ポットマムがかかる病気とは
ポットマムも生き物ですのでどうしても病気にかかってしまうことがあります。ではどのような病気があるのか、どうしたら防ぐことができるのかご紹介します。
ポットマムのかかる主な病気2種類
ポットマムのかかる病気は主に2種類あります。1つ目は葉枯病です。はじめに下の葉に黄色斑点がでてきます。そして葉は黄色の褐色に変わっていきます。病気がさらに進むと全面に広がって枯れてしまいます。開花期前に全ての葉が枯れて死んでしまうこともあるので注意しましょう。被害がでた葉はすぐに採り捨ててしまいましょう。2つ目は白さび病です。葉に1mmほどの小さな点ができ、被害が大きくなると葉が枯れてしまう病気です。株の成長を妨げてしまう可能性もありますので、注意してください。
①ポットマムの病気の防ぎ方(葉枯病)
葉枯病の防ぐ方法としては、庭などへ植え付けて栽培する際に続けて育てることを避けましょう。もしかかってしまった場合は、病気になっている枯葉は取り除き捨てましょう。センチュウがついていた親株から挿し木を取ることはやめてください。
②ポットマムの病気の防ぎ方(白さび病)
白さび病を防ぐ方法としては、白さび病にかかってしまった葉はきれいに取り除くことが大切です。白さび病が初期の場合は、治療系の殺菌剤を撒くことで防ぎ避けることできます。新芽がかかってしまった場合は保護系の殺菌剤を撒きましょう。ポットマムは過湿を嫌うので地植えの場合は株間を空けたり、排水をよくすることで栽培条件を整えましょう。
ポットマムにとっての害虫とは
きれいな花には虫がつきものです。ポットマムにもさまざまな種類の虫がつきます。どんな虫がつくか、どうしたら避けることができるかご紹介します。
ポットマムにつく害虫の種類は
ポットマムにとっての敵となる害虫は3種類です。アブラムシ、ヨトウムシ、キクスイカミキリです。特にアブラムシとヨトウムシは年中発生します。そして5月頃にキクスイカミキリは発生します。ポットマムの茎の先が急に萎れてしまった場合は、この虫が与えた影響である可能性が高いでしょう。
害虫の防ぐにはどうしたらよいの
ポットマムの萎れてしまった部分に卵か幼虫がいる可能性があります。その時は茎ごと切り取ってください。長めに切ることがおすすめです。近くにヨモギなどのキク科の植物があると、これらの虫が発生するが可能性が多くなりますので、取り除いておくとよいでしょう。
ポットマムをより上手に育てよう
基本としたポットマムの栽培方法や増やし方などをご紹介しました。より上手にポットマムを育てるにはどうしたらいいかを最後にご紹介します。
①切り戻しをしよう
ポットマムの花が開花時期が終わったら3分の1程度切り戻しをしましょう。切り戻しをしないと上へ上へ茎が伸びてしまい、先端に花が咲くだけになってしまいます。株を大きくするためにも切り戻しをしましょう。他にも日本は高温多湿のため、外来種が多い植物には育ちにくい環境です。成育期である梅雨から夏前に切り戻しを行うことで、風通しをよくすることで夏を越しやすくできます。
②摘芯をしよう
摘芯とは一定の大きさに成長した植物の芽の先を切り落とすことです。摘芯をすることでわき芽を増やすことができ、大きな株に成長させることができます。他にも摘芯をすることで小さくまとめることができます。ポットマムはかわいらしいお花なので、剪定することでかわいくみせることができます。茎の背丈が大きく育ちすぎると管理が難しくなります。そのため、剪定をし小さくすることで風などの影響による倒壊の予防にも繋がります。
まとめ
一見栽培難しいと思われがちなポットマムですが、ポイントをおさえれば次の年もきれいに花を咲かせることができます。病気や害虫などに注意しながら上手に育てましょう。
- 1
- 2