ブプレリウムの生長と切るタイミング
ブプレリウムの生長
ブプレリウムは発芽後、初期の生長はとてもゆっくりです。中期に入ると節と節の間が徐々に伸び、ある時を境に一気に高さと脇枝が目立つように生長します。その後緑色の苞の間から黄色い花が咲きます。発芽から開花が始まるまではおよそ7~8週間です。
ブプレリウムを切り花にするタイミング
ブプレリウムを切るタイミングは上部の花の集まり(上から2~3段目まで)が全体的に黄色く見えるようになったころです。早い段階で切ると花の水が下がりしおれたようになってしまいますのでご注意ください。切るタイミングが遅れると上部の花が茶色くなる恐れはありますが、しっかりと咲かせた方が茎は固く切り花としても使いやすいです。
ブプレリウムを切花で楽しむ
さて、ここまでは育て方について説明してきましたが、ここからはブプレリウムのアレンジについてです。ブプレリウムは脇枝が数本あるので1本でもボリュームがありますが、長さを生かした生け方や脇枝を使ったフラワーアレンジなど、いろいろな方法で楽しむことができます。
ブプレリウムを切り花にした活用例2つ
①ブプレリウムを使ったフラワーアレンジ
ブプレリウムの明るい緑色の花は脇役花としても、葉もの代わりにも使うことができます。葉は濃い緑色なので、1本で緑濃淡が表現できます。フラワーアレンジの時には茎の動きを生かしたあしらいで個性がでます。
②ブプレリウムの花束
花束を作るときには色合わせがポイントとなり、ブプレリウムのグリーンはどんな花色とも合わせやすい色合いです。また、葉のラインを生かしてナチュラルな花束を創ることもできます。
ブプレリウムの切り花を長く楽しむためのコツ
ブプレリウムを飾るときにはレースのカーテンで強い光を遮り、清潔な水で活けると長持ちします。置く場所の配慮や花の水替えなど、生きている生花ならではのお世話は楽しいものです。忙しい時などは、切花用延命剤の利用をおすすめします。
ブプレリウムをドライフラワーで楽しむ
ドライフラワーの活用は多岐にわたります。今人気のハーバリウムやナチュラルな壁飾りのスワッグ、レジンアクセサリーなどがあります。切り花の後ドライフラワーにして手作りを楽しむことができるのもブプレリウムの魅力の一つです。
ブプレリウムをドライフラワーにした活用例3つ
①ブプレリウムを使ったハーバリウム
ドライフラワーにしたブプレリウムは、ハーバリウムの素材としても最適です。オイル瓶の中のブプレリウムは、色が変わりにくく花や葉も立体的で長い間楽しむことができます。小さな緑色の花はやすらぎを与えインテリアとしても素敵にお部屋を飾ってくれます。
②ブプレリウムでナチュラルスワッグ
「スワッグ」はドイツ語で壁飾りという意味。ドライフラワースワッグはドライフラワーにした花を一本一本花束のように束ね逆さにして吊るす方法が一般的です。特別必要な材料もなく、ブプレリウムとハーブや小花を束ね麻紐や綿素材のひもで縛るとナチュラルな雰囲気で仕上がります。また、スワッグは壁に吊るして飾るので机の上に置きながら花束の背面を平らに作ることがポイントです。
③ブプレリウムでレジンアクセサリー
レジンとは樹脂という意味を持ち、このレジンを型に流し、そのなかに素材を入れて作るのがレジンアクセサリーです。ドライフラワーにしたブプレリウムの花で素敵なレジンアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。
ブプレリウムドライフラワーのコツ
ブプレリウムは水分量が少なく簡単にドライフラワーにすることができます。ブプレリウムを1輪ずつ糸や紐でしばり風通しの良い日陰に逆さにして吊します。1~2週間ぐらいで乾燥しドライフラワーが出来上がります。ポイントは、短い時間でドライにするために1輪ずつ吊るすことと、蕾が開いた直後の新鮮な生花を使うことです。新鮮なタイミングでドライフラワーを作れることは、育てているからこそできることですね。
まとめ
最後に…育てる楽しみの一つに種取りもありますね。実った種を土に蒔くと次の春には新しい芽吹きが始まります。切り花でもドライフラワーでも使い方広がるブプレリウムを鉢や花壇で育てる楽しみから始めてみてはいかがでしょうか。
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