クモキリソウとは?葉・茎・花の特徴や見分け方を紹介!開花時期は?

クモキリソウとは?葉・茎・花の特徴や見分け方を紹介!開花時期は?

クモキリソウはどのような植物かご存じですか?「山地で見たことがある」「日本全国に分布している」などと答える人もいるかもしれません。日本や海外に分布しているクモキリソウの葉・茎・花の特徴と見分け方や、シマクモキリソウなどについて詳しく解説していきます。

記事の目次

  1. 1.クモキリソウってどんな花?
  2. 2.クモキリソウの特徴と見分け方
  3. 3.シマクモキリソウとは?
  4. 4.まとめ

クモキリソウってどんな花?

出典:写真AC

クモキリソウの基本情報

学名 Liparis kumokiri F.Maek.
和名 雲霧草
科・属名 ラン科・クモキリソウ属
分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄、ロシア、朝鮮
分類 多年草

クモキリソウは日本だけでなく外国にも分布していて、林内が生育環境になっています。

クモキリソウの開花時期

出典:写真AC

クモキリソウは、6~8月には綺麗な花を咲かせます。つぼみは小さく、下方から徐々に開花していくのが特徴です。

6~8月に山地や林内でたくさん咲いているので、興味がある人はこの時期に足を運んでみてください。

クモキリソウの特徴と見分け方

出典:写真AC

クモキリソウの葉・茎・花の特徴と見分け方を紹介していきます。

葉の特徴と見分け方

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クモキリソウの葉は卵形で、茎の部分に2枚の葉が相対してついていて、葉の幅は約5cm、長さは約12cmほどです。葉の先端部分が細かくて鋭い形(波型)になっています。さらに、艶があり、真ん中部分に縦方向の太い線があるのが主な特徴です。

クモキリソウと他の葉を見分ける際には、「葉の先端の形」「葉の中央部分に縦方向のクッキリとした太い線があるかないか」「葉に艶があるのかどうか」の3つを意識して見てみてください。

茎の特徴と見分け方

茎の貯蔵器官である偽球茎が卵型で、偽球茎から茎が出る仕組みになっています。そしてクモキリソウの茎の1番の特徴は、「稜」があることです。他の植物と見分ける際には、稜があるかどうかを意識して見てみてください。

花の特徴と見分け方

出典:写真AC

クモキリソウの花の高さは10~20cmほどです。総状花序(そうじょうかじょ)には5~15の花がついています。萼片(がくへん)の長さは6~7mm、花弁の長さも6~7mm、唇弁(しんべん)の長さは5~6mmです。蕊柱(ずいちゅう)の長さは約3mmの大きさになっていて、花色は普段は淡緑色ですが、淡紫褐色や黒褐色と変化する場合もあります。

クモキリソウと他の花を見分ける際には、「花の色」と「上唇が丸いかどうか」の2点を意識して見てみてください。もし、花の色が薄い緑色で、上唇が丸かったら、クモキリソウの花です。

シマクモキリソウとは?

シマクモキリソウは貴重な花

出典:写真AC

シマクモキリソウは幻のランといわれるぐらい貴重な花です。1930年代以降は見つかったという情報がないので、絶滅した花とさえいわれていました。ただ、近年絶滅したといわれていた種が79年ぶりに発見され、開花に成功し、今でも南硫黄島で生き残っています。

この島は立入制限地区になっているので、一般人が現地で見ることは不可能です。したがってクモキリソウのように気軽に見ることはできません。

まとめ

出典:写真AC

今回はクモキリソウの葉・茎・花の特徴と見分け方などについて、詳しく解説していきました。クモキリソウは日本全国の山などで見ることができます。もし興味のある方は、ぜひそちらまで足を運んでみてください。

kf55aa
ライター

kf55aa

初めまして。kf55aaです。 普段は会社員として働いています。 主な趣味は、園芸、旅行、ドライブ、野球などです。 記事作成や趣味の話題などでさまざまな記事が作成できればなあと思っています。

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