ヤブマオとは?特徴や利用法を解説!カラムシなど似た植物との違いは?

ヤブマオとは?特徴や利用法を解説!カラムシなど似た植物との違いは?

ヤブマオという植物の名前を聞いたことはありますか?名前はあまり知られていませんが、雑草の一種で、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。今回はこのヤブマオの特徴や種子のでき方、葉の意外な利用方法、似ている植物などを紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ヤブマオとは
  2. 2.ヤブマオの名前の由来
  3. 3.ヤブマオと似た植物の種類
  4. 4.ヤブマオの利用方法
  5. 5.まとめ

ヤブマオとは

ヤブマオは、北海道から九州の山野に自生しており、道端や空き地など、身近な場所でもよく見られる植物です。開花時期が夏~秋ということで、この時期にもっともよく見られます。は直立し、草丈は1mから1.5mと大きめで、いわゆる「雑草」として認知されていることの多い植物です。

基本情報

名前 ヤブマオ
学名 Boehmeria japonica
分類 多年生植物
科名 イラクサ科カラムシ属
花の色 白緑色
分布 北海道から九州まで

ヤブマオの葉の特徴

葉は卵のような楕円形をしており、先端の方は細くなっています。葉の縁には鋸歯があり、下から上へ向かってだんだん粗いギザギザになります。大きさは15cm前後ですが、大きいものは20cmぐらいあります。

ヤブマオの花の特徴

ヤブマオには雌雄同体という特徴があります。茎の上の方では雌花序(しかじょ)を、下の方では雄花序(ゆうかじょ)をつけ、よく目にするのはこの雌花序の方です。球形のかたまりになってつくので、房のようになって見えます。

ヤブマオの種子の特徴

雌雄同体であるヤブマオは、雄花序をつけない個体も多く見られます。通常は、この雌花序と呼ばれる雌花だけで、無性生殖によって種子を生産します。ヤブマオの種子は、淡褐色の楕円形をしています。

ヤブマオの名前の由来

属名になっているカラムシの別名として「苧麻(まお)」という言葉があります。ヤブマオは、「藪に生えるタイプのカラムシの仲間」ということからこのヤブマオという名前がついたとされています。

ボタニ子

ボタニ子

次からは、ヤブマオと似ている植物や利用方法を紹介していきます。

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ヤブマオと似た植物の種類

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