フィロデンドロンとは?特徴や育て方&風水的に良い置き場所まで解説!

フィロデンドロンとは?特徴や育て方&風水的に良い置き場所まで解説!

フィロデンドロンは亜熱帯から熱帯雨林地域に生息する植物です。里芋科で種類が多くすべてが分類しきれていないくらいです。フィロデンドロンは葉の大きさや形、育ち方や増え方までバラエティにとんでいて非常にユニークな観葉植物です。種類や育て方、花言葉などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フィロデンドロンとは
  2. 2.フィロデンドロンの特徴
  3. 3.フィロデンドロンの種類
  4. 4.フィロデンドロンの育て方①:水やり
  5. 5.フィロデンドロンの育て方②:越冬
  6. 6.フィロデンドロンの育て方③:置き場所
  7. 7.フィロデンドロンの育て方④:肥料
  8. 8.フィロデンドロンの育て方⑤:増やし方
  9. 9.フィロデンドロンの病気と害虫
  10. 10.フィロデンドロンの風水
  11. 11.まとめ

フィロデンドロンの育て方②:越冬

引用元:flickr

フィロデンドロンは熱帯植物ですが、耐寒性があります。冬、外で育てている場合は5度を下回りそうであれば室内へ入れます。直射日光にあてると葉やけをおこすので、カーテン越しの柔らかい日で栽培します。あまりにも窓に近いと外気によって室内よりも気温がさがりますので、小型の鉢の場合移動させ、鉢が動かせない場合は段ボールや緩衝材(ぷちぷち)などで囲います。

フィロデンドロンの育て方③:置き場所

引用元:pixabay

春~秋

春から秋にかけては、明るい室内の日陰で栽培します。耐陰性をもつフィロデンドロンですが、あまりにも日光が少ないと徒長をおこします。多少暗くても大丈夫というだけであって、基本的には明るいところを好みます。春や秋のように日差しが柔らかい時期は半日陰か窓際のカーテン越しで栽培します。夏の日差しが強い時期は明るい日陰で管理します。

冬は日照時間が短いので、窓際の明るい場所に置きます。直射日光は葉やけをおこしますのでさけます。また、あまりにも窓に近すぎると外気で温度が下がりますので、5度以上を確保できる場所にします。冬場、光合成をしっかり行うことで耐寒性が高まります。葉の乾燥を嫌いますので、暖房器具の風が直接あたらないように注意します。

フィロデンドロンの育て方④:肥料

引用元:pixabay

基本的にフィロデンドロンは肥料をあげなくても育つ強い植物です。葉や株を大きく育てたい場合は肥料をあげます。あげるのは春から秋にかけての成長期です。冬は成長が遅いので根が肥料やけをおこすことがあります。あげないほうがよいでしょう。効果がゆっくりの緩効性化成肥料だと2カ月に1度、液体の速効性肥料の場合は2週間に1回程度です。

フィロデンドロンの育て方⑤:増やし方

引用元:pixabay

フィロデンドロンの増やし方は主に2つあります。挿し木と株分けです。挿し木や株分けはフィロデンドロン栽培に必要な植え替えをする際に一緒に行えるのでおすすめです。大きさを整えたり、土を変えたりするときに行います。時期は暖かくてある程度湿度のある5月から8月です。フィロデンドロンにはつる性と直立性がありますので、それぞれの方法をご紹介します。

必要な物

引用元:pixabay

・新聞紙
・園芸用グローブか厚手のゴム手袋
・よく切れる清潔な剪定はさみかカッター
・鉢底ネット
・底石(カットした発砲スチロールでも可)
・土、水苔
・植木鉢かガラスの容器

注意

フィロデンドロンは、樹液にシュウ酸カルシウムを含む種類があります。触れるとかゆくなったりかぶれたりします。神経質になることはありませんが、園芸用グローブやゴム手袋をつけておくと安心です。里芋をむいてかぶれたり、とろろ芋を食べて口のまわりがかゆくなる方は、装着をおすすめします。万が一皮膚についた場合はすぐに水で洗い流せば大丈夫です。

挿し木

引用元:pixabay

つる性①:カットする

つるの先、10~15cm、節では2~4節を清潔な剪定はさみかカッターで、斜めに切ります。先の葉を2~3枚のこして下の葉は取り除きます。残った先の葉が大きい場合は3分の1か、2分の1にカットします。葉から水分が蒸発するのを避けるためと株の負担を減らすためです。

つる性②:植える

切り口に水苔をまきつけてぬらします。バーミキュライトとパーライト半々の土に茎の半分くらいまで植えます。土が乾かないように管理し、根がでてつるが伸びてきたら、新しい植木鉢に植え替え支柱などに誘引します。ここからの水やりは通常にもどします。植え替えたあとは直射日光をさけ、明るい場所で管理します。

直立性①:カットする

親株の隣りから出る脇芽があれば切り取って挿し木します。茎を根茎からカットしたものも挿し木できます。切り口がきれいになるようにカットし、日陰で半日から1日乾かします。葉が大きい場合は半分くらいに切り落とします。水分が蒸発するのを避けるためです。切り口に水苔を巻き付けてぬらしておきます。

直立性②:植える

発根までは2~3週間かかりますので、それまで水分を絶やさないようにします。根が十分に生えたら新しい植木鉢に植え替え、通常の水やりに戻します。つる性も直立性も発根までを水栽培で行うこともできます。根がどのくらいでてきたか見えて分かりやすいですし、そのままガラスの容器に入れて、観葉植物として飾ることもできます。

株分け

引用元:pixabay

株分け①:カットする

株分けは直立性の植物でよく行われる増やし方です。植え替えの時に親株のわきから子株がでていることがあります。この時に親株から子株をカットします。剪定ばさみよりもカッターやナイフの方が切り口がきれいになります。根が複雑にからまっている場合は最小限にカットして、どちらも切り口が乾くまで日陰で管理します。

株分け②:植える

植木鉢に鉢底ネットを敷いて、底石を入れます。下から3分の1くらいに観葉植物用の土を入れます。子株を入れてまんべんなく土を入れます。株がななめにならないように注意します。土が植木鉢のふちから3~4cmまで入ったら、たっぷりと水をあげます。その時に土がへこんだら足してください。何度か繰り返ししっかり安定したらしばらく日陰で管理します。

続いて、病気や害虫対策と風水についてご紹介します。

次のページ

フィロデンドロンの病気と害虫

関連記事

Article Ranking