亜麻仁油おすすめ10選！健康にもよく使い勝手のよい亜麻仁油はコレ

亜麻仁油とは、アマ科の1年草「亜麻」の種子から抽出される油のことをいいます。人の体内で生成できず、食物からの摂取が必要であるオメガ3系脂肪酸（以下オメガ3）を豊富に含んでいることから、近年人気のオイルです。熱に弱く酸化しやすいため、低温圧搾で処理されたオイルを加熱せずに食べることが、健康的に栄養素を摂取するポイントです。

亜麻仁油に多く含まれるオメガ3には、血中脂肪やコレステロールを下げる、脳の働きや神経細胞を活性化する、血液をサラサラにするなどの働きがあります。このように体の組織が正常に働くために必要なオメガ3ですが、人間の体内で作ることができないため、食物からの摂取が必要です。食事の欧米化により、青魚からのオメガ3の摂取が減ってきたため、同じくオメガ3を多く含む亜麻仁油やエゴマ油の人気が高まっています。

健康や美容に効果が期待される亜麻仁油の栄養効果を十分に摂取できるように、良質な亜麻仁油を選びましょう。

亜麻仁油は「低温圧搾製法」で抽出されているオイルを選びましょう。亜麻仁油に限らずどのオイルでも、原材料を高温で処理すると大量の油の抽出が可能になりますが、オイルは酸化し、栄養素は壊され、有害なトランス脂肪酸が発生しかねません。そして、オイルの変質を添加物の使用によって補おうとしている場合もあるので、注意が必要です。

亜麻仁油は遮光瓶に入っている製品を選びましょう。亜麻仁油を含む多価不飽和脂肪酸（オメガ6・オメガ3）は非常に酸化しやすいオイルです。オイルが酸化すると、品質や風味が劣化するだけでなく、老化の原因となる過酸化脂質を作り出してしまうこともあります。酸化は熱・光・時間経過によっておこるため、遮光瓶でこれらを防ぎます。

亜麻仁油は精製方法によって風味や栄養に違いがあります。亜麻から搾り出しただけの未精製油は含まれている成分をそのまま抽出できますが、亜麻仁油独特の苦みや渋みがそのままでてしまいます。一方精製された亜麻仁油は苦みや渋みが抑えられ食べやすくなっていますが、含まれる栄養素が取り除かれてしまうこともあります。購入の際は表示をよく確認し、自分にとってどちらがよいか納得してから購入しましょう。

亜麻仁油は1日スプーン1杯の摂取が推奨されています。光や空気に弱いので少量ずつ購入し、冷蔵庫など冷暗所で保存しましょう。また熱にも弱いので炒めるような加熱調理には向いていません。

亜麻仁油は1日にスプーン1杯（5g）の摂取が適量といわれています。中性脂肪の代謝・合成を抑制したり、便秘を改善したりすることでダイエット効果が期待される反面、1g=9kcalと高カロリーな油を多く摂取すればカロリーオーバーになってしまいます。くれぐれも摂りすぎには注意しましょう。

亜麻仁油は熱に弱いので、そのまま飲んだり、簡単に食材に混ぜたりして食べることをおすすめします。

• ドレッシングに混ぜる
• スムージーに混ぜる
• ヨーグルトに混ぜる
• 豆腐や納豆にかける
• 味噌汁に加える
• お浸しにかける

忙しい毎日に規則正しく亜麻仁油を摂取する方法として、手軽に摂れるサプリメントもおすすめです。味や香りが苦手で食べることに抵抗がある方や、油の酸化が気になったり保存に不安を感じたりする方などは、ぜひサプリメントをお試しください。

亜麻仁油は少量でも、コレステロールを下げる効果や美肌効果など、男性にも女性にもうれしいさまざまな効果が期待されています。食べ方や飲み方も簡単で、つい摂りすぎてしまいそうですが、カロリーの摂りすぎなどの副作用が出ないように適量を守りましょう。毎日摂り続けて、元気で健康な体づくりに役立ててください。