芍薬の増やし方
芍薬の増やし方は株分けが一般的です。芍薬とよく似た牡丹の場合は、株分けのほかに挿し木という増やし方があるため、芍薬も挿し木で増やせると思う方が多いようですが、残念ながら芍薬は挿し木では増やせません。大きく成長した株は9~10月頃掘り上げて株分けしましょう。株分けをすることで、老化した株を若返らせる効果もあります。
株分け
株分けを行う前に、地上に出ている茎を地面から3cmほどの長さで刈り取ります。根をなるべく傷つけないよう慎重に掘り上げたら、1株に3個以上の芽が残るように株を分けてください。株分けは手で裂いてもハサミやナイフで切っても構いませんが、刃物を使う場合は事前に消毒しておきましょう。分けた株は根が乾燥しないうちに素早く植え付けてください。
ポイント
- 芍薬の根はとてももろくてデリケートです。根を掘り上げる際は焦らず丁寧に作業を進めてください。
まとめ
芍薬を上手に栽培するには、こまめな世話が欠かせません。鉢植えでも地植えでも毎日状態をよく観察する習慣をつけてください。管理には慣れも必要なので、はじめのうちは思ったように育たないかもしれませんが、あきらめず経験を積んでいけば見事な花が咲かせられるでしょう。長期戦のつもりでじっくりと取り組んでみてください。