サルビアとはどんな花?
一般的に、サルビアは赤い花で知られるサルビア・スプレンデンスを指すことが多いです。しかしサルビアとは本来、シソ科アキギリ属の植物全般を指しています。観賞用や薬用など、種類は500以上と豊富です。慣習的に観賞用のものが「サルビア」、薬用やハーブとして使われるものが「セージ」として区別されています。
ボタ爺
和名は「緋衣草」じゃ。「緋色」はスカーレットのことじゃ。
ボタニ子
緋衣草ってあまり聞かないけどね。サルビア・スプレンデンスのイメージが強い和名だね。
麻薬として使われた種類もある
一般に観賞用や香辛料として使われるサルビアに幻覚作用はありません。しかし、メキシコ原産のサルビア・
サルビアの花言葉
サルビア全般の花言葉
- 知恵
- 尊敬・尊重
- 恋情
- 賢さ
- 家族愛
- よい家庭
- エネルギー
- 全てよし
サルビア全般の花言葉は、よい印象を与えるものが多いといえます。サルビアの鉢植えをプレゼントする場面があったら、ふさわしい花言葉を添えてみるのもよいアイデアですね。
英語の花言葉
サルビアの英語での花言葉は、日本での花言葉とほぼ同じ意味です。「wisdom(知恵、賢さ)」「esteem(尊敬、尊重)」「domestic virtue(家庭の徳) 」です。サルビアの花言葉は、英語でも日本語でもポジティブな雰囲気を醸し出していますね。
サルビアの花言葉の由来
「salvia(サルビア)」の名前は、ラテン語の「salvus(健康な、安全な)」が変化したもので、古くからサルビアが薬用に使われていたことに由来します。サルビアの別名「sage(セージ)」についても同様で、ラテン語のsalvusがイギリスでsageになりました。sageは、英語で「賢い、賢人、哲人」を意味します。花言葉の「知恵」や「尊敬」も、こういった語源からつけられたといわれています。
サルビアの種類・色別の花言葉
サルビアにはたくさんの種類と色があり、色別にそれぞれ花言葉をもちます。種類・色別の花言葉を紹介します。
赤いサルビアの花言葉
赤いサルビアの花言葉は「燃える思い」です。赤いサルビアで代表的な品種はスカーレットセージ(サルビア・スプレンデンス)です。花言葉の「燃える思い」は、スカーレットセージの鮮やかな緋色に由来するといわれています。ちなみに「緋色=scarlet(スカーレット)」は色の名前で、「red(赤)」よりも黄みがかった赤色です。
青いサルビアの花言葉
青いサルビアの花言葉は「永遠にあなたのもの」です。ブルーセージ(サルビア・ファリナセア)やコモンセージ(サルビア・オフィシナリス)などの品種がブルーの花を咲かせます。なぜブルーの花言葉が「永遠にあなたのもの」なのかという理由は諸説あり、特定はできません。ブルーがもたらす崇高なイメージや、初夏から秋にかけてという長い期間にわたって花を咲かせることが由来ではないかといわれています。
白いサルビアの花言葉
赤・ピンク・紫・青などの品種が多い中で、白いサルビアは数が少なく珍しい種類です。シュノーフューゲル(サルビア・シルベストリス)、テキサスセージなどの品種が白い花を咲かせます。白については、色固有の花言葉は設けられていません。サルビア全般の花言葉である「知恵」「尊敬・尊重」「恋情」などのポジティブな意味を持つと考えてよいでしょう。
ポジティブな花言葉が多いサルビア!
サルビアの花言葉は、日本語でも英語でもポジティブな意味合いの言葉ばかりです。特に家族愛にまつわる言葉が多く、ガーデニング好きな夫婦への結婚祝いにサルビアの鉢植えを贈ってみてはいかがでしょうか。公園や街中でサルビアを見かけたら、花言葉に思いを巡らせて楽しんでみてください。
出典:写真AC