切り戻しのタイミング
1回目のタイミング
1回目に切り戻すタイミングは、最初の満開を迎えた後の梅雨前です。多湿に弱いペチュニアにとって、梅雨時はもっとも蒸れやすい時期に当たります。そのため切り戻して風通しをよくしておきましょう。5月に植え付けた株の場合、ちょうど満開の時期に当たることもありますが、思い切って切り戻してください。
2回目以降のタイミング
ペチュニアは1回目の切り戻しの後、梅雨明けの7月ごろにまた満開を迎えます。しかしペチュニアは花期の長い花です。いったいいつまで切り戻しで花を咲かせられるのでしょうか?まずは真夏の8月中にもう一度切り戻しをおこないましょう。そうすることで9月ごろにまた満開の花を楽しめます。10月以降は暖地でもない限り、花が咲かないで終わる可能性が高いです。
切り戻しの回数
ペチュニアは何回切り戻しができるのでしょうか?おすすめは最低2回です。できれば梅雨前に最初の満開を楽しんでから、1回目の切り戻しをします。梅雨後の2回目の満開を楽しんだらまた切り戻し、秋の満開を楽しんで終了です。最高気温が25℃以上ある時期であれば、もう一度開花してくれる可能性があります。
ペチュニアはどのくらいまで切り戻す?
「ペチュニアの切り戻しを初めてする」という方は、失敗しないか不安かもしれません。そのような場合は半分まで切り戻しましょう。失敗しない方法は、ペチュニアの花をどのくらい楽しみたいかで決めるのがおすすめです。たくさんの花を楽しみたいという方は、成長は多少遅くなりますが深く切り戻してください。少しでも早く次の花を楽しみたい方は、控えめに切り戻すのがおすすめです。
切り戻しで切る位置
切り戻しのときに切る位置は、脇芽の5mmくらい上です。株を一気に更新したい方は、株の一番下の位置にある脇芽の上まで深く切り戻しても、枯れることはありません。思い切って切り戻して大丈夫です。
切り戻し後の管理方法
ペチュニアを切り戻した後は、いきなり直射日光には当てないようにします。せめて翌日までは半日陰の場所に置いて管理しましょう。また、必ず草花用の置き肥えを与えてください。個体差はありますが、1カ月もすれば花芽を出して咲き始めます。
まとめ
ペチュニアを長く楽しむのであれば、切り戻しは欠かせない作業です。特に梅雨の季節を無事にすごさせるためにも、切り戻しはマスターしておきたい技術といえます。「花が満足に咲かないうちに枯れてしまった」ということがないように、ペチュニアを上手に切り戻して、満開の花を何度も楽しんでください。