増えたカナムグラの駆除方法
カナムグラは成長が早いめ、そのままにしておくとあっという間に増えてしまいます。ここではカナムグラの駆除方法を紹介します。
カナムグラの分布
カナムグラは、道端や畑、荒地ととにかくあちらこちらに分布しています。北海道から奄美黄島と生育場所もほぼ日本全国に分布しているので、どこでも見ることができます。
増えたカナムグラの駆除方法
群生してしまったカナムグラを駆除するのは結構たいへんな作業です。素手で刈り取ろうとするならば、カナムグラのとげによって、素肌が傷つけられてしまうこともあります。
薬を使わずに駆除
カナムグラは、ほっとくとあっという間に群生します。そのため、見つけたら、花をつける前に駆除をしましょう。素手で引っこ抜くのは、下向きのとげで怪我をする恐れがあるので、作業用手袋をし、カマで刈り取ってしまいましょう。
除草剤を使う
カナムグラの駆除には、除草剤も有効な手段です。これも、花が咲く前に行うようにしましょう。カナムグラは種子で増えるので、花が咲く前であれば、翌年の種子はまだできていません。種子が出来ていなければ、カナムグラは一年草なため、一年で枯れてしまうので新しい芽吹きを防げます。
カナムグラは花粉症の原因?
カナムグラは、秋に花を咲かせます。その時に雄花から飛ぶ花粉が花粉症の原因になるといわれています。スギ花粉ほどではないですが、アレルゲンを持っている人は症状が出ます。
花粉症になる時期
カナムグラで花粉症になる時期は、雄株の花粉が飛ぶ時期が8月~10月なので、夏から秋にかけてです。飛ぶ距離は短く、花粉の量も少ないです。ただ、秋の花粉症で真っ先に名前があがるブタクサよりも期間が長いので注意が必要です。
花粉症の症状
花粉症の症状としては、スギ花粉などの他の花粉症と同じ症状です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどです。秋に花粉症の症状がでて、原因ガブタクサでなければカナムグラが原因となっているかもしれないので、一度検査をすることをおすすめします。
口腔アレルギー
口腔アレルギーというのは、果物や野菜などを口の中に入れた際に、口の中や唇に違和感・しびれ・喉がかゆくなる・イガイガするなどの症状が現れるアレルギーのことです。この口腔アレルギーは、カナムグラ花粉症になってる人が特定の食べ物を食べたときに症状が現れることがあります。
カナムグラ花粉症の人がアレルギーが出る食べ物
カナムグラ花粉症の人の特定の食べ物は、メロン・スイカ・ニンジン・セロリなどです。酷いときはじんましんや呼吸困難などもでる可能性があるので注意が必要です。
カナムグラの花粉対策
カナムグラの花粉対策も、スギ花粉や他の花粉対策と同じです。
外出中にできる対応
近づかない
カナムグラ花粉症の人は、カナムグラに近づかないことを徹底しましょう。カナムグラの花粉はスギ花粉と違って遠くまで飛びません。そのため、近づかないだけでも効果はあります。
外ではマスクをする
カナムグラは、道端や畑、どこにでも生えます。近づかないということが難しい場合は、マスクをするといいでしょう。花粉症の人がマスクをしているように、カナムグラ花粉にもマスクは効果があります。
帰宅後にできる対応
服をはらう
家に帰ってきたら、家に入る前に服についた花粉を落としましょう。家の中にカナムグラの花粉を持ち込まないようにしましょう。
うがいをする
花粉を落とし、家の中に入ったらうがいをしましょう。うがいをするだけでも、効果は変わっていきます。
肌の出ているところを洗う
敏感な人は、カナムグラの花粉が皮膚につくと皮膚炎になってしまうこともあります。なので、素肌が出ている場所を洗うとより効果があります。
まとめ
カナムグラは花粉症の原因にもなり、あっという間に増えてしまいます。葉がモミジのような形をしているので、フェンスに巻き付いているところを見たことがある人がいるかもしれません。全てのカナムグラを駆除することは難しいと思うので、距離をとりつついい関係をカナムグラと築いてくださいね!
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