かつお菜とは
かつお菜とは、高菜などと同じアブラナ科に属する野菜のひとつです。古くから福岡県で育てられており、「勝男菜」と字が当てられることから、おめでたい野菜としてお正月のお雑煮の具としても人気です。名前の由来は、食べたときの味がかつおに似ているからだという説と、この野菜を使うと、かつお出汁を使わなくてもおいしい出汁が出るからだという説があります。
基本情報
名前 | かつお菜(勝男菜) |
学名 | Brassica junce |
科名 | アブラナ科 |
主な産地 | 福岡県 |
旬の時期 | 12~1月 |
かつお菜の特徴
かつお菜の葉の形や株は同じアブラナ科の高菜によく似ていますが、高菜に感じるような辛みは少なく、おだやかな、クセのない味が特徴です。葉のかたちが少しごわついているので、見た目から固い食感なのでは、という印象を受けますが、驚くほどやわらかいため、高齢者の方も食べやすい食材です。主な食べ方は、おひたしや煮物、スープ、炒め物などがあげられます。
かつお菜の栄養素
かつお菜は緑黄色野菜のひとつであるため、ビタミンCやβカロチンを多く含みます。他の菜類に比べて抗酸化作用が高く、加熱しても低下しません。また、カルシウムも多く含んでいるため、非常に栄養豊富といえるでしょう。加熱しても栄養素があまり低下しないため、料理に利用しやすい野菜ですね。
出典:写真AC