記事の目次
- 1.秋植え球根とは
- 2.植えっぱなしでOK!人気の秋植え球根18選!
- 3.人気の秋植え球根①ユリ
- 4.人気の秋植え球根②原種系チューリップ
- 5.人気の秋植え球根③水仙
- 6.人気の秋植え球根④アネモネ
- 7.人気の秋植え球根⑤クロッカス
- 8.人気の秋植え球根⑥ムスカリ
- 9.人気の秋植え球根⑦ヒヤシンス
- 10.人気の秋植え球根⑧スノードロップ
- 11.人気の秋植え球根⑨スノーフレーク(スズランスイセン)
- 12.人気の秋植え球根⑩ハナニラ(イフェイオン)
- 13.人気の秋植え球根⑪アリウム(アリューム)
- 14.人気の秋植え球根⑫エランティス(黄花セツブンソウ)
- 15.人気の秋植え球根⑬シラー・イングリッシュ・ブルーベル(シラー・カンパニュラータ)
- 16.人気の秋植え球根⑭ダッチアイリス(球根アイリス)
- 17.人気の秋植え球根⑮プシュキニア(プスキニア)リバノティカ
- 18.人気の秋植え球根⑯エリスロニウム(西洋黄花カタクリ)
- 19.人気の秋植え球根⑰チオノドクサ
- 20.人気の秋植え球根⑱リアトリス
- 21.上手な球根の植え方と育て方
- 22.水耕栽培で楽しむ
- 23.落葉樹や果樹の株元に植える
- 24.多品種をひと鉢で楽しむ
- 25.まとめ
人気の秋植え球根⑭ダッチアイリス(球根アイリス)
ダッチアイリスは、小さくても姿が美しく華やかさがあります。草丈は20cm〜60cmほど、花色は白・黄・ブルー系・青紫系で、花期は5〜6月の初夏咲きです。
人気の秋植え球根⑮プシュキニア(プスキニア)リバノティカ
小さくて透明感のある花色がかわいらしいプシュキニアは、やや暑さに弱いので庭植えでは落葉樹の下がおすすめです。草丈は10cm〜20cmほどで、花色は白にブルーのラインが入ります。花期は3〜4月の春咲きです。
人気の秋植え球根⑯エリスロニウム(西洋黄花カタクリ)
在来種のカタクリは山野草ですが、こちらは園芸品種なので育てやすいのが特徴です。草丈は20cmほど、花色は黄色で、花期は3〜4月の春咲きです。やや暑さに弱いので、落葉樹の下に植えるのをおすすめします。
人気の秋植え球根⑰チオノドクサ
寒さに強く育てやすい、小さな星型の花が特徴です。草丈は20cmほど、花色は白・ピンク・ブルー系で、花期は3〜4月の春咲きです。やや暑さに弱いので、落葉樹の下に植えるのをおすすめします。
人気の秋植え球根⑱リアトリス
イングリッシュガーデンにも似合う、すっと伸びた花穂が美しいリアトリス。草丈は60cm〜1.2mほどとやや高さがあり、他の宿根草とも相性がよくガーデニングにおすすめです。花色は白・赤紫で、花期は6〜9月の夏咲きです。
上手な球根の植え方と育て方
秋に球根を植えたのに春を過ぎても咲かなかった…という経験をしないために、秋植え球根の上手な植え方と育て方を解説します。まずはよい球根を選ぶコツから、見ていきましょう。
よい球根を選ぶコツ
よい球根選びのチェックポイントはコレ!
- 表面に傷がなくて、大きな球根を選ぶ
- 割れていたり平らな扁平した球根は、親から分けた成長途中の子球根
- 持ってみて重たい方が、中に空洞がなく成熟した球根
- しっかりと栄養を蓄えた球根は、ぷっくりとハリがある
ボタニ子
秋植え球根は、9月の中下旬頃から園芸店に並び始めます。珍しい品種や花色の球根は、早めに購入しましょう!
植え方と育て方①用土と肥料
球根植物を植える時期は10月〜11月で、プランターや鉢植えには市販のお花の培養土がおすすめです。花壇に植えるときには、赤玉土や鹿沼土の中粒と腐葉土を混ぜ合わせて、水はけと通気性をよくしましょう。球根自体に栄養が蓄えられているので、植え付けのときに肥料は必要ありません。花芽が出始める2月下旬〜3月初旬に、追肥を与えましょう。花が咲いた後のお礼肥も忘れずに。
植え方と育て方②置き場所と日当たり
秋植え球根は約8週間(約2ヶ月間)冬の寒さを感じることで春に花を咲かせます。プランターや鉢植えは、屋外で半日程度日が当たる南向きや東向きの場所に置きましょう。寒さが厳しい地域では、日当たりのよい軒下や屋根下に置きます。花壇に植える場合、夏の暑さが苦手な種類は果樹や落葉樹の株元に植え込むと、夏の強い日差しが避けられます。
植え方と育て方③水やり
球根自体に栄養があるからといって、水やりをしないとダメになってしまいます。プランターや鉢植えの場合は、雨が降らず土が乾燥していたら、10日〜2週間に一度(月に2〜3回)は水やりをしましょう。花壇の場合も雨が降らず土が乾燥していたら、水やりが必要です。冬の水やりは、天気の良い日の午前中をおすすめします。
植え方と育て方④球根の植え付け
球根を植えるときの深さや間隔は上の表が参考になります。花壇では球根3つ分の深さを掘って、球根2つ分以上の間隔をあけて植え付けます。プランターや鉢植えの場合は、球根1つ分からやや浅めの深さで、間隔は狭くても大丈夫です。パンジーやビオラなど、冬咲きの苗の隙間から芽が上がるように配置すれば、混植も可能です。この記事で紹介した球根で、上のイラストに記載されていない小型球根類は、ムスカリが参考になります。
ユリの植え付けと保管
ユリは成長すると背が高くなること、球根の上にも根が伸びることから、深植えするのが基本です。特にカサブランカのような大型の花で背も高くなる種類は、30cmほど掘って植え付けましょう。10号以上の大鉢でも可能です。すぐに植えないときはおがくずごと新聞紙で包んで、適度に湿度を保って涼しい場所で保管します。
植え方と育て方⑤球根の植え替え(分球)
花付きが悪くなり、花が小さくなってしまったら球根の植え替えをしましょう。植えっぱなしと言っても、3〜4年経つと子が増えて窮屈になってきます。花が終わり葉が黄色くなったら分球(球根の株分け)時期です。葉と花茎を切り取って、球根を掘り上げてネットに入れて涼しいところで保管します。10月〜11月に子の球根は親と分けて植え付けます。大きく成長したら花をつけるようになります。
水耕栽培で楽しむ
新聞紙で包んだ球根を冷蔵庫の野菜室に7〜8週間入れるか、購入した9月過ぎから年内は涼しい場所に置くのがコツです。水耕栽培専用の容器もありますが、ワイヤーで高さを調節すれば、ジャムの空き瓶や100円ショップの花瓶なども利用できます。水は2〜3日に1度入れ替えましょう。
落葉樹や果樹の株元に植える
草丈10〜20cmほどの小型の球根は、特に群生した姿が美しく見事です。花壇の縁取りや、果樹や落葉広葉樹の株元にまとめて植え込むのもおすすめです。
ボタニ子
宿根草は雑草と間違えて除草されないように、札を立てたり囲いをつけたりしておきましょう!
多品種をひと鉢で楽しむ
秋植え球根のほとんどの品種が、1球1花です。そこで多品種を一つのプランターや鉢に植え込む、華やかな混植をおすすめします。パンジーやビオラなどの冬咲きの苗の間に植え込むのもおすすめです。
まとめ
冬の寒さが和らぐ早春に、春の訪れを告げる花。宿根草としてガーデニングでも人気の高い、植えっぱなしで楽しめる秋植え球根植物をご紹介しました。花と緑のある暮らしに、植物の成長が身近に感じられる、秋植え球根の水耕栽培を取り入れてみてくださいね。
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出典:BOTANICA