サトウキビとは
サトウキビとは、普段、私たちが口にする砂糖の原料になる植物です。日本では、沖縄県がおもな生産地で、現地ではウージとも呼ばれています。海外では、サトウキビを搾ってジュースを作ったり、煮物料理にしたりする国があります。この記事では、サトウキビの特徴やおいしい調理法を紹介していきます。はじめに、サトウキビの特徴を見ていきましょう。
基本情報
科目 | イネ科サトウキビ属 |
原産地 | 東南アジア |
別名 | 甘蔗(かんしょ)、ウージ |
利用方法 | 食用、蒸留酒、燃料など |
どんな植物?
サトウキビはイネ科の植物です。同じイネ科の植物であるお米は台風などで倒れるともとには戻りませんが、サトウキビは風に倒されても自力で起き上がるほどたくましい生命力を持っています。竹のような節と、ススキのような穂先が特徴的です。1月頃から収穫が始まり、この頃のサトウキビは糖が蓄えられていて、一番美味しいといわれています。
食用としての利用方法
サトウキビのおもな利用方法は、食用です。収穫したサトウキビを煮詰めて作られるものが黒糖といわれるもので、栄養価が高く体によいといわれています。そして、黒糖から不純物を取りのぞき、生成されたものが白いお砂糖です。
お酒の原料にもなる
サトウキビを原料に作られたお酒として、ラム酒があります。砂糖を作る過程で、残った糖蜜などを蒸留して作られています。独特な甘みが特徴的で、お菓子の材料としても使われています。
ボタ爺
糖蜜とは砂糖を作る過程で出てくる、茶色い液体だよ。ミネラルなどの栄養素が含まれているといわれているんだよ。
サトウキビの栄養と効能
サトウキビにはミネラルやビタミンなどの栄養が含まれており、この栄養素をもっとも効率よく取り入れられるものが黒糖といわれています。サトウキビや黒糖に含まれる栄養素は白い砂糖よりも豊富に含まれるとされているので、効率よく摂取したいですね。サトウキビから得られるとされる、効能を見てみましょう。
効能①整腸
食物繊維は、整腸作用に効果があり、私たちの体に欠かせない栄養素のひとつです。さまざまな食物に含まれていますが、サトウキビはとくに豊富に含まれており、加工した黒糖にも同じ効果が期待されています。
効能②美肌
サトウキビに含まれるビタミンは、肌の代謝をUPさせるといわれています。また、ミネラルやカリウムも含まれており、余分な水分を排出することで、美肌に整える効果が期待されています。
ほかにも生理痛の改善や、冷え性の改善などが期待されています。女性の強い味方ともいえますね!
効能③イライラの軽減
サトウキビにはカルシウムが含まれており、骨の成長やイライラの軽減が期待されています。とくにこのカルシウムは、日本人には不足している栄養素といわれています。カルシウムは骨だけでなく、歯の成長や貧血防止に欠かせないものなので、大人も子どもも積極的に取り入れましょう。
ボタ爺
それじゃあ、サトウキビの食べ方を見ていこうかね。
糖蜜ってなに?