カラーってどんな花?その種類・品種や特徴・花言葉をご紹介!

カラーってどんな花?その種類・品種や特徴・花言葉をご紹介!

個性的な花姿や美しい葉が人気のカラーですが、ガーデニングでも人気の植物であることをご存知でしょうか。今回はカラーの種類・品種や特徴や花言葉をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.カラーの概要
  2. 2.カラーの特徴
  3. 3.カラーの種類・品種
  4. 4.カラーの花言葉
  5. 5.まとめ

カラーの概要

出典:写真AC

切り花で人気の球根植物

カラーは南アフリカを原産とする球根植物です。原産地では約6~8種類の原種が自生しています。「湿地性」と「畑地性」の2種類があるのが大きな特徴です。日本の園芸業界では、育てやすい畑地性カラーが多く流通しています。種類によって性質も異なるため、育て方も種類に合わせて変える必要があります。シンプルかつシャープな花姿から、切り花やアレンジメントで人気が高いです。

観葉植物としても人気

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個性的な花姿が人気のカラーですが、葉の形状もハート形や矢じりの形、楕円形など非常に個性的なものが多いです。葉に白い斑模様が入るものもあり、葉だけでも十分観賞価値があるのもカラーの大きな魅力でしょう。このため、観葉植物として扱われることもあります。

カラー(畑地性)の基本データ

学名 Zantedeschia
科名 サトイモ科
属名 オランダカイウ属(ザンテデスキア属)
園芸分類 草花・球根植物・観葉植物
原産地 南アフリカ
開花時期 6月~7月
花色 赤色、白色、ピンク、黄色、オレンジ、紫など

カラーの特徴

特徴①湿地性と畑地性に分かれる

前にも触れたように、カラーは湿地性と畑地性の2種類のタイプがあります。タイプによって育て方も異なるので、購入の際にはどちらのタイプなのか、よく確認しておきましょう。

  • 湿地性カラー:名前が示すように、水辺のような湿り気のある場所を好むカラーです。耐暑性はありますが乾燥を嫌うので、夏の乾燥がひどい時期は注意しましょう。
  • 畑地性カラー:水はけのよい土壌を好むカラーです。湿地性カラーよりも栽培しやすいため、園芸業界でカラーというと、大体は畑地性カラーを指します。乾燥に強く耐寒性がありますが、その分高温多湿に弱いので、水やりの際はやり過ぎに注意が必要です。

湿地性と畑地性の見分け方

見分け方のポイントは栽培環境と花や葉の特徴

見分け方のポイントとして、まずあげられるのは栽培環境です。湿地性は水辺や湿地を好み、畑地性はやや乾燥気味の環境を好みます。見た目の見分け方のポイントとしては、花の大きさや葉の形状、花色があげられるでしょう。

  • 湿地性カラーは花が大きくて草丈は約1m、葉の形状はハート形が多く流通しています。花色は流通している品種の大半が白色です。白以外の花色もありますが、あまり流通していません。また畑地性と比べると、花びらの先が横に広く開いている特徴があります。
  • 畑地性カラーは、湿地性に比べると花はやや小ぶりで草丈は約60cm、葉の形状はハート形もあれば細長く尖った形もあります。斑入りの品種もあるなど、バラエティ豊富なのが特徴です。この特徴から葉の観賞価値が高く、観葉植物としても扱われています。花色も豊富です。白以外にも黄色や赤色、紫色などが流通しています。花の形状は湿地性と比べると小ぶりで細く、先が尖っているのが特徴です。そのためシュッとした印象を受けます。

特徴②花びらが実は葉の変形

Photo by wasabinouta

一般的に花と認識されている部分は、実は「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれている葉の変形です。仏炎苞に巻かれている芯のような部分が、カラーの本当の花にあたります。この苞の厚さや巻きの深さは品種によって異なっています。品種によっては、咲き進むにつれて苞のツヤが増すという特徴を持つ物もあります。

カラーの種類・品種

オランダカイウ

湿地性カラーの代表的品種です。花が大きく、草丈も90cmほどに育ちます。丈夫で耐寒性もあるので地植え向きの品種です。この品種を親とする園芸品種も多く作出されています。よい香りを持っていることも特徴です。

シロボシカイウ

畑地性カラーの代表的品種で、葉に白い斑模様が入るのが大きな特徴です。この特徴が名前の由来にもなっています。本種を交配親とした園芸品種はとても多いです。これらの園芸品種群は「ハイブリッドカラー」と呼ばれています。

斑入りの葉がとても美しいので、花がない時期でも観葉植物として楽しめますよ。

カラーの花言葉

カラー全般の花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」です。「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」の由来は、カラーの名前の語源がギリシャ語の「カロス(美しい・究極の美)」であることからきています。「清浄」は白いカラーの独特の花姿が、純白のウェディングドレスの優雅に広がった裾を連想させることが由来です。

白いカラーの花言葉

白いカラーの花言葉は「清浄」「清純」「女性のしとやかさ」です。白い花が持つ清楚なイメージから、これらの花言葉が生まれました。白いカラーは花嫁のブーケにもよく利用されています。花言葉の意味から見てもピッタリですね。

黄色のカラーの花言葉

黄色いカラーの花言葉は「壮大な美」です。元気で明るいイメージがある黄色い花は、明るくて何でも受け入れる度量がある女性を思い起こさせたのでしょう。なお、黄色いカラーは明るく華やかな花色とスッキリした花姿から、年上の女性への贈り物としても人気が高いです。

ピンクのカラーの花言葉

ピンクのカラーの花言葉は「情熱」です。情熱という花言葉は赤い花につけられることが多いのですが、カラーの場合はピンクの花につけられています。優しい色合いの花につけられる花言葉としては、少し意外に感じられますが、ピンクのカラーは、切り花や女性への贈り物として人気が高い花です。

紫のカラーの花言葉

紫のカラーの花言葉は「夢見る美しさ」です。紫色のカラーには、淡い紫や濃い紫など多くの種類があり、色の濃淡で印象がかなり違います。紫色が持つ神秘的な雰囲気や、同じ色でも濃淡だけで印象がガラリと変わるところは、まさに「夢のような」と表現するのにふさわしい美しさでしょう。

カラー・ホットチョコレートの花言葉

ホットチョコレートはとても珍しい黒色の品種で、花びらにきれいなツヤがあるのが特徴です。カラーの独特な形状もあって、個性的な美しさが目を惹きます。希少ですが人気が高い品種です。固有の花言葉は「贅沢な美しさ」という言葉がつけられています。希少で、個性美にあふれた花姿から、このような花言葉がつけられたのでしょう。

カラーの花言葉まとめ

  • 全般の花言葉:「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」
  • 白いカラーの花言葉:「清浄」「清純」「女性のしとやかさ」
  • 黄色いカラーの花言葉:「壮大な美」
  • ピンクのカラーの花言葉:「情熱」
  • 紫のカラーの花言葉:「夢見る美しさ」
  • カラー・ホットチョコレートの花言葉:「贅沢な美しさ」
カラーの花言葉とは?白や黄色など色別・種類別にご紹介! | BOTANICA
カラーは白のイメージが強いですが、さまざまな色があるのをご存知でしょうか。美をイメージさせる花言葉が多く贈りもの・結婚式などのお祝いごとにもぴったりです。今回はカラーの特徴と色別の花言葉、花の咲く時期についてご紹介します。

まとめ

個性的な花姿が美しく、素敵な意味の花言葉が多いカラーは、タイプの違いに気をつければ、意外と育てやすい植物でもあります。きれいな切り花を買うのもよいですが、お家で育てて美しく育った姿を眺めるのもよいですよ。ぜひお庭で健やかに育て上げて、美しい花姿を存分に堪能してくださいね。

Laylah
ライター

Laylah

バラや百合のような美しくて香り高い花も好きですが、スミレやタンポポのような野に咲く可憐で強い花も好きです。

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