植物ですので、園芸の入門としてもおすすめできる植物です。これを機にビルベルギアを自宅で育ててみてはいかがでしょうか?

宍戸 駿
ライター

宍戸 駿

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