オキシペタラム(ブルースター)の種類・品種
種類・品種①ブルースター
オキシペタラムの基本種です。オキシペタラムというと、大体はこの種を指します。名前が示すように、澄んだ青い色と星型の花びらが美しく、切り花としても人気です。花が小さいので、花束にする際はメインの花の隙間を埋めるのに役立ちます。印象的な青色も、差し色としてうってつけの花色です。
種類・品種②ホワイトスター
オキシペタラムの白花品種です。開花時期に入ると、ホワイトスターという名前のとおり、星型の真っ白な花をたくさん咲かせます。主に切り花用として生産されているため、他のオキシペタラムと比べるとガーデニング植物としての流通が少なく、入手しにくい場合もあります。購入の際には注意しましょう。
種類・品種③ローズスター
濃いめのピンク色が印象的なオキシペタラムです。「ピンクスター」とも呼ばれています。基本種のブルースターと比べると、花はやや小さめですが、花つきがとてもよい品種です。明るい花色もあって、満開時は華やかな光景が見られますよ。花後に切り戻しすれば、繰り返しよく咲きます。
種類・品種④ピュアブルー
流通量が多い品種です。花色はブルースターによく似ていますが、ブルースターが細長く鋭い花びらを持つのに対して、ピュアブルーは丸い花びらを持っています。そのためとても愛らしい雰囲気がある品種です。ブルースターよりも水揚げがよく花もちもよいことから、もっとも多く流通する品種となりました。
オキシペタラム(ブルースター)の花言葉
オキシペタラムの花言葉は「信じあう心」「幸福な愛」「星の精」「早過ぎた恋」「身を切る想い」です。「信じあう心」は、青色が聖母マリアのシンボルカラーであることに由来しています。「幸福な愛」は、欧米の古い風習「サムシングブルー」が、また「星の精」はオキシペタラムの神秘的な青色と、星のような花形が由来です。
サムシングブルーとは?
花言葉の由来は結婚式の風習
欧米には結婚式の際に、花嫁が「サムシングフォー」と呼ばれる4つのアイテムを身に着ける風習が古くからありました。この4つのアイテムを身に着けて嫁ぐと、幸福になれるとされています。サムシングブルーはその1つで、青いものを身に着けることです。青色は聖母マリアのシンボルカラーであることから、花嫁の純潔を表しているといわれています。
ちなみに残りのサムシングフォーは、以下の3つです。
- サムシングニュー:新しい物を1つ身に着けること。結婚後の新生活を表す
- サムシングオールド:古い物を1つ身に着けること。先祖代々の伝統を受け継いでいくことを表す
- サムシングボロウ:借り物を1つ身に着けること。周囲の人との縁や幸福にあやかることを表す
花言葉の意味もそうだけど、小さくてかわいい青い花のブーケは、可憐な花嫁にピッタリだよね。
オキシペタラムの花言葉まとめ
- オキシペタラム全般の花言葉:「信じあう心」「幸福な愛」「星の精」「早過ぎた恋」「身を切る想い」
- 種類別・色別の明確な花言葉はなし
まとめ
欧米ではオキシペタラムの青色を、聖母マリアのシンボルカラーとしてだけではなく、男の子のラッキカラーとしても大切にしてきました。男の子が産まれると、出産祝いとしてオキシペタラム(ブルースター)の花束を贈る風習があるほどです。サムシングブルーも素敵ですが、この風習も素敵ですね。この風習にならって、オキシペタラムの花束を、大切な方への贈り物に選んでみるのもよいでしょう。
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この花言葉の由来もあって、オキシペタラムの花は、花嫁のブーケにもよく利用されているんですよ。