オキナグサの育て方・栽培方法!水やりや肥料など管理のコツを解説!

オキナグサの育て方・栽培方法!水やりや肥料など管理のコツを解説!

フワフワとした白い毛と情緒ある花の姿が人気のオキナグサは、観賞用として栽培する人も多いのですが、育て方にはコツが必要です。そこでオキナグサの基本的な育て方と栽培方法を、水やりや肥料など管理のコツとあわせてわかりやすく解説します。

記事の目次

  1. 1.オキナグサとは?
  2. 2.オキナグサの特徴
  3. 3.オキナグサの基本的な育て方
  4. 4.オキナグサの管理方法
  5. 5.初心者におすすめの育て方
  6. 6.オキナグサの主な病気
  7. 7.オキナグサの主な害虫
  8. 8.まとめ

オキナグサの管理方法

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オキナグサは管理方法にもこまかな注意点があります。もともと環境の変化に対応するのが難しい植物で、管理する側がこまかな点まで気をつけてストレスがかからないように環境を整えることが大切です。ここでは管理方法の目安を紹介しますが、栽培環境に応じて管理方法を調整するようにしてください。

日当たり

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明るい場所が大好きな植物ですが、1年中日当たりのよい場所に置く方法が正しいとはいえません。実は、オキナグサは成長時期や日差しの強さによって置き場の調整をしなければいけないため、正しい知識と状況の判断が重要です。

春の場合

春は葉と花の成長が最も活発になる時期で、日当たりのよい場所で1日たっぷりと日光浴させるのがポイントです。ただし地域によっては初春でも日差しが強い場合もあるため、このような地域では夏の日当たりの目安を参考にしながら、状況に応じて臨機応変に置き場を変えるようにしてください。

夏の場合

フリー写真素材ぱくたそ

日当たりのよい場所で育てたほうが花も大きく育ちますが、山野草にとって夏の強い日差しは葉焼けの原因になります。そのため、夏は日差しが柔らかい朝の時間のみ日当たりのよい場所に移動するなど、強い日差しを避ける工夫が必要です。なお日中は風通しのよい半日陰に置くとよいでしょう。

秋の場合

秋は株が成長する重要な時期です。日当たりのよい場所に移動して、たっぷりと日差しをあてるようにします。ただし地域によっては秋でも日差しが強いことがあります。日差しが強い場合は直接日があたらない明るい場所を置き場にすると、葉焼けの予防になるためおすすめです。

冬の場合

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耐寒性もある植物で、朝夕に気温が下がる地域でも屋外で栽培できます。ただし凍結するような寒さのなかでは冬越しができなくなるため、日当たりを重視するよりも凍結を避ける対策をするのがポイントです。なお室内に置く場合は明るく乾燥しにくい場所、庭植えの場合は落ち葉をかけるなどの凍結対策をしましょう。

水やり

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水やりの方法が時期によって異なることも、栽培が難しいといわれる理由の1つです。栽培する地域や置き場などの環境によっても水やりの方法を調整する必要がありますが、ここでは季節ごとの水やりの目安をわかりやすく紹介しておきます。

春・秋の水やり

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過ごしやすい気候と適度に乾燥している春と秋は、土の表面が乾燥しないように毎日水やりを行います。特に株の生育期である秋は、土が乾燥すると株の成長スピードがダウンするため注意してください。なお水やりを行う時間は朝がおすすめです。

夏の水やり

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気温が高い夏は、土が乾燥しないように毎日水やりを行うのがポイントです。特に夏は水枯れを起こしやすいため、乾燥しないようにたっぷりと水やりするようにしましょう。なお朝・昼に水やりを行うと土の温度が上がりストレスがかかります。夏の水やりは夜に行ってください。

冬の水やり

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冬は休眠期に入るため、土の表面が乾き始めたら水やりをします。ただし庭植えや鉢を外に置いて栽培する場合は、水やりをしすぎると土の温度が下がり枯れてしまうことがあります。そのため、冬は気温・天候と土の乾燥状態から水やりのタイミングを判断するのがポイントです。

株分け方法

株分けは、春または秋の植え替えのタイミングで行うのがおすすめです。特に秋は株が生育期に入るため、春よりは秋に株分けしたほうが株分けした株も大きく成長します。ただし株分けする際には、根を傷つけないようていねいに行ってください。

株分け作業は手作業で慎重に

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株分け作業中に根を傷つけてしまうと、せっかく大きく育った株が枯れてしまいます。そのため必ず手作業で行い、株分けするときも無理に力を入れず慎重に行うようにしてください。なお株分けした株の切り口には、殺菌剤を塗っておくと病気や害虫の予防になります。

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初心者におすすめの育て方

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