秋植え球根18選!植えっぱなしに向いている人気の球根植物をご紹介!

秋植え球根18選!植えっぱなしに向いている人気の球根植物をご紹介!

植えっぱなしで楽しめる秋植え球根は、毎年花が咲く宿根草としてガーデニングでも人気の植物です。水耕栽培ができるヒヤシンス、早春に咲く水仙、夏咲きのユリ、香りも楽しめるムスカリなど、秋植え球根は種類が豊富です。10月〜11月に植えて春の開花時期を待ちましょう。

記事の目次

  1. 1.秋植え球根とは
  2. 2.植えっぱなしでOK!人気の秋植え球根18選!
  3. 3.人気の秋植え球根①ユリ
  4. 4.人気の秋植え球根②原種系チューリップ
  5. 5.人気の秋植え球根③水仙
  6. 6.人気の秋植え球根④アネモネ
  7. 7.人気の秋植え球根⑤クロッカス
  8. 8.人気の秋植え球根⑥ムスカリ
  9. 9.人気の秋植え球根⑦ヒヤシンス
  10. 10.人気の秋植え球根⑧スノードロップ
  11. 11.人気の秋植え球根⑨スノーフレーク(スズランスイセン)
  12. 12.人気の秋植え球根⑩ハナニラ(イフェイオン)
  13. 13.人気の秋植え球根⑪アリウム(アリューム)
  14. 14.人気の秋植え球根⑫エランティス(黄花セツブンソウ)
  15. 15.人気の秋植え球根⑬シラー・イングリッシュ・ブルーベル(シラー・カンパニュラータ)
  16. 16.人気の秋植え球根⑭ダッチアイリス(球根アイリス)
  17. 17.人気の秋植え球根⑮プシュキニア(プスキニア)リバノティカ
  18. 18.人気の秋植え球根⑯エリスロニウム(西洋黄花カタクリ)
  19. 19.人気の秋植え球根⑰チオノドクサ
  20. 20.人気の秋植え球根⑱リアトリス
  21. 21.上手な球根の植え方と育て方
  22. 22.水耕栽培で楽しむ
  23. 23.落葉樹や果樹の株元に植える
  24. 24.多品種をひと鉢で楽しむ
  25. 25.まとめ

人気の秋植え球根⑭ダッチアイリス(球根アイリス)

出典:BOTANICA

ダッチアイリスは、小さくても姿が美しく華やかさがあります。草丈は20cm〜60cmほど、花色は白・黄・ブルー系・青紫系で、花期は5〜6月の初夏咲きです。

人気の秋植え球根⑮プシュキニア(プスキニア)リバノティカ

出典:写真AC

小さくて透明感のある花色がかわいらしいプシュキニアは、やや暑さに弱いので庭植えでは落葉樹の下がおすすめです。草丈は10cm〜20cmほどで、花色は白にブルーのラインが入ります。花期は3〜4月の春咲きです。

人気の秋植え球根⑯エリスロニウム(西洋黄花カタクリ)

出典:写真AC

在来種のカタクリは山野草ですが、こちらは園芸品種なので育てやすいのが特徴です。草丈は20cmほど、花色は黄色で、花期は3〜4月の春咲きです。やや暑さに弱いので、落葉樹の下に植えるのをおすすめします。

人気の秋植え球根⑰チオノドクサ

出典:写真AC

寒さに強く育てやすい、小さな星型の花が特徴です。草丈は20cmほど、花色は白・ピンク・ブルー系で、花期は3〜4月の春咲きです。やや暑さに弱いので、落葉樹の下に植えるのをおすすめします。

人気の秋植え球根⑱リアトリス

出典:写真AC

イングリッシュガーデンにも似合う、すっと伸びた花穂が美しいリアトリス。草丈は60cm〜1.2mほどとやや高さがあり、他の宿根草とも相性がよくガーデニングにおすすめです。花色は白・赤紫で、花期は6〜9月の夏咲きです。

上手な球根の植え方と育て方

球根の芽の画像
Photo by anro0002

秋に球根を植えたのに春を過ぎても咲かなかった…という経験をしないために、秋植え球根の上手な植え方と育て方を解説します。まずはよい球根を選ぶコツから、見ていきましょう。

よい球根を選ぶコツ

球根を持つ手の画像

出典 写真AC

よい球根選びのチェックポイントはコレ!

  • 表面に傷がなくて、大きな球根を選ぶ
  • 割れていたり平らな扁平した球根は、親から分けた成長途中の子球根
  • 持ってみて重たい方が、中に空洞がなく成熟した球根
  • しっかりと栄養を蓄えた球根は、ぷっくりとハリがある
ボタニ子

ボタニ子

秋植え球根は、9月の中下旬頃から園芸店に並び始めます。珍しい品種や花色の球根は、早めに購入しましょう!

植え方と育て方①用土と肥料

球根を植える画像

出典 写真AC

球根植物を植える時期は10月〜11月で、プランターや鉢植えには市販のお花の培養土がおすすめです。花壇に植えるときには、赤玉土や鹿沼土の中粒と腐葉土を混ぜ合わせて、水はけと通気性をよくしましょう。球根自体に栄養が蓄えられているので、植え付けのときに肥料は必要ありません。花芽が出始める2月下旬〜3月初旬に、追肥を与えましょう。花が咲いた後のお礼肥も忘れずに。

植え方と育て方②置き場所と日当たり

ガラス瓶に植えたムスカリの画像

出典 Unsplash

秋植え球根は約8週間(約2ヶ月間)冬の寒さを感じることで春に花を咲かせます。プランターや鉢植えは、屋外で半日程度日が当たる南向きや東向きの場所に置きましょう。寒さが厳しい地域では、日当たりのよい軒下や屋根下に置きます。花壇に植える場合、夏の暑さが苦手な種類は果樹や落葉樹の株元に植え込むと、夏の強い日差しが避けられます。

植え方と育て方③水やり

ジョーロイメージ画像

出典 写真AC

球根自体に栄養があるからといって、水やりをしないとダメになってしまいます。プランターや鉢植えの場合は、雨が降らず土が乾燥していたら、10日〜2週間に一度(月に2〜3回)は水やりをしましょう。花壇の場合も雨が降らず土が乾燥していたら、水やりが必要です。冬の水やりは、天気の良い日の午前中をおすすめします。

植え方と育て方④球根の植え付け

Photo bycongerdesign

球根を植えるときの深さや間隔は上の表が参考になります。花壇では球根3つ分の深さを掘って、球根2つ分以上の間隔をあけて植え付けます。プランターや鉢植えの場合は、球根1つ分からやや浅めの深さで、間隔は狭くても大丈夫です。パンジーやビオラなど、冬咲きの苗の隙間から芽が上がるように配置すれば、混植も可能です。この記事で紹介した球根で、上のイラストに記載されていない小型球根類は、ムスカリが参考になります。

ユリの植え付けと保管

ユリは成長すると背が高くなること、球根の上にも根が伸びることから、深植えするのが基本です。特にカサブランカのような大型の花で背も高くなる種類は、30cmほど掘って植え付けましょう。10号以上の大鉢でも可能です。すぐに植えないときはおがくずごと新聞紙で包んで、適度に湿度を保って涼しい場所で保管します。

植え方と育て方⑤球根の植え替え(分球)

出典:写真AC

花付きが悪くなり、花が小さくなってしまったら球根の植え替えをしましょう。植えっぱなしと言っても、3〜4年経つと子が増えて窮屈になってきます。花が終わり葉が黄色くなったら分球(球根の株分け)時期です。葉と花茎を切り取って、球根を掘り上げてネットに入れて涼しいところで保管します。10月〜11月に子の球根は親と分けて植え付けます。大きく成長したら花をつけるようになります。

水耕栽培で楽しむ

出典:写真AC

新聞紙で包んだ球根を冷蔵庫の野菜室に7〜8週間入れるか、購入した9月過ぎから年内は涼しい場所に置くのがコツです。水耕栽培専用の容器もありますが、ワイヤーで高さを調節すれば、ジャムの空き瓶や100円ショップの花瓶なども利用できます。水は2〜3日に1度入れ替えましょう。

落葉樹や果樹の株元に植える

出典:写真AC

草丈10〜20cmほどの小型の球根は、特に群生した姿が美しく見事です。花壇の縁取りや、果樹や落葉広葉樹の株元にまとめて植え込むのもおすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

宿根草は雑草と間違えて除草されないように、札を立てたり囲いをつけたりしておきましょう!

多品種をひと鉢で楽しむ

出典:写真AC

秋植え球根のほとんどの品種が、1球1花です。そこで多品種を一つのプランターや鉢に植え込む、華やかな混植をおすすめします。パンジーやビオラなどの冬咲きの苗の間に植え込むのもおすすめです。

まとめ

ムスカリとイルミネーションの画像

出典 Unsplash

冬の寒さが和らぐ早春に、春の訪れを告げる花。宿根草としてガーデニングでも人気の高い、植えっぱなしで楽しめる秋植え球根植物をご紹介しました。花と緑のある暮らしに、植物の成長が身近に感じられる、秋植え球根の水耕栽培を取り入れてみてくださいね。

オ ダ マ キ
ライター

オ ダ マ キ

こんにちは!花とグリーンが大好き!3匹の猫と美味しいものと、豊かな自然に恵まれた信州在住の元 園芸店員ライターです。どうぞ、よろしくお願いします★★★

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