ラベンダーの増やし方ガイド!簡単に増やせるのは挿し木?株分け?種?

ラベンダーの増やし方ガイド!簡単に増やせるのは挿し木?株分け?種?

ラベンダーは香りがよく癒し効果のあるハーブです。お気に入りのラベンダーをもっと増やしたいと考える方もいるかもしれません。ラベンダーの増やし方は、挿し木、種、株分けがあります。ラベンダーのかんたんな増やし方とそのポイントについて解説します。

記事の目次

  1. 1.ラベンダーの増やし方を知りたい!
  2. 2.ラベンダーの最もかんたんな増やし方:挿し木
  3. 3.ラベンダーのもう一つの増やし方:種まき
  4. 4.ラベンダーでやってはいけない増やし方?:株分け
  5. 5.まとめ

ラベンダーのもう一つの増やし方:種まき

ラベンダーは、香りの最もよい咲き始めの時期に刈り取られることも多いです。そのため、種を見ることは少ないかもしれません。しかし、ラベンダーにも種はできます。自然界ではこぼれ種で増えるのです。動画のように種を食べにくる小鳥もいて、リラックス効果をうたったラベンダー配合の鳥餌もあります。

種まきは株をたくさん増やせる

種まきで増やす場合は、花が咲くようになるまでが挿し木より長く、2~3年かかります。また、家庭で採取した種の場合は、元の株の性質を受け継ぐとは限りません。しかし種まきでは、一度に多くの株が増えることが利点です。種から育てたラベンダーに花が咲いた喜びは格別です。ラベンダーを種から増やすためにはどうしたらよいでしょうか。

種の採り方

Photo byCeeline

ラベンダーの種を採取する時は、まず茎から刈り取ります。これをドライフラワーを作る要領で束ねて、風通しのよい日陰に逆さまに吊るしておくのです。よく乾燥したら、白い紙の上で花をもみほぐすと、黒い小さな種が採れます。かんたんですが、種がとても小さいので注意して扱いましょう。

種まきに適した時期と準備

Photo byHans

種まきに適した時期は4~5月、気温20℃前後の時期です。ラベンダーの種は一定期間寒さを感じてからでないと発芽しない性質があります。そこで、種をまく前に2週間ほど、冷蔵庫に入れて冬を体感させることが必要です。その後、発芽促進剤(ジベレリン溶液)を説明書通りに薄めた溶液か水に、種を3日間浸します。水に浮く種は発芽しないので使いません。

まき床には深すぎない容器を

種まき用の土には、ピートモスと苦土石灰を混ぜて10日以上寝かせたものか、種まき専用の土を使います。まき床に適しているのは深すぎない容器です。専用のセルトレーや小さな鉢を使ってもよいですが、水が抜ける穴を開ければプラスチック容器も使えます。卵のプラスチックケースを用いるのもよいアイデアです。

種まきの方法

種まき用の土はあらかじめ水を含ませておきます。種が小さいので、後から水をあげると流れてしまうからです。湿った土の上に種をまいて、隠れる程度に土を被せます。表面が乱れないように、霧吹きなどでやさしく水やりをしましょう。発芽までは明るい日陰に置き、土が乾燥しないようにすることが大切です。保湿のためにラップなどで覆う方法もあります。

発芽後の手入れ

種まきから2週間ほどで発芽したら、やさしい風が通る半日陰に移します。苗が育つには15~20℃が適温です。葉の色が濃く、茎がしっかりした元気な芽を残して間引きをします。本葉が3~4枚出たら、苗として鉢に植え替える時期です。植え替え後落ち着いたら、土が乾いたのを確認してから水やりをするようにします。苗が小さいうちは夏の直射日光は避けましょう。

ボタ爺

ボタ爺

ラベンダーでは株分けをすることはできんのかのう?

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ラベンダーでやってはいけない増やし方?:株分け

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