桔梗(キキョウ)の育て方!上手な管理の仕方や増やし方などを解説

桔梗(キキョウ)の育て方!上手な管理の仕方や増やし方などを解説

桔梗(キキョウ)は夏に楚々とした青紫色の花を咲かせる多年草です。育て方が簡単なため、地植えでも鉢植えでも栽培できます。水やりや切り戻しなど上手な管理の仕方がしおれるのを防ぐポイントです。そこで、桔梗の開花時期や花言葉、育て方と挿し木による増やし方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.桔梗(キキョウ)とはどのような花?
  2. 2.桔梗の特徴
  3. 3.桔梗の育て方
  4. 4.桔梗の増やし方
  5. 5.まとめ

桔梗の増やし方

出典:写真AC

桔梗は、こまめに花がらを摘むと見た目をきれいに保ち、株の体力を消耗させずに済みます。しかし、種を採取したい場合は、花後に黒い種ができるのを待ちましょう。生育力が強くこぼれ種からも自然に増えますが、鉢やプランターで育てるときは種を採取します。桔梗は種まきの他、株分け・挿し木の3つの方法で増やします。それぞれの増やし方をみてみましょう。

採取した種は、密閉容器に入れて春まで冷蔵庫で保管します。

増やし方①種まき

桔梗の発芽温度は約15~20℃です。3~4月ごろ、春の暖かさを感じるようになったら種まきをしましょう。プランターに小粒赤玉土を入れ、重ならないように種をまき、5mmほど土をかぶせます。発芽するまでは霧吹きで水やりを行い乾燥を防ぎます。本葉が2~3枚生えたら、1本ずつ育苗ポットに移しましょう。

増やし方②株分け

株分けは、地上部が枯れている時期が適しています。2~3月の芽出し前に行いましょう。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために数年ごと植え替えが必要になります。この際、株が増えすぎている場合は株分けをしましょう。白く細い根をほぐして自然に分かれるようにします。この際太い牛蒡のような根を傷つけないようにします。

増やし方③挿し木

出典:写真AC

挿し木は5~6月に行います。新芽の先端から2~3節の辺りを切り取り、挿し穂にします。葉を取り除き切り口を1時間ほど水に浸けて、水揚げをしてから赤玉土に挿しましょう。節が土に埋まるように挿すのがポイントです。明るい日陰に置いて水を切らさないように管理します。挿し木は鉢かプランターで行うほうが管理しやすいです。約1カ月で発根します。

切り口に発根促進剤をぬると、発根しやすくなります。

まとめ

Photo by NakaoSodanshitsu

桔梗は、地中に太く長い根を張り、細く伸びた茎に控え目な花を咲かせます。冬の寒さに耐えられる強さをもち、丈夫で栽培しやすい植物です。家庭で育てれば、涼し気な青紫の花が夏の疲れを癒してくれるでしょう。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

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