固いアボカドは食べられる?簡単に柔らかくする対処法&調理法を紹介!

固いアボカドは食べられる?簡単に柔らかくする対処法&調理法を紹介!

固いアボカドは追熟させて食べるのが一般的ですが、効率的に簡単に柔らかくする方法があります。固いアボカドもすぐにおいしく食べられるように、適切な対処法を知っておくと便利です。この記事では、固いアボカドを柔らかくする対処法や、おいしく食べられる調理法を紹介します。

記事の目次

  1. 1.アボカドについて
  2. 2.固いアボカドは食べられる?
  3. 3.固いアボカドを柔らかくする対処法
  4. 4.固いアボカドを柔らかくする調理法
  5. 5.固いアボカドを使ったアレンジレシピ
  6. 6.固いアボカドを柔らかくするときの注意点
  7. 7.固いアボカドもおいしく食べよう!

アボカドについて

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アボカドの特徴

アボカドは、ザラザラとした皮と鮮やかな黄緑色の果肉が特徴のメキシコ原産の果物です。濃厚で滑らかな口当たりをしており、栄養価も高いことから「森のバター」とも呼ばれています。果皮の色は未熟なころは緑色で、熟すとともにだんだんと黒っぽく変化します。国内で流通しているもののほとんどは、チリやメキシコなどの海外産です。

アボカドの栄養価

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脂肪酸

アボカドは全体の約20%が脂肪分でできており、中でも「不飽和脂肪酸」を多く含みます。不飽和脂肪酸は血液をサラサラにするのに役立ち、コレステロール値上昇の抑制や血流をよくする効果も期待されています。

そのほかの主な成分

そのほかの主な成分としては、アンチエイジングに役立つビタミンEなどの「各種ビタミン群」、体内のナトリウムを排出し高血圧予防に効果的なカリムなどの「ミネラル」が挙げられます。また便秘改善をサポートする「食物繊維」も含みます。

おいしいアボカドの見分け方

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おいしいアボカドは、皮にハリと艶があり、きれいな卵型をしています。すぐに食べる場合は柔らかくて黒っぽいものを、数日後に食べる場合は固くて深緑色のものを選びましょう。ヘタが取れると、その部分から傷みが進み黒ずんでくるため、ヘタのついているアボカドを買うことをおすすめします。

いつまで経っても皮が黒っぽくなりません。なぜでしょう?


熟しても皮が黒くならない「ベーコン種」と呼ばれる品種のものかもしれません。ベーコン種の場合は色での判断ができないため、実を軽く握って柔らかくなっているかどうかで食べごろを見分けましょう。ちなみに、果皮が変色するものは「ハス種」と呼ばれるもので、輸入品の9割を占めています。

固いアボカドは食べられる?

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アボカドは固くても問題なく食べられます。生の状態でも調理しても、体に悪影響を及ぼす心配はありません。熟れていないアボカドは完熟したものに比べると食感は固く風味も劣るので、サラダなどの生食には向きません。またディップやソースなどに加工する場合も、固い状態では潰しにくく、青臭さが残ります。

固いアボカドの食べ方

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固いアボカドの食べ方は2パターンあります。1つ目は「熟すまで待つ」方法です。効果的な方法で放置することで、時間をかけずに通常よりも早く追熟できます。2つめは「加熱調理する」方法です。アボカドは温めることで柔らかくなるだけでなく、煮る、焼くなどさまざまな加熱調理に向いています。

追熟とは何ですか?

追熟とは、果物などを収穫した後に一定期間置くことで、甘さや柔らかさをアップさせることをいいます。全ての果物が追熟できるわけではないため、注意が必要です。追熟に向く果物としては、キウイ、メロン、西洋梨、すももなどが挙げられます。夏場は追熟が進みやすく腐りやすいので気をつけましょう。

固いアボカドを柔らかくする対処法

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対処法①密閉する

アボカドを簡単に柔らかくするおすすめの対処法1つ目は、「密閉する」ことです。アボカドは熟すにとともに、植物の熟成を促す働きを持つ「エチレンガス」という物質を発生させます。密閉することによってアボカドがエチレンガスに包まれるため、効率よく追熟が進みます。常温で管理しますが、夏場の暑い時期には腐りやすくなるので気をつけてください。

対処法②リンゴやバナナと一緒に保存する

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おすすめの対処法2つめは、「リンゴやバナナと一緒に保存する」方法です。リンゴやバナナはアボカドと同様にエチレンガスを発生させます。エチレンガスはアボカドだけでなく、周りにある野菜や果物の追熟を手助けする役割も果たすため、アボカドを単品で置いておくよりも効果的に追熟を進められます。

対処法③日に当てる

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おすすめの対処法3つ目は、「日に当てる」ことです。アボカドの追熟に適した温度は、約25℃です。日の光に当てることで熟成が早まり、比較的簡単に柔らかくできます。しかし夏場など気温が高い時期は腐りやすく、冬場や寒い時期には熟成しにくくなるので、季節によっては注意が必要です。

対処法④冷蔵庫の上で保存する

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おすすめの対処法4つめは、「冷蔵庫の上で保存する」方法です。冷蔵庫の上は、約25℃の暖かさがあり、アボカドの追熟に適した環境になっています。しかし、火元や暖房が近くにある場合は25℃を越える場合があるため、きちんと温度を確認してから実行してください。夏場は温度が上がりやすく腐りやすいので、こまめに観察しましょう。

固いアボカドを柔らかくする調理法

調理法①レンジで加熱する

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アボカドを追熟させる時間がない人には「レンジで加熱する」方法がおすすめです。アボカドを洗い、半分に切って種を取り除きます。耐熱容器にのせてふんわりとラップをしたら、600Wで1分加熱しましょう。柔らかさが足りないようであれば、さらに30秒ずつ加熱を繰り返してください。1分~3分ほど温めるだけで十分柔らかくなります。

注意点①追熟できたわけではない

アボカドをレンジで加熱しても、追熟できるわけではありません。温めることで柔らかくはなりますが、熟成されたときのような濃厚でクリーミーな味わいには仕上げられないため注意が必要です。熟成はされませんが、柔らかく、あっさりした味わいを楽しめます。

注意点②青臭さが残る場合がある

ほとんど熟成されていないアボカドを加熱した場合、青臭さが残ることがあります。気になる人は、1日だけでも追熟させるか、購入時に固すぎるものを選ばないようにしましょう。

調理法②茹でる

電子レンジを使う方法以外では、「茹でる」方法もあります。アボカドを洗い種と皮を取り除いたら、一口大にカットしましょう。小鍋に水を入れて沸騰させ、パスタを茹でるときのように塩を一つまみ入れます。アボカドを入れて中火で2分ほど茹でたら、ザルにあげてください。

注意点①茹ですぎない

アボカドを茹ですぎると、柔らかくなりすぎたり溶けてしまったりするため、茹で時間には注意が必要です。5分以上煮ることのないように気をつけましょう。変色しやすいので、調理後はすぐに食べるようにしてください。

注意点②栄養価が減る

アボカドは栄養豊富ですが、熱に弱いものや水に溶けだす成分も多いため、茹でることで栄養価が減る場合があります。しかし、長時間茹でなければ溶け出す成分量を最小限に抑えられるので、それほど神経質になる必要はありません。栄養を効果的に摂取したい人は、時間をかけて追熟させてから食べることをおすすめします。

ボタニ子

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次は、固いアボカドを使ったアレンジレシピを紹介するよ!

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固いアボカドを使ったアレンジレシピ

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