エリゲロンとは?
エリゲロンは、キク科の多年草植物で、色鮮やかで小さなかわいらしい花をたくさん咲かせます。耐寒性・耐暑性に強く、石垣の隙間やロックガーデンのような過酷な環境でも成長する生命力の強さから、初心者におすすめの非常に育てやすい植物です。園芸用植物として日本でもよく栽培されていますが、素敵な花言葉をもち、切り花としても人気があります。
エリゲロンの特徴
分類 | キク科 ムカシヨモギ属(エリゲロン属) |
学名 | Erigeron |
別名 | ゲンペイコギク(源平小菊)、源平菊、ペラペラヨメナ |
原産地 | 北アメリカ |
生態 | 常緑、多年草植物 |
草丈 | 5~100cm |
花色 | 白、ピンク、青、オレンジ、紫、黄色 |
開花時期 | 5~11月 |
花言葉 | 「遠くから見守ります」「移り気」 |
エリゲロンは、全世界に200種類以上の品種があり、広く分布しています。日本では中部地方より北側の草原などに自生しており、常緑で開花時期が長いことから花壇を華やかにする植栽や寄せ植えとして、また、這い性であることからグランドカバーとして栽培されることも多いです。花色が白色からピンク色に変化する品種が主流ですが、種類によりさまざまな花色があり、開花時期や草丈の大きさなどそれぞれ異なる特徴があります。
エリゲロンの育て方
エリゲロンは生命力が強く、育て方の比較的簡単な植物です。園芸初心者が育てる植物としておすすめで、庭植え鉢植えどちらでも育てることができます。常緑の多年草植物であることや、鮮やかな色の花を咲かせることから、花壇での植栽や寄せ植え、切り花としても人気です。比較的育てやすい植物ですが、種類によっては育て方が異なるものがあるため、注意をしてください。
植え付け場所と最適時期
エリゲロンは耐寒性、耐暑性に優れる育てやすい植物です。草花用もしくは野草用の培養土に植え付け、なるべく日当たりのよい場所で管理してください。多くの種類は過酷な環境でも育ちますが、種類によっては、日当たりのよい場所と水はけのよい用土がある環境を好むものがあります。育てる種類による適切な環境を調査してから植え付けましょう。植え付けに最適な時期は、春と秋です。
水やりの方法
水やりの頻度が多すぎると、根腐れを起こして枯れることがあります。庭植えで育てる場合は、夏場に雨が降らない日が続く場合以外は水やりは不要です。鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。庭植え、鉢植えどちらで育てる場合も、水はけのよい用土で、乾燥気味に管理をしましょう。
肥料の与え方
エリゲロンは肥料をほとんど必要とせず、与える肥料が多すぎると花が咲きづらくなるため注意が必要です。植え付ける際に肥料を用土に混ぜ込んでおく必要はありません。追肥として、春と秋の年2回、少量の緩効性化成肥料を与える程度で十分です。
次のページでは、エリゲロンの管理方法と増やし方について説明します!
出典:写真AC