桔梗(キキョウ)の育て方!上手な管理の仕方や増やし方などを解説

桔梗(キキョウ)の育て方!上手な管理の仕方や増やし方などを解説

桔梗(キキョウ)は夏に楚々とした青紫色の花を咲かせる多年草です。育て方が簡単なため、地植えでも鉢植えでも栽培できます。水やりや切り戻しなど上手な管理の仕方がしおれるのを防ぐポイントです。そこで、桔梗の開花時期や花言葉、育て方と挿し木による増やし方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.桔梗(キキョウ)とはどのような花?
  2. 2.桔梗の特徴
  3. 3.桔梗の育て方
  4. 4.桔梗の増やし方
  5. 5.まとめ

桔梗の育て方

出典:写真AC

桔梗は、昔から日本に自生している宿根草です。日本の暑さ寒さにあっており、毎年花が咲く育てやすい植物です。現在は基本の青紫色の花の他、白色やピンク色、一重咲きや八重咲きなど多くの園芸品種が流通しています。初心者でも簡単に栽培できるため、好みの桔梗を苗から育ててみてはいかがでしょうか?

育て方①栽培環境

桔梗は日当たりがよい場所を好みます。1日中日陰では育ちません。しかし、夏の直射日光が当たる場所は、葉焼けを起したり生育が衰えてしおれたりする場合があります。家や樹木の陰になる半日陰がおすすめです。地植えの場合は日の当たる水はけのよい場所を選び、15~20cmほど盛り土をしたうえに植えましょう。鉢植えの場合は半日陰になり風通しのよい場所に置きます。

風通しがよい半日陰で管理すると、乾燥してしおれるのを防げます。

冬越し対策

桔梗は、寒冷地以外では屋外でも冬越しできます。寒くなり地上部が枯れてきたら、根元で茎を刈り取りましょう。また凍結から根を守るために、根元を腐葉土や敷き藁(わら)で覆うとよいです。鉢植えの場合は、室内に移動して管理しましょう。霜の被害を受けないように管理するのがポイントです。

育て方②植え付け・植え替え

地植えにする場合は、植え付け前に土を掘り、堆肥を混ぜ合わせて1週間そのまま寝かせておきます。株の間を10~20cmほど空けて植え付けましょう。鉢植えにする場合は、鉢やプランターに鉢底石を敷いてから用土を入れます。緩効性肥料を用土に混ぜてから苗を植え付けましょう。また、鉢植えやプランターの場合は2~3年で植え替えをします。植え替えは2~3月の芽が出る前に行いましょう。

桔梗は生育旺盛な植物のため、根詰まりを起こしやすいです。植え替えは必ず行いましょう。

育て方③水やり・用土

地植えの場合は、降雨のみで育てられますが、夏の猛暑で乾燥が続いたときは、たっぷり水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したら十分に水やりを行います。用土は有機質が豊富な水はけのよい土が適しています。小粒赤玉土5、腐葉土3、鹿沼土3の配合がおすすめですが、迷ったときは市販の草花用培養土を使いましょう。

桔梗は乾燥に弱い植物です。根本が乾くとしおれるため、土の乾燥具合をみて水やりをしましょう。

育て方④肥料

鉢植えの場合は、用土に緩効性肥料を混ぜてから植え付け、3~9月の生育期に液体肥料を2週間に1回施します。地植えの場合は、堆肥をしっかり混ぜて植え付ければ、追肥の必要はありません。肥料が少なすぎると花が小さくなることがありますが、もともと野の咲く植物のため、あまり神経質にならなくてよいです。

育て方⑤切り戻し・花がら摘み

花が初夏に咲き終わったら、茎を株元1/2~1/3ほどの高さで切り戻しをしましょう。切り戻しをすると、わき芽が伸びて2度目の開花がよくなります。桔梗の茎や葉を切ると白い液が出ます。白い液が手につくと人によってかぶれてしまうため、軍手をして作業をしましょう。また最初の花が咲き終えたら花がらを摘みます。こまめな花がら摘みが、開花を促し長く花を楽しむポイントです。

次のページで「桔梗の増やし方」を解説します。

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桔梗の増やし方

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