ディモルフォセカの種類
ディモルフォセカは黄色や橙色の花を咲かせるシヌアタ種と、白色のプルビアリス種に分かれています。ホームセンターや花屋では、色の鮮やかなシヌアタ種をよく見かけられます。ここでは3つの品種をチェックしましょう。
①スプリングフラッシュ・イエロー
スプリングフラッシュ・イエローの特徴
- 鮮やかな黄色の花色が美しい品種
- 草丈30cm、花径5cmほどで、分枝性がよく次々と開花する
- 花屋などで種の購入がしやすい
②ディモルフォセカ・プルビアリス
プルビアリスの特徴
- 花径が7cmほどと大きく、草丈はシヌアタ種より低めに育つ
- 白色の花びらと中心の紫色が特徴的な品種で、花びらの裏は紫色をしている
③パステリーナ・イエロー
パステリーナ・イエローの特徴
- 草丈が20~50cmのパステルカラーが美しい品種
- 花の色合いが株により異なる
- 淡く柔らかな印象は他の花との相性もよく、寄せ植えにも向く
ボタニ子
どの品種もそれぞれの魅力があって、太陽の光で輝いてきれいだよ!
よく似た花オステオスペルマムとの違いは?
ディモルフォセカとよく似た花に、同じキク科のオステオスペルマムがあります。ディモルフォセカの花色は黄色、橙色、白色の三色ですが、オステオスペルマムは紫や赤などさまざまな色があります。近年では交配種も多く、見た目だけでの区別は難しくなっています。
一年草と多年草の違い
基本的には一年草の品種をディモルフォセカ、多年草の品種をオステオスペルマムと分類します。しかし、交配種のなかには多年草の特徴を持つディモルフォセカとして、花屋などで販売されている品種もあります。
ディモルフォセカ・ピンクブレーズ
ピンクブレーズは四季咲きのディモルフォセカとして販売されています。同シリーズに白色のホワイトブレーズもあります。
種の付き方の違い
ディモルフォセカとオステオスペルマムでは、種の付き方が異なります。ディモルフォセカは舌状花と筒状花に形の異なる種を付けますが、オステオスペルマムは舌状花のみに種が付きます。
ボタニ子
一年草で種が二種類付くのがディモルフォセカなんだね!違いも覚えておこう。
ディモルフォセカの花言葉
ディモルフォセカの花言葉は「富」「豊富」です。ディモルフォセカの光沢のある黄色い花が、金貨のように見えることに由来します。太陽の光で輝く姿はとても美しく、次々と花を咲かせることから「元気」「明るい希望」という花言葉もあります。
ボタニ子
明るくて前向きな花言葉のディモルフォセカは、プレゼントにもぴったりだね!
まとめ
ディモルフォセカは色や形の似た花が多く、花色や種類もあまり豊富ではありません。しかし、光沢のある花びらは、太陽の光を浴びて美しく輝きます。繊細な茎に次々と開花していく姿も魅力的です。栽培をしながら、ディモルフォセカならではの魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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出典:筆者撮影