アイスプラントの栽培方法
アイスプラントはさまざまな栽培方法ができる植物です。地植え栽培やプランター栽培栽培の他に、室内で育てることもできます。また「水耕栽培」という珍しい栽培方法で育てることも可能です。それぞれの栽培方法を、画像を加えながら詳しく説明していきます。
地植え栽培
アイスプラントを地植えで育てる場合には、種が小さいので飛ばされてしまわないよう注意が必要です。しかし、種をまいたときに土をたくさんかけてしまうと発芽しない恐れがあります。そのため薄く土をかけることが重要です。水やりは発芽するまで霧吹きで行うと、種が流されてしまう心配がなくなるのでおすすめです。
プランター栽培
アイスプラントをプランターで栽培する場合には、プランターに底石ネットと底石を入れて水はけをよくすることが重要です。風通しをよくするために、種まきするときには20cmほど間隔をとり、日当たりのよい場所に置いて育てます。
室内栽培
アイスプラントを室内で育てると、小さな種が風で飛ばされてしまう心配がないため、初心者にはおすすめです。室内で育てるときには、日光が当たり、風通しのよい場所を選んでください。また、室温の管理も重要なポイントです。夏の暑さが続くときなどは、室内に置いておくと枯れてしまう恐れがあるので、室内を涼しく保つなど工夫が必要です。
水耕栽培
アイスプラントは水耕栽培という方法でも育てることができます。水耕栽培はスペースを取らず、土も使わないので、室内で気軽に育てることができる人気の栽培方法です。初心者にも簡単な、ペットボトルを使ったアイスプラントの水耕栽培の方法をご紹介します。
ペットボトルを利用した水耕栽培の方法
- 大きめのペットボトル(1.5L〜2L)を上から1/3のところで切り離す
- キャップを外して逆さにし、切り離した下の部分に重ねる
- 上部にハイドロボールを詰めて、飲み口の部分から根が出る位置で固定する
- 根に水が届く位置まで、下部に水を入れる
アイスプラントの管理のコツ
アイスプラントは耐寒性は強いですが、夏の暑さが苦手です。そのためしっかりと温度管理をしないと、うまく育たなかったり、枯れてしまったりする恐れもあります。アイスプラントの温度や水やりなど、管理のコツは以下の通りです。
温度管理
アイスプラントは、5℃〜25℃が育成適温とされています。そのため、真夏の30℃を超えるようなときには、涼しい場所に移動させるなどの対策が必要です。また、耐寒性は強いですが、真冬の雪が降るような寒い日には、室内で育てる方が安心です。
収穫直前の水やり
収穫直前に水を与える量を減らすと、葉の表面の雪のように見えるブラッダー細胞がはっきりと現れるようになるのでおすすめです。この部分がはっきりすると、よりアイスプラントらしくなります。また、水やりを控えることで、収穫後の日持ちもよくなります。
アイスプラントの食べ方
アイスプラントはシャキシャキとした食感を楽しむため、主に生食用として用いられることが多い野菜です。表面のブラッダー細胞に塩を含んでいるので、あまりごしごし洗ってしまうと、塩気がなくなってしまうので、洗いすぎないようにするのがポイントです。また、生食用以外にもおすすめの食べ方があるので、いくつかご紹介します。
アイスプラントのサラダ
アイスプラントのおすすめの食べ方はサラダです。アイスプラントは、生食用の野菜として知られています。雪のように見える部分に塩を含んでいるので、アイスプラントを適当な大きさにちぎり、さっと水洗いするだけでサラダの完成です。ドレッシングなどを付けなくても、ほんのりとした塩味を楽しむことができます。
アイスプラントのサンドウィッチ
サラダと同じように、アイスプラントの葉をさっと洗い、サンドウィッチの具として使用します。ハムや卵サラダと一緒にサンドすると、レタスのようにシャキシャキの食感がよく合うのでおすすめです。
アイスプラントの天ぷら
アイスプラントを水で洗い、天ぷら粉を薄くつけて、カラッとあげればアイスプラントの天ぷらの完成です。ブラッダー細胞の部分が塩を含んでいるので、何もつけなくてもそのままで美味しく食べることができます。
アイスプラントの花の画像
アイスプラントは赤色やピンク色、白色など美しい花を咲かせることがあります。花の見た目は、マツバギクに似ているようだと感じる人もいるそうです。そんなアイスプラントの花の画像をいくつかご紹介します。
アイスプラントの赤い花の画像
アイスプラントの赤い花は、とても鮮やかで美しい色をしています。花の中心部分は少し黄色くなっていて、赤色とのグラデーションが魅力的です。
アイスプラントの白い花の画像
アイスプラントの白色の花は、画像で見ると綿毛のようにも見えます。葉が雪が積もっているように見えるので、白色の花も雪のように美しく魅力的です。
アイスプラントのピンクの花の画像
ピンク色のアイスプラントの花はマツバギクによく似ています。しかし、画像をよく見るとわかるように、マツバギクに比べアイスプラントは花びらがとても細いのが特徴です。明るいピンク色がとてもかわいらしい花です。
まとめ
アイスプラントの栽培方法や栽培時期、おいしい食べ方などをご紹介しました。アイスプラントは温度の管理をきちんと行えば、室内で育てたり水耕栽培したりできる育てやすい野菜です。ぜひ魅力的なアイスプラントを育てて、葉を食べるだけでなく、かわいらしい花も楽しんでみてはいかがでしょうか?
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出典:写真AC