ペンタスがかかりやすい病気
ペンタスが枯れる原因の一つに、立ち枯れ病と灰色かび病があります。立ち枯れ病などはかかると厄介な病気のため、早めに見つけることが肝心です。病気が進むと葉が黄色くなり、最終的には茎が腐ってしまいます。病気の伝染を防ぐためにも早めの治療が肝心です。
立ち枯れ病
立ち枯れ病は気温が上がる春頃から、雨などが続き湿度が上がる冬にかけて発生します。真夏の高温多湿の西陽にも当てないようにします。水はけの悪い土壌や、深く植えすぎることでも立ち枯れ病になりやすくなるため注意が必要です。
肥料の与えすぎにも注意
ペンタスの立ち枯れ病を防ぐための管理は、花の咲かない冬は肥料を与えないことです。真夏の気温が高い時期には株が弱っているため、肥料を与えすぎると立ち枯れになりやすくなります。
灰色かび病
ペンタスの病気は、立ち枯れ病の他に「灰色かび病」があります。病気が進行すると、花にシミのような模様ができ、花が腐ってきて灰色のかびに覆われ褐色になります。
風通しが悪いところでかかりやすい
灰色かび病は、風通しが悪いところで湿度が高まってしまうと引き起こしやすいといわれています。多湿で、温度が低い時期に発生します。広がると株全体が痛んでしまうため、葉の傷んだ部分をカットし、風通しと日当たりのよい場所で管理します。
灰色かび病気の予防に、枯葉を除去し、枝の剪定をして風通しをよくしよう。
ペンタスの増やし方
ペンタスの増やし方をご存知でしょうか。ペンタスを育てるコツを掴んだら、今度はペンタスを増やす方法が知りたいですよね。こちらでは、ペンタスを増やす方法、さし芽の仕方、挿し木のコツ、寄せ植えのポイントを紹介します。
ペンタスを増やす挿し木の仕方を覚えましょう。
挿し木の仕方
土を入れた鉢に水をたっぷり注ぎ、余分な水をそのまま流します。花を切り、葉っぱも半分にカット、茎の大きさは10cm以内を目安に、茎はスパっと斜めにカットし、土の中にまっすぐあけた穴に差し込んだら挿し木は完成です。
挿し木の時期や植え替えの目安
ペンタスの挿し木は、春に行います。枝の大きさは5cmから10cm程度にします。半日陰て育て、土が乾かないように霧吹きで管理し、一か月ほど様子を見ます。十分な根が出たら鉢などに植え替えましょう。
ペンタスは日光を好むため、日差しの当たる葉を残した半分をカットします。
さし芽
さし芽のやり方は、茎と葉を先端から3節の長さに切り取り、次に余分な水分の蒸発を防ぐために茎と葉をカットし、土にまっすぐに茎を差し込みます。発芽するまでは半日陰で土を乾かさないように管理します。葉が伸びてきたら鉢に植え替えて、茎の先端を摘みワキ芽をださせます。
茎が伸びてきたら、茎の先端を摘み、ワキ芽をださせてペンタスを増やしましょう。
さし芽に適した時期と理由
ペンタスのさし芽の時期は、5月と6月、9月~10月に行います。真夏は避けて行います。気温が高いときのさし芽がうまくいきますが、水分蒸発が激しすぎる真夏には控えるようにします。乾燥してしまうと芽が枯れるため、さし芽はうまくいかないからです。
ペンタスの寄せ植えのポイント
ペンタスは暑さに強く日中の日差しを好むため、同じように日差しに強い花を寄せ植えするのがポイントです。ペンタスの茎は細いので、同じように茎の細い品種とも相性が合います。横に広がるのがペンタスの特徴ですので、寄せ植えのときには広めの鉢にゆったりと植え付けます。パンジーなどの開花時期や水やりの仕方が似ている花もおすすめです。
茎が込み合うと根腐れを起こすため、他の茎と間隔をあけて植えつけます。
見た目で決める
見た目の美しさや、好きな花で寄せ植えを楽しむのもおすすめです。おすすめは、日々草、プミラ、多肉植物、千日紅、クロサンドラ、アンゲロニア、ブーゲンビリア、ブラックスワン、ハツユキカズラ、ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト、バーベナ、ペニセダム、ジニア、トウガラシなど、さまざまな植物で寄せ植えが楽しまれています。
まとめ
今回は、かわいらしい星形の花が咲くペンタスの育て方やペンタスの増やし方、病気の立ち枯れ病についてをご紹介しました。ペンタスは日光を好み湿度を嫌うため、風通しがよく湿気の少ない環境で育てることがペンタスの上手な育て方です。ぜひ本記事を参考に、ペンタスの鉢植えやおしゃれな寄せ植えを楽しみましょう。
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株の近くで固形の肥料を与えないようにし、夏場の肥料は控えましょう。