オキシペタラム(ブルースター)の概要
オキシペタラムはブラジル、ウルグアイなどを原産地とする半つる性の草花です。淡いブルーの花色と星のような花形から「ブルースター」とも呼ばれています。その特徴的な花色と花形から、当初は切り花用植物として流通していましたが、近年はガーデニング用植物としても流通するようになりました。
名前の由来
「オキシペタラム」という名前の由来は、以前の属名です。現在はトゥイーディア属に分類されているため、英語では「Tweedia(トゥイーディア)」と呼んでいます。ちなみにオキシペタラムには、ギリシャ語で「鋭い花弁」という意味があります。別名の「ブルースター」は青い花色と、5枚のシャープな花びらが星のように見えることが由来です。
オキシペタラムの基本データ
学名 | Tweedia caerulea |
科名 | キョウチクトウ科(ガガイモ科) |
属名 | トゥイーディア属(オキシペタラム属) |
和名 | ルリトウワタ(瑠璃唐綿) |
別名 | ブルースター、Tweedia(トゥイーディア)、Southern star(サザンスター) |
原産地 | ブラジル、ウルグアイ |
草丈・樹高 | 40cm~100cm |
開花時期 | 5月~10月上旬 |
花色 | 青、ピンク、白 |
オキシペタラム(ブルースター)の特徴
特徴①咲き進むと色が変わる
淡いブルーの花色が印象的なオキシペタラム(ブルースター)ですが、じつは咲き進むごとに花色が変わる特徴を持っています。咲き始めはきれいな淡いブルーですが、時間の経過と共に青みが強くなっていきます。そして咲き終わりには、薄紫色に変化しているのです。最初から最後まで、飽きずに鑑賞できる花といえるでしょう。
特徴②暑さに強いが寒さに弱い
熱帯地域を原産とするオキシペタラムは、暑さに強い反面、寒さに弱いです。そのため本来は多年草ですが、冬に枯れてしまう恐れのある日本では、一年草として扱われています。冬は室内か温室で栽培するほうがよいでしょう。ただし、もともと丈夫な草花のため、暖地なら霜除けすれば戸外での冬越しは可能です。
特徴③雨に弱い
オキシペタラムは病気に強く丈夫な植物ですが、雨に弱いという弱点があります。雨にあたると花や葉が傷んでシミができてしまうため、雨にあたらない場所で管理するのが基本です。日陰や湿気にも弱く、暗くてジメジメした環境に置いていると、衰弱して枯れてしまう恐れがあります。梅雨時の管理には特に注意を払いましょう。
特徴④乳汁に注意
オキシペタラムを切ると、切り口から乳汁が出てきます。この乳汁には人体によくない成分が含まれているため、触れるとかぶれてしまう可能性があります。肌が弱い方は特に注意が必要です。切り花にしたり剪定したりする際には、ゴム手袋を着用し、切り口は洗い流すなど乳汁に触れないようにしましょう。
乳汁にうっかり触ってしまった場合は、すぐに洗い流しましょう。
書籍や資料によっては「オキシペタルム」と表記している場合もあるよ。どちらの表記でもOKだから、好きなほうを使ってね。