テマリソウ(手毬草)とは?花言葉・開花時期などの特徴や飾り方を紹介!

テマリソウ(手毬草)とは?花言葉・開花時期などの特徴や飾り方を紹介!

テマリソウという花をご存知でしょうか。テマリソウは一見、緑色のふわふわとしたマリモのような花ですが、そのかわいらしい姿から、たくさんの園芸品種のなかでも人気があります。この記事では、そんなテマリソウの魅力や特徴、飾り方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.テマリソウ(手毬草)とは
  3. 3.テマリソウの花言葉
  4. 4.おすすめの飾り方
  5. 5.まとめ

はじめに

テマリソウは、緑色のマリモのような花です。ふわふわとかわいらしい姿から「グリーントリュフ」とも呼ばれ、人気を集めています。この記事では、テマリソウの特徴や魅力、飾り方などをご紹介します。

テマリソウ(手毬草)とは

開花時期

出典:写真AC

テマリソウの開花時期は5月~7月の暖かい季節で、直径3cmほどの球状の房が開花します。また、夏の高温多湿が苦手で、暖かくじめじめした地域では育ちにくい植物です。そのため、厳しい夏の暑さを乗り越えられずに枯れてしまうケースが多いとされています。一方で、テマリソウの切り花は、ほかの生花と比べ日持ちするため、すぐに枯れる心配はいりません。

テマリソウは「ナデシコ科」の仲間

Photo byPezibear

実は、テマリソウはナデシコ科の花の仲間です。テマリソウの緑でふわふわとしている部分は、本来、ナデシコにあった花弁・雄しべ・雌しべが変異したものです。そのため、花が咲いたり、しおれたりすることはなく枯れていきます。ナデシコのような花は咲きませんが、葉や茎はナデシコのそれとよく似ています。ちなみに、ほかのナデシコ科の仲間には、カーネーションやカスミソウなどがあります。

テマリソウは季節をめぐる「多年草」

Photo bynastya_gepp

多年草とは、植物の地上に出ている部分が枯れても、根は生きているような植物を指します。テマリソウは寒い環境で育つ多年草で、オフシーズンで活動していない季節の間も、土の中で次の開花時期をずっと待っています。

原産地や手入れ方法

テマリソウの原産地はヨーロッパです。切り花での流通・販売が主流で、苗はほとんど流通していませんでしたが、2016年頃からは苗でも出回るようになりました。夏は半日陰や日陰に避難させ、涼しく風が通る場所に置くことで長持ちします。

出典:写真AC

また、湿度に弱いため、水のやりすぎにも注意が必要です。冬の寒さには強く、霜が下りても枯れないほどですが、土が凍るくらい寒い場合は根が耐えられません。切り花として花瓶などに生けたい場合は、茎の部分についている葉はきれいに取り除き、こまめに水替えをしてヌメりをとることがポイントです。

ボタニ子

ボタニ子

う~ん、寒さには強いけど、寒すぎには注意しなきゃだめなんだね!

テマリソウの花言葉

Photo byMyriams-Fotos

テマリソウは比較的新しい園芸種です。園芸種とは、交配によって人為的に作られた植物のことです。そのため、古来より伝えられる花言葉はありません。近年つけられたものとして『純粋な愛』『思慕』『才能』があります。テマリソウの元の品種である「ビジョナデシコ」の花言葉は『純粋な愛情』『細やかな想い』ですが、遺伝子だけでなく花言葉も受け継いでいるところに、ロマンが感じられるでしょう。

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