ハートカズラとは?
ハートカズラは、細長いつるに1~2cmの小さなハート型の葉をつける観葉植物です。その姿がハートのモチーフのネックレスのように見えることから、別名「ラブチェーン」とも呼ばれています。かわいらしい見た目から女性に人気が高く、室内でも育てやすいためインテリアとしても楽しまれています。
ハートカズラの基本情報
学名 | Ceropegia woodii |
分類 | キョウチクトウ科セロペギア属 |
原産地 | 南アフリカ |
性質 | つる性・常緑多年草 |
開花期 | 6月~8月 |
匍匐(ほふく)して伸びる針金のような細いつるに、左右一対の葉が等間隔につきます。葉の表側は濃い緑色をしており葉脈に沿って白みがかった模様が出て、裏側はピンクがかった紫色をしています。花言葉は「協力」「助け合い」です。ハートとハートが繋がりあう姿から想像されたものです。
セロペギア属の仲間
ハートカズラはセロペギアという植物の一種です。セロペギアは南アフリカやマダガスカル、東南アジアなど熱帯を中心に生息しているキョウチクトウ科の亜科です。非常に多くの種類があり、すでに発見されている種類は180を超えていて新種が次々とみつかっています。ユニークな形状のものが多く、観葉植物として楽しまれています。日本でも人気のセロペギア属の観葉植物をご紹介します。
セロペギアシモネアエ
セロペギア属はつる性の植物が多いですが、枝が太くつる状になりません。成長が非常にゆっくりで這うように伸びます。
セロペギアサンダーソニー
日本では酔竜の名称でも流通しています。花の形状から、「パラシュートプランツ」「アンブレラフラワー」とも呼ばれています。ハートカズラよりも耐寒性が弱く、最低でも12℃以上の気温(室温)が必要になります。温かい環境で育てれば1年中花を咲かせます。
セロペギアアンプリアータ
初夏~秋にかけてユニークな形状の花をつけます。ハートカズラよりもつるが太くしっかりしており、葉はよく見ないとわからないほど小さいです。サンダーソニー同様耐寒性が弱く、15℃を下回ると枯れてしまいます。
ピンク色のハートカズラ
写真はハートカズラの種類のひとつで、レディハートという品種です。通常のハートカズラの葉の表は緑色ですが、レディハートには白やピンクの斑が入っています。日本ではハートカズラ錦という名前でも流通しています。ハートカズラとの違いは葉の色だけで、育て方や葉色以外の特徴は同じです。
ハートカズラの特徴
ハートカズラは日差しに強く、真夏に直射日光が当たる場所でも元気に育ちます。日当たりのよい場所で育てると葉が肉厚になり、逆に日当たりが少なすぎると株が弱り葉が落ちしまいます。寒さに弱く、乾燥を好みます。夏になると個性的な形で濃い紫色の花を咲かせます。つるは最大で4mほどまで伸びます。
ハートカズラの風水
ハートカズラは見た目がかわいらしいだけでなく、風水的にも素敵な効果があります。風水では下に垂れさがるように伸びる植物は家族運をあげたり、リラックスを促したりする効果があるといわれています。また、ハート形の葉をもつ植物は人間関係や恋愛運によい効果があるとされています。
ボタニ子
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写真がハートカズラの花です。特徴的な見た目をしていますね。