メランポジュームの育て方!水やり・日当たりなど栽培管理のポイントは?

メランポジュームの育て方!水やり・日当たりなど栽培管理のポイントは?

メランポジュームは、夏の暑い時期にも小さな黄色い花をたくさん咲かせる一年草の植物です。花壇や鉢植え、寄せ植えにも使えます。メランポジュームの特徴や花言葉、水やり・日当たりなどの栽培管理のポイント、植え方、増やし方(種まきの手順)をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.メランポジュームの特徴
  2. 2.メランポジュームの品種
  3. 3.メランポジュームの花言葉
  4. 4.メランポジュームの育て方
  5. 5.メランポジュームの植え方や利用方法
  6. 6.メランポジュームの増やし方
  7. 7.まとめ

メランポジュームの植え方や利用方法

出典:筆者撮影

メランポジュームは、地植えでも鉢植えでも楽しめる植物です。花壇に地植えをしたり、鉢にメランポジュームのみ単植にしたり、また寄せ植えでも楽しめます。それぞれの植え方についてご紹介します。

植え方①花壇

メランポジュームは背が低いので、花壇の前方や縁取りに向いています。後方に背の高い花を植え付けるとよいでしょう。特に反対色の青系の花と合わせると互いに引き立てあいます。ブルーサルビアなどのサルビア類がメランポジュームによく合います。また、メランポジュームだけをボーダーに並べる植え方も見ごたえがあります。

ブルーサルビアと植えた例

黄色のメランポジュームと青色のブルーサルビアがとても引き立てあいます。

千日紅と植えた例

千日紅のやさしい紫色ともとても相性がよいです。

ボタ爺

ボタ爺

メランポジュームが、最も元気に育つのは地植えなのじゃよ。日当たりのいい花壇に植えるとぐんぐん成長するのじゃ。

植え方②鉢植え

出典:写真AC

メランポジュームは大きく成長するので、8号などの大きめの鉢に植え付けます。単植でもボリュームがあるため、玄関先や庭など一鉢置くだけでも明るくなります。また、他の花の鉢と並べて鉢寄せにするのもおすすめです。

植え方③寄せ植え

トレニアとの寄せ植え
出典:筆者撮影

メランポジュームは大きく広がって成長するため、大きくなるスペースをあらかじめ考えて配置します。相性のよい植物は、ポーチュラカ・ジニア・トレニア・ブルーサルビアなどがあります。合わせる色は、白色・同系色(クリーム色・オレンジ色など)・反対色(青色・紫色)がよいでしょう。また、花ではなくいくつかのリーフと合わせるのもおしゃれです。

リーフとの寄せ植え

メランポジュームはどんどん成長する植物なので、成長につれて他の植物とのバランスが崩れてしまうという場合があります。リーフとの寄せ植えならばメランポジュームが大きく成長してもあまり気になりません。

挿し花として楽しむ

メランポジュームは、花瓶などに挿して楽しむことができます。伸びすぎた時や枝が混み過ぎた時に一部切り戻した枝を花瓶などに挿してみましょう。フラワーアレンジメントにも使うことができます。

メランポジュームの増やし方

メランポジュームの種

メランポジュームの種
円形に十数個の種が並んでいます。
出典:筆者撮影

種まきで増やす

メランポジュームの増やし方は、花後に種を取って春に種まきをすることです。冬が近づいて花期が終わりになるころ、茶色になった花柄を摘み取って種を採取します。春の種まきの時期までは、封筒などに入れて冷暗所で保管しておきます。

種まきに適した時期

Photo by poundhound0206

種まきの時期は、八重桜が咲くころから5月いっぱいまでが適しています。発芽適温が20度と高いので、春の早い時期に種まきをしてもあまり発芽しません。また、寒さに弱いため、早い時期に種まきをして発芽した後に寒の戻りがあるとしおれる場合や枯れることもあります。秋まきの場合は、冬越しに不安があります。春に気温が高くなってから種まきをしましょう。

種まきの準備

出典:筆者撮影

種まきに必要なものは、種まき用の土・種まき用のセルトレイまたは小さなプランターなどです。種まき用の土は、市販の種まき専用土か、赤玉極小粒を使います。古い土の場合、土の中に虫がいたり病気の菌が入っている場合があるので、必ず清潔な土を使用します。種まき用のセルトレイは、園芸店で販売されています。

種まきの手順

メランポジュームの種は比較的大きめなので、セルトレイの場合はセルに2~3粒ずつ種をまきます。プランターの場合は、種が重ならないように注意して1粒ずつ種をまきます。好光性の種なので種が隠れる程度に軽く土をかぶせたら、水をたっぷりやります。発芽するまでは、明るい日陰で管理し、乾燥しないようにこまめに水やりをします。水やりは、種が流れないように底面から吸わせたり、霧吹きで行うようにします。

発芽からの管理

出典:写真AC

7日~10日ぐらいで発芽します。発芽したら、日当たりのよい場所で管理し、しっかり日に当てるようにします。発芽後の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。本葉が3~4枚になったら、ポリポットなどに鉢上げします。ポリポットに入れる土は、肥料分の少なめの土にします。そのまま日当たりのよい場所で管理します。摘心の必要はありません。しっかりした苗に育ったら、花壇や鉢植えに定植できます。

こぼれ種で増える

メランポジュームは、こぼれ種で自然に芽が出てくることもよくあります。春にメランポジュームの芽を見つけたら、しっかりした苗になるように育てて、花壇や鉢に植え付けましょう。

まとめ

出典:筆者撮影

メランポジュームは、摘心や花がら摘みなどをしなくても自然にこんもりと茂り枯れた花を隠しながら成長するセルフクリーニングの性質を持つ手入れの楽な花です。夏でも元気に次々と咲かせるかわいい黄色の花をぜひ花壇や鉢植えで楽しんでみてはいかがでしょうか。また、種から育ててみるのも楽しいですね。

chomi55
ライター

chomi55

ガーデニング歴20数年、バラ好き・小花好きです。野菜も大好き。ミニトマトとベビーリーフを育てています。チョコレートは相当好き。

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