3月に植え付ける花のおすすめ品種15選！各種の特徴や花言葉を紹介！

ガーデニングを始める前に、春の季節から植物を育てるにあたって押さえておきたいポイントを知っておきましょう。春は初心者でもガーデニングを始めやすい季節といえますが、季節の変わり目でもあるため栽培する場所の環境によっては多少工夫が必要です。

3月は、栽培する場所によってはまだ朝晩が冷え込み、霜がおりることもあります。植物によっては霜にあたると傷んでしまったり、枯れてしまったりすることもあるため注意が必要です。庭植えの場合は、不織布やビニールなどの資材を活用して霜よけをしておくとよいでしょう。鉢植えなら朝晩は室内にいれておくのがおすすめです。

開花の季節が夏や秋になる栽培期間の長い花は、生育途中の気温管理も重要です。庭植えなら、夏の季節には花どうしが密集しないような植え方にしたり、鉢植えなら日陰に移動させて休ませたりするといった対策をしましょう。花木は本格的に暑くなる前に剪定しておくのもおすすめです。

2月頃まではあまり活発に活動しない害虫が多いですが、暖かい季節になると一気に動き始めます。特に春から初夏にかけての季節は害虫にとっても活動しやすい季節といえるので、防除をしっかりして害虫を防ぎましょう。

ゼラニウムは、南アフリカを原産とする多年草です。開花期間が長く、初心者でも育てやすいことから人気を集めています。細長い茎の頂点に、小花を円形状に咲かせる姿が特徴的です。植え付けは3月下旬～6月、8月下旬～9月が適しています。多年草のため、定期的な植え替えなど丁寧に管理すれば毎年開花が楽しめるでしょう。

花言葉どおりの可憐な花が特徴的なネモフィラは青色が一般的ですが、ほかに白や紫の品種もあります。グランドカバーにも利用できるほど草丈が低く、地面を覆うように育つ姿が特徴的です。苗は2月～3月にかけてホームセンターなどによく出回っています。葉がよく茂る植物で、鉢やプランターの寄せ植えに加えると立体感がでて華やかです。

ペチュニアは南米原産の植物で、さまざまな園芸品種が開発されています。3月下旬～5月頃に出回る苗を購入して植えるとよいでしょう。色や形など非常にさまざまなものがあります。数種類を組み合わせたり、毎年違ったものを植えたりして楽しむのもおすすめです。花は4月～10月頃と長期間楽しめますが、寒さに弱いため冬の季節には枯れてしまいます。

デルフィニウムは世界におよそ300種あるといわれており、系統によって咲く姿にも違いが見られます。特に有名なエラータム系は、真っ直ぐ伸びた茎に穂のように花をつける姿が特徴的です。大きなものは1m以上に成長するため、非常に存在感のある花です。

古くから和歌などに詠まれ、「やまとなでしこ」という言葉が使われてきたことからもわかるように、ナデシコは日本人にとって非常になじみ深い植物です。自生するナデシコは約300種といわれ、なかには日本の固有種も存在します。園芸種もバリエーション豊かで、耐暑性、耐寒性ともに優れたものが多く初心者にもおすすめです。