セルリアとは?どんな花?種類や特徴から増やし方など育て方を解説!

セルリアとは?どんな花?種類や特徴から増やし方など育て方を解説!

南アフリカのほんの限られた地域でしか自然栽培が難しいセルリア。可憐で透き通るような美しい花の色、ネイティブフラワーらしい大ぶりの花姿は、見る者を虜にする魅力があります。セルリアの特徴や管理のコツなど、四季のある日本でセルリアを育てる秘訣をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.セルリアとは
  2. 2.セルリアの種類
  3. 3.セルリアの花はどんな花?
  4. 4.セルリアの特徴
  5. 5.セルリアの育て方
  6. 6.セルリアの増やし方
  7. 7.まとめ

セルリアとは

セルリアは、南アフリカ原産のヤマモガシ科セルリア属、学名「Serruria florida」の植物で、40種以上の品種があるといわれています。別名「ブラッシング・ブライド」と呼ばれ、故ダイアナ妃のウエディングブーケに選ばれた花として有名です。日本での栽培は、難易度が高いため鉢植えでの流通よりも切り花としての流通が主です。

ボタニ子

ボタニ子

故ダイアナ妃のブーケに使われたのは、セルリアのなかでも特に有名な「セルリア・フロリダ」という品種だよ!

セルリアの種類

40種以上あるセルリアは、夏の暑さや冬の寒さに弱く土地を選ぶため、日本では希少で高価な植物です。それでも、セルリアの美しさと独特の花姿に魅了され、ネイティブフラワーの1つとして、その名が知られるようになりました。それでは、日本でも流通のある有名な品種をご紹介しましょう。

セルリア・フロリダ

セルリアの別名(英名)にもなっている「ブラッシング・ブライド」は、この「セルリア・フロリダ」という品種を指します。セルリアのなかで際立って美しい品種とされ、「頬を染めた花嫁」という英名があり、ブライダルフラワーとして用いられています。ガラスのように透き通る美しさと、優しいピンク色で気品が魅力です。草丈は1~2mにも成長します。

ボタニ子

ボタニ子

ブライダル業界で「セルリア・フロリダ」は、世界中で知名度の高い人気の品種なんだよ!

セルリア・プリティピンク

セルリアのなかでも比較的寒さに強く丈夫な品種が「セルリア・プリティピンク」です。開花期間が1~2カ月と長く、花の少ない真冬の時期に上品なピンク色で楽しませてくれます。この品種は、紫外線をよく浴びることで、より鮮やかなピンク色に発色します。

セルリア・カルメン

オーストラリアで品種改良された最新のセルリアが「セルリア・カルメン」です。小ぶりの花と花付き、花持ちのよさが特徴で、濃いピンク色の花をコンパクトに咲かせます。また、暖かい環境にも強く、暖かい地域での地植え栽培も可能な品種です。ただし、夏場の高温多湿には注意が必要です。

ボタニ子

ボタニ子

「セルリア・プリティピンク」と「セルリア・カルメン」は、ヤマモガシ科プロテア属に属するよ!

セルリアの花はどんな花?

セルリアは、ネイティブフラワーで有名なプロテアやリューカデンドロンと同じヤマモガシ科の植物ですが、ワイルドな印象というよりは、優しく繊細な雰囲気の花を咲かせます。ほんのりピンク色の花弁に見える部分は「総苞」で、この総苞の中にあるのが花です。12~4月の開花期に総苞がゆっくりと開いてくると中の花を見られます。

ボタニ子

ボタニ子

総苞が開いて花が咲いた姿は、フワフワのピンク色の綿毛みたいだよ!

セルリアの花言葉

セルリア(ブラッシング・ブライド)の花言葉には、「ほのかな思慕」、「可憐な心」、「優れた知識」があります。セルリアのほのかなピンク色の総苞が可憐な印象であることから、また優れた環境を選ぶ性質からこれらの花言葉が生まれたのでしょうか。世界中で、切り花、ドライフラワーとして大人気のネイティブフラワーです。

ボタニ子

ボタニ子

しとやかな花嫁を連想させるような花言葉だね!

セルリアの特徴

南アフリカのなかでも限られた土地でしか自然栽培が困難なセルリアは、耐暑性と耐寒性の両方に弱く、また蒸れを嫌います。そのため、日当たりがよく水はけのよい酸性土壌で、冷涼な風が吹く好条件な環境が必要です。セルリアの気品はこの貴重な環境から生まれるのでしょうか。

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セルリアの育て方

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