オリーブの花の色とは
オリーブといえば、オリーブの木になっている実を連想する方がたくさんいます。オリーブの実から抽出されるオリーブオイルはあまりにも有名で、私たちの身近に存在しています。しかしオリーブの木に咲く花がどのようなものか、見たことがないのではないでしょうか?まずはオリーブの花の色がどんな色なのか、チェックしてみましょう。
オリーブの花は白色
オリーブの花は白色で、密集して咲きます。キンモクセイ科なので花自体はとても小さく、かわいらしい印象の花です。キンモクセイ科ですが、香りはキンモクセイのように強くありません。花の香りは草に近く、香りが辺りに漂うこともありません。ある程度開花したら花が落ちるので、鉢植えで育てる時は花粉や花弁の落下に注意しましょう。
種類で花の色は異なるのか
オリーブはとても種類が豊富な植物ですが、どの種類のオリーブも白い花を咲かせます。植物によっては種類が違うと花の色が異なることがありますが、オリーブに関しては種類が違っていても花の色は同じです。
オリーブの花の開花時期
オリーブの花が開花する時期は、いつ頃なのでしょうか?開花時期を把握して、オリーブの花が咲くように追肥や水やりをして管理しましょう。庭に地植えしてガーデニングで育てているオリーブも、追肥などを行うことで花を咲かせやすくなります。オリーブの花を眺め、開花に合わせた季節を満喫しましょう。
オリーブの花が咲く季節
オリーブの花は、5月~6月の初夏に差し掛かる季節に咲きます。オリーブの花は水が当たるとすぐ落ちてしまうので、ガーデニングの際は軒先などの雨が当たりにくい場所がおすすめです。屋内で管理する場合は、キンモクセイ同様に開花した花がハラハラと落ちるので、落ちた花びらの回収などをこまめに行う必要があります。
オリーブの花芽がつかない場合
開花の季節を迎えているのにオリーブの木に花芽がつかない場合、いくつかの原因が考えられます。庭でのガーデニングはもちろん、鉢植えで屋内管理をしている方にも当てはまる、花芽がつかない理由をいくつかご紹介します。問題点を発見して、きれいなオリーブの花を咲かせましょう。
新しく出てきた枝を切っている
オリーブは新しく出てきた枝に花芽を付けるので、新しい枝を切ると花芽がつきません。新たに生えた枝は剪定せず、枯れた枝や木の内側に向かって生えている枝を剪定対象にしましょう。庭にオリーブを植えている場合、剪定時期は2月~3月がおすすめです。
花芽がつきにくい環境がそろっている
オリーブはある程度の寒さを感じなければ、花芽を付けないことがあります。屋内での鉢植え管理を行っているのに花芽を付けないときは、寒さを感じきれていない可能性があります。また、鉢植えが小さすぎると花芽を付けにくくなります。木の大きさにあった鉢植えを選びましょう。
花芽を作るための肥料が足りない
オリーブは特別に手をかけなくても簡単に枯れる植物ではありませんが、水分や栄養が不足していると花芽が付きません。葉っぱが黄色くなっていたり巻いたりしていると、水分や肥料が足りていないサインなので、たっぷりと水と肥料を与えましょう。肥料は有機肥料がおすすめです。
オリーブの花言葉
オリーブには、どのような花言葉が付けられているのでしょうか?購入を検討している場合は、花言葉も把握しておきたいものです。今現在オリーブを植えて育てている方も、オリーブの花言葉を知ると、オリーブの魅力的で新しい一面も発見できるかもしれません。2つの神話に基づく、素敵な花言葉をご紹介します。
旧約聖書とギリシャ神話が花言葉の由来
オリーブの花言葉は旧約聖書とギリシャ神話が基になっています。オリーブの花言葉をまとめました。
- 平和
- 知恵
- 勝利
旧約聖書では
旧約聖書のオリーブの花言葉は、平和です。旧約聖書内のノアの箱舟という話の中で、人間の悪い行いに怒った神様が洪水を起こし、ノアが建設した箱舟で人間と動物が箱舟に乗って洪水から難を逃れます。洪水の勢いが収まり、箱舟から大地に向かってノアがハトを放ちました。そのハトがオリーブの若葉を持って帰って洪水が引いたというエピソードになぞらえて、「平和」という花言葉がつきました。
ギリシャ神話では
ギリシャ神話のオリーブの花言葉は、知恵と勝利です。知恵の女神アテナと海の神ポセイドンが町の覇権をめぐって争い、全知全能の神ゼウスは「町の人々の役に立つものを贈ったものに覇権を譲り渡す」と告げました。アテネは薬効や食用としてがある実が収穫できるオリーブをポセイドンは戦いに勝利をもたらす馬を贈り、人々はアテネを選んだというエピソードから「知恵」と「勝利」という花言葉がつきました。
まとめ
オリーブは、初夏一気に開花します。花が散り始める時期はばらつきが少ないため、オリーブの木の下には小さな花でできた白いじゅうたんができるのも魅力の一つです。花の香りはほとんどしないので、強い香りが苦手な方にもおすすめです。オリーブの木は乾燥に強いため、ガーデニングを始めたばかりの方でも管理しやすく育てやすい特徴も持っています。剪定時は、新しい枝を切らないように注意しましょうね。