ビオラの育て方③管理
地植えにしても、プランターやハンギングにしても花期が長いビオラ。花期が長い分、適切な手入れをしてあげることで花を長く楽しめます。その手入れとは、剪定(切り戻し)と花柄摘みです。詳しく紹介します。
ビオラの剪定(切り戻し)
株の形を整えたり、株に元気を取り戻したりするために必要不可欠な切り戻し。花期を長く保つためにも、ビオラでは茎の切り戻しと葉の剪定は必須の作業です。この作業をおこたると花が傷みやすく、病気や害虫の被害にあいやすくなってしまうのです。
剪定(切り戻し)のやり方
傷んだり、伸びすぎたり、混み入ったりしている茎を清潔なはさみで切りましょう。いらない部位にエネルギーを取られることがなくなり、株が元気を取り戻します。また、株元の葉や茎が混み合っていると、雨が降ったときに土が跳ねて葉に泥がつき病気になりやすくなったり、株元が蒸れて病気や害虫が発生したりする原因になります。株元の葉は手やはさみで取り、風通しを保つようにしましょう。
ビオラの花がら摘み
ビオラの花が枯れかけたときは、迷わず花を摘みましょう。そのままにしておくと、種をつけるためにエネルギーを取られ、ほかの花が咲かなくなるからです。花の茎元からねじって手でちぎることも可能です。
ビオラの育て方④花が咲かない原因と対処法
春のガーデニング、冬のガーデニング、どちらも華やかに彩ってくれるビオラ。そんなビオラの花が咲かないときに考えられる原因には、どのようなものがあるのでしょうか、
花が咲かないときの対処法
考えられるのが、切り戻しや花柄摘み、摘心などの手入れを怠りビオラの茎の数が増えていないということです。ビオラの茎の数が少ないと、花も減ってしまうのです。また、病気や害虫の被害がないかチェックも必要です。とにかく小まめな手入れを行い、水やりのときに一緒に液肥をあげて様子を見ます。
ビオラの育て方⑤病気や害虫
ビオラは比較的、病害虫に強い植物です。気をつけるべき病気は灰色かび病や斑点病です。灰色かび病に侵されると、葉や花に灰色のかびが現われます。水が乾きにくい季節には要注意です。また、アブラムシやナメクジの発生にも気をつけましょう。春先は見つけ次第駆除します。
まとめ
ビオラの種から開花、開花後の育て方について詳しく紹介しました。初心者でも育てやすく、色とりどりのかわいい姿はガーデニングで大活躍します。寄せ植えでの使い勝手も抜群です。冬から春の季節にかけて、寂しくなりがちな庭やプランターを賑わせてくれるでしょう。ぜひ適切な手入れをして、美しい姿のビオラを長く楽しんでくださいね。
- 1
- 2
出典:写真AC