ディモルフォセカとは?
ディモルフォセカはキク科ディモルフォセカ属の秋まき一年草で、和名はアフリカキンセンカと呼ばれています。草丈20~50cm、花径は5~7cmほどです。分枝性がよく初春から初夏にかけて次々と花を咲かせます。花色は一般的には明るい黄色や橙色が知られていますが、白色の品種もあります。
名前の由来
学名の「Dimorphotheca(ディモルフォセカ)」は、ギリシャ語で「2つの形の箱(果実)」という意味があります。二種類の異なる形の種を付けるディモルフォセカの特徴に由来しています。
ディモルフォセカの種
ボタニ子
こんなに形が違うのに、同じディモルフォセカの種って不思議だね!
ディモルフォセカの基本データ
科名 | キク科 | 草丈 | 20~50cm |
属名 | ディモルフォセカ属 (アフリカキンセンカ属) |
開花時期 | 2月~6月 |
学名 | Dimorphotheca | 耐寒性 | やや弱い |
原産地 | 南アフリカ | 耐暑性 | 弱い |
形態 | 一年草 | 栽培難易度 | 比較的やさしい |
ディモルフォセカの栽培カレンダー
ディモルフォセカの開花時期は2月~6月です。花屋などで購入した苗は3月~4月に植え付けましょう!
ディモルフォセカの特徴
ディモルフォセカの大きな特徴は、名前の由来となる2つの形の種を付けることですが、他にも魅力的な特徴や購入する前に知っておくべき性質があります。ここでは4つの特徴を順番に紹介します。
特徴①花に光沢がある
見た目での大きな特徴は、光沢のある花びらです。茎が細く繊細に見えるディモルフォセカですが、茎の先端に咲く光沢のある花は、一輪でも存在感があります。開花時期にはたくさんの花が太陽の光を浴びて美しく輝きます。
特徴②日中だけ花が開く
ディモルフォセカの花は晴れた日の日中にのみ開き、夕方になると閉じる性質があります。一日を通して花の変化を楽しめるところもディモルフォセカの魅力の1つです。
ボタニ子
切り花にした場合は、室内の暗い場所でも花は開いたままになるよ!
特徴③雨に弱い
開花中に雨に当たるだけで枯れてしまうほど、ディモルフォセカは雨に弱い花です。多湿は根腐れや病気の原因になるので、雨に当たりにくく、日当たりのよい軒下で栽培をしましょう。
特徴④独特の匂いがある
花にはそれほど香りのないディモルフォセカですが、葉や茎はキク科の花に共通する独特の匂いがあります。手入れなどで少し触っただけでも付くことがあるため、強い香りが苦手な方は購入の前に確認をしましょう。
ボタニ子
特徴についてはわかったかな?次のページでは、ディモルフォセカの種類や似た花との違い、花言葉を紹介するよ!
出典:筆者撮影