はじめに
ペチュニアは花の時期が長く、春から秋まで咲き続けることから人気の花です。手入れも簡単で初心者向きでもあります。しかしまったく手入れをしないと、花が咲かない残念な株になってしまうこともあるのです。花の咲かない株は切り戻すことで元に戻せます。この記事では、ペチュニアの切り戻しについて詳しくご紹介します。手入れの参考にしてください。
ペチュニアとはどのような植物?
まずはペチュニアがどのような植物か、基本的なことから押さえておきましょう。
基本情報
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草・多年草 |
原産地 | 南アメリカ中東部亜熱帯~温帯 |
草丈 | 10~30cm |
開花期 | 3~11月 |
花色 | 赤・ピンク・青・紫・白・黄・黒・複色など |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
花壇や寄せ植えなどで人気のペチュニアを、一度は目にしたことのあるという人も多いでしょう。もともと南アメリカに自生していたものが品種改良され、戦前には日本に入ってきました。「バカラ」「サフィニア」など改良された園芸種も人気です。
特徴
ペチュニアはさまざまな品種があることから人気の花です。こんもりしげる品種やしだれる品種、花の小さいものや大きいもの、八重咲きのものと飽きることがありません。丈夫でどんどん成長することから、初心者にも向いている花です。本来は多年草ですが、耐寒性がないため一年草として扱います。連作障害もあるため、花壇に植えるときは土を入れ替えるようにしましょう。
ペチュニアの手入れ
ペチュニアは花期が長く、春から秋まで咲き続けます。夏の暑い時期でもよく咲きますが、放置しておくと姿が乱れて見栄えが悪くなるだけでなく、花つきも悪くなってしまうのです。それでは、どうしたら花をたくさん楽しめるのでしょうか?ペチュニアをきれいに咲かせる方法をご紹介します。
摘心・摘芽
ペチュニアをたくさん咲かせる方法の1つに、摘心・摘芽があります。摘心・摘芽のタイミングは、鉢や花壇に植え付けてから2週間後です。株の中央の位置にある芽の先端を摘みとります。苗を買ってきた後に、植え付けるタイミングで1回目の摘心をしておくのもおすすめです。摘心・摘芽をすると脇芽が伸びて株もこんもりとなり、花の数も増やせます。
花がら摘み
ペチュニアをきれいに咲かせ続けるためには、花がら摘みや葉の整理も欠かせません。花がら摘みは、終わった花を花の付け根から摘みとります。毎日花がらを摘むのは大変という方は、花がら摘みを兼ねて切り戻しをするのもおすすめです。根元の葉も病気の原因になるため、ていねいに取り除きましょう。風通しをよくすれば、病気の予防につながります。
出典:写真AC